─光る波の間─

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ほんの少しの好奇心が

2004-09-27 20:42:40 | つれづれ
夕べ、平成中村座のニューヨーク公演を放送していました。
すごく見てみたかったので、楽しいな♪と思いながら見て、今日はちょっと
眠たかったんですが。(´`)
会社の人も、舞台が好きだそうで見たらしかったんですけど
「途中まで見たけどやっぱわかんないやって思って止めちゃった」
そうです。

あ--.....そうなんですよねー、台詞回しだの言葉遣いだの、
いくら現代風にアレンジされてても、‘歌舞伎’って思った瞬間に
「わからん!」という先入観が。。。
客席についてる解説用のイヤホン、あれ私にもちょうだい!って思う思う。
私だって別に台詞が全てわかるわけじゃー無いです。

親が見て、ついでに見せられて、なんとなく慣れてたというのは確かに幸い。
とりあえず、玉三郎さんなら綺麗というだけで見飽きなかったし。
ほんのちょっとした好奇心です。
「なんであんなに綺麗に見えるの?」「見得って何?」
‘女形は役の年令によって自分を指す指の向け方を変えるんですよ’
‘見得を切るっていうのは映像でいう、クローズアップですよ’

 なーーるほど!!

自慢じゃないけど私はものすごく好き嫌いが激しかった。
単純に生まれついた好みだけで、おもしろくないと思ったら我慢もしない。
親によく怒られてまして、日本画見に連れていかれて「日本画嫌い」といったら
「好き嫌いじゃなくちゃんと見なさい!」と。(苦笑)
親には、戦後で情操教育が受けられなかったというコンプレックスがあったから。

ただしやりたいものをやらせてもらえず、やりたくもないものをやらされたけど。

でも、そういうものでも絶対無駄じゃないんです。とっかかりになります。
でやっぱり何より好奇心が大切だと思う。
何がいいのか分らなくても、なんでだろう?と思うこと。
宇宙のことが知りたくて、「やさしい物理入門」なんて買ってみたこともある。
(結局私は小学生相手の「○○のひみつ」くらいが分相応と納得しましたが)

そうしているうちに、嫌いだ苦手だと思ってたものが大好きになったりする。
絵の意味が分らなくても、画法やタッチを見て画家の思いが伝わることもある。
それはやっぱり、嫌いだけど基本を勉強していろんな画法を知ったから広がった世界。
勘も働くようになってきて、それこそいいものを嗅ぎ付けたり、
人の意見に左右されずに選ぶことができるわけで。

ま、なんでもいいじゃないですか。
好きな人が好きって言ってるものに食い付いてみるってのも、よくやりましたよ(笑)
その人がいなくなっても私の財産は増えますもん。

いやだから、ほんとにおもしろかったですって!
黒子の装束つけて舞台作ってたのはリンカーンセンターのスタッフだし、
最後にはニューヨーク市警にピストルで囲まれたんですから!

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