─光る波の間─

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今日の音読

2005-10-31 22:52:21 | 
自分の中の<子供>に、読み聞かせするつもりで。


 ・・・・
 「<いんげん>を見たのかい?」
 とジェームズが言いました。
 「それを言うなら<にんげん>だろう」とロジャー。
 「その<にんげん>を見たのよ」
 とハリエットは言いました。
 「そして向こうも私のことを見たのよ」

 「それはお前のことを追いかけてきたかい?」
 「そいつはあなたのことを蹴飛ばした?」
 「そいつは何か投げてきたかい?」

 「いいえ、私が空を飛んでいるのをただじっと見ていただけ。
 目をまん丸くしていたわ。まるで猫みたいに」


『空飛び猫』(講談社文庫)/作:ル=グィン、訳:村上春樹




空を飛ぶ猫?空を飛ぶ猫?
なんだって?読んでみなくちゃ!…と、
何年か前、本屋の友人を通じて取り寄せ。

このお話の存在を知ったのは、
『猫だましい』という、河合隼雄さんの本からでした。
心理療法の大先生ですが、ダジャレ好きで
アソビ心を忘れない方です。
さまざまな猫を主人公にした童話や文学から、
人間のたましいのはたらきを語っておりまして、
エジプト神話の猫女神から、少女マンガの猫まで、
幅広く紹介していてとても面白かったのでした。




『空飛び猫』は、
なぜかはわからないけど、翼のある子猫が4匹
誕生してしまったことが始まりであり全て。
河合さんが仰るように、他に何もないのだ。笑

「なぜなしに」ということが、もっとも大事なことで、
なんでもかんでも「その理由」を尋ねられ、
釈明しなければいけない人間社会とは正反対。
だからこそファンタジーなんだけれども。
でも現実に自分が感じたり思ったりすることには、
「なぜと言われても困る」ことの方がよほど多いよね。

『猫たましい』の<解説>は、大島弓子さん。
本文中でも大島さんの作品を取り上げており、思わずニヤリ。
そして<解説>というとたいていは、“この作家のこの文章にしてやられた!”という、
決まり文句のようなセリフのオンパレードになることろ、
さすが漫画家、4ページの<感想マンガ>を描いてくれた。

それがまた、思わず にこり としてしまうマンガだったのでした…。

*



冬支度

2005-10-31 17:19:16 | 生活・雑貨
玄米を買いにモールに行ったら、


最近の寒さにつられて、
このようなものを購入してしまいました。

足の裏の足跡は、滑り止め。



足首から熱は逃げてゆく。
だから、しっかりカバーしましょう。

以前使ってたのはもらいもので、
大きくて緩くて、いつもズルズルと
下がってしまいましたが、

今度はダイジョウブです♪


*