─光る波の間─

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いいドラマだった。

2007-03-22 23:03:43 | つれづれ
『拝啓、父上様』終わっちゃいました。
なんていうか、余韻のあるドラマでした。
出来事ではなく、その空気感というか‥
そういうものが印象として残る。

みっちりと濃い時間。
適当に、説明的に話が進むんじゃなく。
あくまで、あの場所で生活している人々の、
「ある時期」を切り取った…。

前半は女性たちが次々と各々の方向へ旅立っていって、
なんだか一平くんは置いてかれてる感じだったけど、
彼もちゃんと進んでいきましたね。

夢子さんの 「グッバイ」 には、やられたなあ。。。(TT)
あの人は神楽坂の象徴、神楽坂の夢。
だから夢子さんて名前にしたのかしら。

エンディング。
皆々のその後、といったカットが流れていって、
じ----ん・・・ とした最終回だったのでした。

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『ゆれる』観る。

2007-03-22 18:29:27 | 音楽・映像・アート
映画館に行きそびれていたので、
ようやく、今、観た。

ゆれる ‥ ゆれる ‥ ゆれうごく

長い年月。

こころに降り積もったなにか。

あれは偶然、起こってしまったこと?

無意識の下で蠢いてたモノが引き寄せた?




“あの橋はまだ架かっているだろうか”

まだ、繋がっているのだろうか。

私は立ち止まる。
私は‥?ほんとうに、繋がっているのか?

いい奴 ってなに?

あなたのため は、誰のため?


映画の中で兄弟は、パンドラの箱の蓋が開いてしまった。
ゆえに徹底的に壊して壊れて、再生した。

たとえば、流行言葉のような「癒し」「リラクセーション」ということが、
その人にほんとうに起こるためには、生まれ変わるためには、
その前に激しい混乱・葛藤、自分との格闘があるもの。

『ゆれる』は、そういう映画だとも言えるかもしれない。

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日本アカデミー賞で、最優秀助演男優は香川照之にあげたかったという人が
すごくたくさんいるわけがようやく解りました。

オダギリジョーの号泣シーンは、『耳に残るは君の歌声』のJ・デップを思い出し。
メイキングで、そのシーンを撮るところがあったけど、
あんな近くにスタッフがひしめいてる場所で、グゥっと体をストレッチして、
体勢を作ったか と思うともう泣いてた!
すごい。役者恐るべし、ですな。
こりゃーオトコの涙も信用できませんわ。笑

あと、検察官役のキム兄のやらし~~ぃ演技も良かったね。

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