─光る波の間─

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ただいま

2006-12-12 22:16:08 | つれづれ
前沢SAのイルミネーション。
各サービスエリアも色々工夫してますなぁ。

弘前は雪が無かった。
実家では、屋根雪に備えて隣家との間に
高い柵を取り付けたのに、虚しく聳え立っていたわ。w
ま、年寄りからすれば雪が無いのはなにより。
なにせウチの男どもは動かないからね~。^^;

朝の雪かきはほとんど母親か嫁さん。
甥の兄貴のほうは手が空いてればやるけど、
弟はよほど言わないとやんない。
私の兄なんか、私が雪かきしてる後ろをそ~っと着いてきて、
表の道路まで到達するとさっさとそのまま出かけていきやがったりするし。(ー"ーメ
しかしま、ぎゃーぎゃー言いながらも
ウチのことをせかせかとこなしてるんだから、母元気ってことだね。
頭のテンポに体が着いて来なくなって、「年だわ~」なんて嘆いているけれど。

母は、父が亡くなって1年くらいはふっと声が聞こえたり、気配を感じたりしていたそうだ。
私はというとほとんどそういうことを感じなくて、“お母さんの傍にいるな”と思ってたので、
やっぱりなと。
父と私は生前はお互いの思いのすれ違いとか、
根本的に考え方を理解しあえないもどかしさとかあったけど、
亡くなる前に付き添って看病して、その短い間に関係性とか気持ちを全て清算できたのが、
互いにとってとても良かったと思う。
言葉も交わせない、筆談もできない、意識が朦朧としている・・・
そういう状態の人間との間にも、たしかに流れるものがある。ということを学んだ。
そして、人というのは本当に、子どもへと還っていくんだなと思った。
ずっと意志の力と、親としてこうあるべきという自分の考えを貫いていた父。
それが、本能と感情の面が強くなって、嬉しいときに見せる笑顔がまるで
赤ちゃんのようにぱぁっと輝いた。

ああ、こうして人は生まれる前の、源の世界に戻っていくのか・・・。

母が言っていた。
「大きな大きなおむすびを、美味しそうに頬張って、にこにこと笑って歩いて行った。
そういう夢見て、あ、この世から離れたのかなぁと思ったの」


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