─光る波の間─

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思い出の波

2004-09-10 21:44:07 | 波乗り
最近海に行くの、2週間に1回ペース。
なんで今年は“あーっ!いい波だったな!”と満足できたのは‥
無い。と言ってもいいくらいです。
実際、“いいの、あったっけ?”って浮かんでこないもん。(苦笑)

“いい波だったなぁ”って思い出す波は決まってます。

初心者のころ、いつも行ってたポイントで、サイズは腰くらいなものだったけど、
目の前のフェイスが初めてしっかり見えて、‘サーーッ’と風を切る音が
はっきり聞こえた。
波の向こうに空や風景を見て、乗りながら、
思わず笑顔になった自分に気付いた時の波。

そこそこ乗れるようになって、より大きな波に乗りたいと野望に満ちていた頃(笑)
台風が通り過ぎた直後に、テトラ横からのレギュラーがいいポイント。
テトラ脇のカレントを利用すれば沖に出るのは、OK。
出たら乗る以外に帰って来れない‥。今考えると無謀この上なかったけど、出たんです。
パーリングは最悪!!だから、待って待ってベストポジションからテイクオフした時は
鳥肌が立ちました!いやなんかもう、恐怖感とも快感ともつかない感覚で。
全身の毛穴が開くって、あんな感じ!

ただしライディングは最低だったと思います。(笑)
波のパワーが、なんたって未体験ゾーンだったんでもー、レールが全然入らなくて
ほとんどボトムで滑り落ちて行っただけ。(爆)
当然トップに上がれるはずもなく、、、というかはなから上がる気無かったんですが。
「乗れたら帰らなきゃ」と思ってたので、一目散に岸を目指しました。
そこからが大変。(ーー;
途中はジャンクで強烈なカレントがあって、何度も揉まれて板捨てて潜って、
やっと岸に辿り着いたときには、しばらく動けませんでした。。。
ちなみに同じポイントでやっぱりでか波だったとき、見事にゲットに失敗して
ドルフィンで巻き上げられて、セット喰らいまくりで、やっと生還したときは
「ミノホドシラズデシタ、ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ・・・」
と海に向かってひたすら謝ってたっけなー。

で、3年ほど前かな。
ある河口で、やっぱり台風が去ったあとで潮回りもよく、「絶対イケル!!」
と確信して行ったら案の定、サイコーー!!!なグーフィーが割れてた。
ゲットはけして楽じゃ無かったけど、1ケ所‘道’があった。
セットが切れたときに全速力で沖に出た。
平日だったから人も少なくて、あれはほんとに気持ちよかったなー!
規則的に決まったところで割れて、ロングライドできて、ずっと顔が笑ってる。
たくさん波がやってくるから、誰もガツガツしてなくて、
お互い喋らなくても、「次行っていいよ」「今日は最高だね♪」って気持ちが
ポイント中に満ちてる感じだった。
好きなだけ乗って、「もう限界♪お腹いっぱい♪」ってくらい乗った。
やっぱこの日の波を一番思い出すかな。

‥‥そういうのを思い出して、時々反芻して楽しんでる。

さて、明日はどんな波になるんでしょう。。。

(^^)