I LOVE NIKKI キャバリア絵本

愛しの5キャバリアズ

出ておいで

2006年12月09日 23時34分19秒 | 天使(キャバリア)たちのこと
ニッキィは、本当に優しいママだと思います。

気の小さなエフエフは、まだジョリーンが怖いようで、彼女からちょっと見つめられただけでもハウスに逃げ込んでしまいます。

ニッキィは、どの子にも気を配っていて、エフエフがしばらく外に出てこれないことに気が付くと、こうして呼びに行くのです。



ニッキィ「エフエフ、出ておいで。」



ニッキィ「出ておいでってば。」(爪を引っ掛けて扉を引っ張ります。)



ニッキィ「エフエフ~、もっと強くならなくちゃダメだぞぉ~。」








ニッキィは、いつも、こうしてエフエフをケージの外に連れ出しては、相撲(?)をとったり、おもちゃの引っ張り合いをしたりして、遊んであげるのでした。

↓こんな風に。







エフエフ、がんばれ~~!!






身近にある「残酷」

2006年12月09日 00時25分02秒 | 思うこと
今、法律が変わって、動物取扱業の登録申請が、新たに動物愛護センターで行われています。

その目的のため私が同施設に出向いた際に、対応してくださったのはまだ若い女性職員でした。

柔らかな物腰で優しい口調のその女性が、これまでにどれだけの辛さを経験してこられたのかを想像しますと、胸が裂かれる思いです。

話を伺いますと、センターには、毎日、なんと、30~50頭もの犬猫が連れて来られるのだそうです。理由は、転勤で飼えなくなったとか、こんなバカ犬は飼えないとか、こんなに大きくなると思わなかったとか、孫が犬アレルギーだからとか・・・・・

「愛護センターに連れて行く。」と言えば罪悪感が軽減されるとでも?いっそのこと、「処分場に」と言ってくれたほうが犬猫たちも納得できるでしょうに。

確かに、動物愛護センターでは、連れて来られた可哀想な犬猫たちのために、新しい里親を探す譲渡会が催されてはいます。が、新しい里親にめぐり合えるラッキーな(?)子なんてごくごくわずかで、殆どの子たちはガス室に送られるのですよ。信じられないことですが、愛媛県だけで、年間約8000頭の犬猫たちが処分されているのだそうです。

つまり、愛媛県という小さな地域だけで、年間約8000人もの人々が、自らの都合で一度は家族と呼んだ犬猫の命を絶っているのです。

このような出来事を動物虐待と呼ぶのか呼ばないのかは私にはわかりませんが、ニュースにもならないこの残酷な事態を、また、このような現実に立ち会わなくてはならない方々の存在を、この業種に携わる者が心に刻みつけることで、せめて、動物愛護と名のつく施設の意義が報われるよう願わずにはいられません。

最後に、動物愛護センターの女性職員がおっしゃっていた言葉を。

「莫大な費用をかけて、このような施設なんて要らないんです。ただ、みんなが、犬や猫の面倒を最期までみてくれさえすれば。」