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江戸東京博物館 『徳川の城~天守と御殿~』

ようやく猛暑日では無くなりそうな今日は、
江戸博で開催中の『徳川の城』展に行ってきました。
今年徳川家がフィーチャーされているのは、
今年が徳川家康没後400年と言うことだからですかね。

4月に行った『大関ヶ原展』の時は、
入場券を買い求める大行列に驚いたんですが、
その関が原の戦い後に成立した徳川に関連する今回の展覧会では、
そういう行列はありませんでした。
何で?

故に会場内も、余裕があります。
『大関ヶ原展』の時は、結構会場内も混んでいましたからねぇ。

今回の展覧会は、“徳川の城”と言う事なので、
江戸城はもちろんのこと、天下普請で造営されたと言われている、
名古屋城、大坂城、駿府城、二条城、彦根城、膳所城などについて、
絵図や図面などが展示されていました。

不勉強だったんですが、彦根城とか、膳所城と言う地方の城まで、
天下普請で造営されたんですね。
そう言う意味では、高田城(越後)とか、福井城(越前)とか、
篠山城(丹波)とか、丹波亀山城(丹波)なども、
天下普請で造営されたんだそうです。
正直、「へぇ、なんでそんな田舎も?」と思わないことはないですが、
江戸時代当時の場合、それなりに意味があったんでしょうね。
これらの城がいまは失われているのが返すがえすも残念。

駿府城の模型を静岡県立島田工業高校建築科の生徒が、
卒業制作として作成したものが、今回展示されていました。
面白かったのは、タブレットを用いたARで、
その模型に四季や、最後の炎上シーンを重畳表示するデモがありました。

それと、NHKと昭和女子大学が作成した江戸城御殿のCG映像も、
ありましたね。
大広間と、松の廊下、大奥などがCG再現されていました。

興味深かったのは、江戸城の図面。
バージョンが幾つかあり、改修などに寄る変更も有るようですが、
意外に正確に見えました。
きちんと設計図面に落とせば、建築できるのでは?と思うほどでした。
それにしても、あんなに部屋が沢山あったら迷うよなぁ。

展示終盤には、皇女和宮の輿入れ道具が展示されていました。
よく残っていたと思います。
もちろん物がいいのは当然ですが、
皇族の菊花紋章と、徳川家の葵の御紋が付いた道具は、
非常に珍しいですね。

それほど混んでおらず、見やすかったです。
そうそう。
洛中洛外図屏風(歴博D本)も、佐倉の歴博から出張展示。
展示は8月30日までらしいです。
佐倉でなく、両国で見たい方は、それまでにどうぞ。








名称徳川の城~天守と御殿~
http://tc2015.jp/
会期2015年8月4日(火)~9月27日(日)
会場東京都江戸東京博物館 1階特別展示室
当日観覧料一般1350円、大学生・専門学校生1080円、小学生・中学生・高校生・65歳以上680円
開館時間9:30~17:30(金曜日は午後9時まで 土曜日は午後7時30分まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日毎週月曜日 ※ただし8月10日(月)、9月14日(月)・21日(月)は開館
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