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2024.1.3 王幸納(オサツナイ・309m)  ピークを目の前にして撤退!

 

 3日の昼近く、

「二風谷林道」を出て、

道々を「義経峠」に向かった。

そして「義経峠」の最高標高辺りに駐車。

そこには車1台分の駐車スペースがある。

ここから目指す「王幸納」には、

2年ほど前の暑い日に単独で登っている。

今回はHiromiが初めてとなる。

 「義経峠」は平取町と門別町の境界となり、

ここから「王幸納」(二等三角点)までは、

一貫して両町の境界線上を歩くことになる。

最初から最後まで境界線上を歩くと言うのは、

この歳になってもワクワク感が芽生える。

また、ルートの全てが藪尾根だ。

但し藪は極薄く歩きやすい。

 駐車地からそのまま藪に入った。

そして尾根の頭に登る。

これが平取町と門別町の境界で、

ここから延々と境界線上を歩いて行く。

なかなか雰囲気の良い森の中に続く尾根筋。

はじめは細くはっきりした尾根筋だが、

やがて広くなり、

復路では間違って足を踏み入れそうな、

微妙な枝尾根も出てくる。

前を行くHiromiが、

珍しくピンテを付けた。

しかし、要所のとらえ方があまいので、

それを補って私もピンテを付けて行く。

なのに復路でピンテを回収する際には、

「これAさんのだっけ?」。

俺が付けたもの、ばっか!

 

 まだ正午くらいだと言うのに、

日の短いこの時期は、

まるで午後3時過ぎの陽光のような気がする。

以前はHiromiに、

「おい、もう3時過ぎみたいな気がしないかぁ?」、

と言うと、

「いや~」、

ととぼけていたが、

今は「うんそうだね~」、

と納得する。

Hiromiも歳をとってきたか・・・

それにしても天気が良くて、

実に気持ちよく歩ける。

 ルート中の3分の2の部分で、

穏やかな尾根歩きを楽しんだ後、

標高200付近から細尾根となった。

片側がスッパリと切れ落ちており、

滑落したら大変なことになる。

時には木々を支えにしながら、

慎重に歩を進めて行く。

木の間越しに平取町の風景が透けて見える。

なかなか良い尾根ではあるのだが、

決して気は抜けない。

「腹が減ったなあ」、

と思いながらも、

「昼食はピークで」、

という思いで歩を進める。

そしてピーク間近になると、

細尾根は更に細くなり、

足もとは凍っている。

両手で小枝を握りしめて進むので、

もうカメラなぞ出してはいられない。

私が滑落したら大変だが、

ここでHiromiに事故が起きると、

更に大変なことになる。

前回登ったのが夏。

こんな危険個所があったという記憶がない。

やはりうっすらと雪が積もった今だからこその危険個所だ。

それでも目指すピークは目の前だ。

ところが最後の最後に、

越えられない場面となった。

目の前の岩に雪がついている。

そして足下はナイフリッジ。

目の前のピークを断念!

そしてそこから戻る細尾根だって、

危なくてゆるくない。

実はこの前日も、

門別側から目指したのがこの峰だった。

二日連続で嫌われたか・・・

今年雪が融けたらリベンジしよう。

 復路は同じく境界線上の尾根を忠実に戻った。

そして途中の暖かい日差しの中で、

ちょっと遅い昼食とした。

 駐車地に戻り、

一旦帰宅してゆっくり休むこととし、

この翌日の年末年始休暇最終日は、

近場で活動することにした。

 

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2024.1.3 『織乙』(オリオツ・330m)  突然スーパー林道が!

 

 2日の夕方厚真町「こぶしの湯」駐車場で、

車の混み具合を目にし、

入る気がなくなって、

仕方なくまた平取町へと走った。

そしてもう真っ暗になってから、

「平取温泉」で一日の汗を流した。

その後温泉の近くで車中泊。

車中泊をしながら山行を重ねる際は、

この入浴施設の存在が重要で、

言い方を変えると振り回される。

この日は厚真町まで戻ったのだから、

翌3日は厚真町の山で活動することに変更した。

ところがまた平取町まで戻ることになったため、

3日は平取町の山へと変更せざるを得なかった。

まあ、どこに行っても、

周辺の地形図は数多く用意してあるので、

登る山の選定に困ることはないのだが・・・

 3日の朝は寝不足感いっぱいで目覚めた。

歳をとると車中泊がおっくうになり、

極力日帰り山行とし、

帰宅して自分のベッドで休むようになった。

従って、久しぶりの車中泊と言うことも、

よく眠れない要因となる。

2日の朝家を出たときは、

二泊の予定だったが、

一泊しただけで疲れ果て、

この日の朝山行後一旦帰宅することに決めた。

 「織乙」は平取温泉の南奥に位置する、

二等三角点を有する山。

以前から気になっており、

地形図はファイルしてあった。

またルート取りをどうするか?

と言う点で迷った末、

「二風谷林道」から尾根に取り付くことにした。

 平取温泉の奥に入って行くと、

「二風谷林道」の入口がある。

この林道にはゲートがないため、

そのまま車で入って行く。

「看看川」に沿って伸びる「二風谷林道」を、

約3kmほど走ると、

「看看2号橋」が現れるので、

その手前を駐車地とした。

そして橋を渡ってすぐ、

目の前の斜面に取り付いた。

間伐作業を終えたカラマツの斜面は、

斜度がある上足もとに払い落とされた枝が散乱しているので、

ひじょうに歩きにくい。

斜度に耐えながら、

息を切らせて登って行く。

 いきなり標高差150mの急登はきつかったが、

登りきると平たんになり、

尾根上に古い作業道が続いていた。

尾根筋に伸びる作業道を歩いて行く。

しかし作業道はやがて、

我々の意思とは違う方へと伸びて行くこととなり、

それから外れて薄い藪の尾根筋を進んだ。

しかしいくらも進まないうちに、

突然林道に飛び出した。

これは地形図に記されている林道で、

西側から伸びてきている。

はじめこの林道を利用しようか、

とも考えたが、

どうせ廃道になっているだろう、

と予測して「二風谷」林道ルートとしたものだ。

 突然現れた林道は、

改修工事を終えたばかりの様で、

広くて立派なスーパー林道だ。

この林道も他所同様、

胆振東部地震で多くの部分が崩壊したのだろう。

 林道に飛び出すと、

「給餌場所」の黄色い貼り紙だ。

いったい何に給餌するものか?

 広くて新しいスーパー林道は気持ちがいい。

まさかそんな林道が存在するとは、

全く予想していなかったので、

ヘルメット着用のまま歩いて行く。

そして目指すピークの直前で、

大きな箱ワナが現れた。

はじめはヒグマ用かと思ったが、

やけに大きい上に天井が開いている。

それで結論を得た。

エゾシカ用の箱ワナで、

一度に複数頭を捕獲する目的なのだと。

すぐそばにまた「給餌場所」の貼り紙があり、

それもエゾシカを集めるためのものだった。

 大きな箱ワナのすぐ先で、

林道を離れて尾根に取り付いた。

薄い藪をわずかな距離で、

二等三角点「織乙」

気になっていた三角点ピークをまた一つ!

 下山も同ルートを引き返した。

スーパー林道自体の風景もいいが、

そこから見渡せる平取の山々の風景もいい。

この林道はまた歩きたいものだ。

 駐車地に戻るとまだ午前中。

もう一座に登って帰りましょう!

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2024.1.2 『円山』(230m)  気持ちのよい尾根歩き

 

 2日、今年の山行初日、

門別町で早々のリタイア後道々を走り、

「義経峠」を平取町方向へと下って行く。

すると左手に平取町の清掃工場が現れるので、

その前を通過して間もなく、

左手に現れる林道の入口付近を駐車地とした。

この後厚真町まで戻って、

年末に忘れてきたピッケルを探しに行くことにしていたが、

まだ少々時間があったので、

無駄なくアプローチできる「円山」に登ることにした。

「円山」とはどこにでもありがちな名称だ。

札幌市にも市民に馴染みの「円山」がある。

そしてこの度の「円山」は、

地理院地図にその山名はなく、

三角点名が「円山」と記されている。

2年ほど前に単独で登っているが、

Hiromiは初めてだったので、

ちょうどよい機会が得られた。

2年前に登った時は、

大変熱い時期で、

ヘロヘロでピークに立ったような気がする。

 駐車地をスタートして、

すぐ道々を横断し、

向かい側の尾根に取り付いた。

しばらく作業道が続くので、

それを利用して登って行く。

積雪はほんの少しで、

まあ無いに等しいくらいだ。

この季節になっても、

いまだツボ足で歩けるのがこの辺りの魅力だ。

 150で作業道が消滅したので、

この後は尾根筋を拾って登って行く。

この尾根歩きがまた楽しい。

広い尾根あり細尾根あり!

そして当然アップダウンが続き、

これは正直疲れる。

また、木々の葉がすっかり落ちてしまっているので、

遠くの風景が透けて見えるのもいい。

 楽しく快適な尾根歩きを楽しみ、

徐々に高度を上げて行き、

四等三角点「円山」

ここには標石が二つ。

新旧の標石なのか?

それとも片方は別の意味があるのか?

標石に刻まれた文字を読む、

と言うほど執着はしていないので、

「二つあった」という結果だけでOK。

そしてここで改めて、

皆さん、今年もよろしくお願いいたします。

相変わらず私より頭が高いHiromiであった。

 

 下山は同ルートを引き返した。

そして厚真町へと車を走らせた。

更に安平町の「仁達幌」取り付き点まで入り、

ピッケルを探した。

すると新たな降雪の中で、

倒れていたピッケルを発見、回収!

よかった~

 この後厚真町の「こぶしの湯」で汗を流すことにしていたが、

そこに行ってみると、

駐車場に車があふれていた。

まだ正月の2日だと言うのに、

なんという混みようだ!

そんな光景を目にしては、

とても入る気にはなれず、

再び平取町へと向かった。

そして平取町で 、

今年初の車中泊。

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2024.1.2 「176mP」  新年早々の撤退!

 

 今年の山登りは2日から開始した。

2日の朝は少しゆっくりし、

9時にHiromiを迎えに行った。

そして門別町に向かって車を走らせた。

平取町から「義経峠」を越えて門別町に入り、

庫富地区で「町道庫富2号」に入った。

民家のギリギリ前を通って入るこの町道は、

両脇に車体をこするほどのススキが生えており、

町道と言うより、

廃道になった林道程度に過ぎない。

しかもススキに車体を擦りながら、

200mも走るとそれ以上進む気になれない。

それでその辺りを駐車地とした。

そして準備を整え、

この奥に位置する三角点ピークを目指して、

スタートしようとしたその時、

やべっ、ピッケルがない!

いつも杖代りに持ち歩き、

年中車に積みっぱなしのピッケルがないのだ!

困った・・・

そこでよ~く考えた。

そして結論を得た。

年末最後の山行だった「仁達幌」の駐車地に忘れてきたのだ。

まだあるかどうかはわからないが、

この山行が終わってから、

厚真町に戻って探してみることにした。

 スタートしてそのまま、

「町道庫富2号」を進んだが、

いくらも進まないうちに、

藪に吸い込まれるように消失した。

そこで樹林の中の斜面に取り付いて登って行く。

すると突然前方の視界が開け、

伐採地に飛び出した。

伐採地が大好物の我々は、

「ラッキーっ!」

しばらく広い伐採地の風景を眺めながら歩いた。

そして地形図に記された、

「176m標高点」に立った後、

尾根筋を歩いて先へと向かった。

アップダウンの続く尾根は、

やがて細くなり、

片側がスッパリと切れ落ちている。

足もとに気を付けながら、

更に進んで行くと、

あっちゃーっ!

下降部分で斜度のある細尾根にぶち当たった。

しかも樹木がなく、

つかまるものが何もない。

中断! 撤退を決めた。

ここで事故を起こすと、

そののち延々と悔やむことになる。

そんな後悔はしたくない。

この日は手前の「176mP」を表題としよう。

その後代案を考えながら引き返した。

そして駐車地から義経峠を越えて、

もう一座に立ち寄ることにした。

新春早々ついていなかった。

しかし、なかなかいい風景を楽しめた。


 のブログ記事を作成している今、

年が明けて行動した、

未処理の山行がまだまだ残っています。

それらをひとまとめにして紹介することはせず、

一つ一つの山行を、

できるだけ丁寧に整理していこうと思っています。

山はどんなに小さく、つまらなくとも、

私を楽しませてくれるありがたい存在。

手を抜くことなく、

山々に感謝しながら、

一つ一つの思い出山行を綴っていきますので、

どうぞ気長にお付き合いください。

 

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2023.12.30 『八ツ瀬』(221m)  地震崩壊地帯を行く

 昨年の最終山行日が30日だった。

その朝Hiromiを迎えに行き、

この前日に続いて、

雪の少ない厚真の山で活動することにした。

厚真町に向かって走って行くと、

千歳の丘から2023年の山行最終日にふさわしい、

朝日を目にしてモチベーションが上がった。

そして馬産地安平町の牧場では、

美しいサラブレッドの姿を眺めた。

 安平町早来守田地区から、

「知決辺川」に沿って伸びる林道に入った。

この川の河岸一帯は、

5年前に発生した「胆振東部地震」で、

右岸、左岸の山肌が広範囲にわたって崩壊し、

山肌から削り取られた樹木で埋め尽くされた。

それを下流部から片付けだし、

現在では林道入口に築かれた巨大砂防ダムから、

約4km奥まで整備された。

同時に流倒木の下敷きとなり、

原形をとどめなかったであろう林道も、

新たに付け替えられた。

 巨大砂防ダムから3kmほど走った地点に、

ちょうどよい駐車スペースがあった。

それを起点に「八ツ瀬」に向かってスタートした。

 「八ツ瀬」にはこれまでに二度登っているが、

いずれもこの南側の厚真町高丘地区から入っているので、

「知決辺川」沿いから取り付くルートは今回が初めてだった。

それで機会をうかがっていたのだが、

巨大砂防ダムから先は、

いまだに災害復旧工事が続けられているため、

立入禁止となっている。

しかしこの時は年末年始休業に入っており、

工事が完全に停止し、

人もいないのでチャンスととらえた。

 駐車地から「桜丘本線林道」を歩き出した。

この林道は前日「知決辺沢」(三等三角点)に登った際に利用した林道で、

ここに続いていたのかと納得できた。

これは私にとって大きな収穫だ。

 歩き始めて間もなく、

林道を離れて尾根に取り付いた。

笹原の尾根を登って行く。

笹の上に積もった雪で下半身が冷える。

 林の中で高度を上げて行くと、

右手に崩壊地が見えてきた。

胆振東部地震によるものだ。

そしてそれは次第にはっきりとしてくる。

ここも大規模崩壊があったのだ。

次々現れる沢地形が、

全て崩れ去っている。

沢形には流倒木が、

いまだに放置されているところもある。

しかしそんな景色は雄大でもある。

 雄大な風景を目に焼き付けて進み、

肝心の「八ツ瀬」に達したのだが、

三角点標石が見つからない。

このピークに立つのは3度目だと言うのに、

どうしても見つからない。

またあきらめて下山開始。

下山は登路の尾根の、

一本北側の尾根を下ることにした。

そして下っていると、

バーン! バーン!!バーン!!!

近くで銃声がした。

やべーっ!

身を隠すように銃声とは逆の斜面を、

トラバース気味に下る。

そして沢床へ。

それでようやく安心して下ることができた。

 沢地形を抜けて林道戻ると、

そこには地震による斜面の崩壊でできた、

流倒木の山がそのまま残されていた。

結局整備されたのは、

巨大砂防ダムから4km先までで、

その奥はいまだ地震崩壊そのままの光景が残っている、

と言うことをあらためて知らされた。

 駐車地に着いて一息入れ、

この後2023年の最終山行となる、

「仁達幌」(二等三角点)への登行を開始した。

 

 

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2023.12.29 『知決辺沢』(チケッペザワ・185m)  変化に富んだ里山歩き

 

 暮れの29日午前中、

厚真町で「虚無僧山」に登って広い風景を楽しんだ後、

同じく厚真町の桜丘地区で、

「近悦府川」に沿って伸びる農道に入った。

現在この沿線では、

胆振東部地震の災害復旧工事として、

堤防の延長工事が進められている。

そのため一般車の立ち入りが禁止されているようだが、

年末年始休業中で誰もいない。

農道沿線に以前は人家が何軒かあり、

それぞれ農業を営んでいたようだ。

しかし今は廃屋が残っているだけで、

人は住んでいない。

 農道から林道に変わる地点に、

広い空き地があったので、

これを駐車地として徒歩でスタート。

この「桜丘本線林道」にゲートはなく、

一般車、特にハンターの車が出入りしているようだ。

 林道を歩き始めて1.5kmほどで、

広いところに出る。

すると周りには胆振東部地震で発生した、

荒々しい崩壊斜面の風景が広がった。

ここで迫力ある景観を目にしながら、

崩壊斜面の上に上がった。

すると作業道が現れる。

これは上空を走る送電線の、

保守点検用作業道だ。

この作業道にのり、

今度は戻るような方向に向かって歩いて行く。

 作業道は一旦小ピークの鉄塔下を通るが、

すぐに下降を始め、

沢床まで下りきって登り返す。

するとまた送電線の鉄塔を目指して登ることとなり、

目標とした鉄塔まで登りきると、

その向こうに目指すピークが見えるようになる。

そしてまた下って登り返す。

目指すピークが200mにも満たないので、

そんなアップダウンも、

そう苦にならずに越えていける。

 

 最後の鉄塔まで登りきると、

西の風景が広がった。

また背後には厚真の田園地帯と、

胆振東部地震による崩壊斜面を抱えた山々の風景が、

無数に広がっている。

ここで作業道を離れて笹薮に入った。

この尾根の南端が目指すピークだ。

しかし極端に笹が濃くなり、

なかなか思うように進めない。

それでもHiromiが強引に前を行き、

三等三角点「知決辺沢」

二人とも二度目のピークだ。

標高こそ低いが、

厚真全体を見渡せる、

誠素晴らしい風景が広がる。

そこでHiromiが口にした。

「コズさんを連れてきてあげたら、

きっと喜ぶだろうね」

 ピークから一段下りたところで、

いつもの簡単な昼食とした。

そしてやってきたルートは戻らず、

そのまま南東方向に下った。

植生保護のために張り巡らされた、

ネットの脇を下降していく。

以前より藪が濃くなっており、

多少歩きにくくなっていた。

ネット地帯を抜けると、

広い伐採地に出た。

この伐採地も伐採後数年が経過しているため、

藪が濃くなってきている。

 最後は伐採地の最下部から、

再び送電線の作業道を利用して、

歩き始めの林道に下った。

すると駐車地はすぐその先!

これがこの山の周遊ルートだ。

小粒な山ではあるが、

なかなか変化のある、

面白い山歩きが楽しめる。

 

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2023.12.29 『虚無僧山』(コムスヤマ・198m)  素晴らしい伐採地!

 

 昨年暮れの29日朝、

Hiromiを迎えに行き、

厚真町へと車を走らせた。

そして富里地区で、

とある作業道に入った。

「虚無僧山」には3年ほど前、

Hiromiと一度だけ登ったことがあった。

そこで久しぶりに登ってみることにした。

 町道からエゾシカ防護柵の扉を開け、

作業道に入ってすぐ駐車した。

駐車場所は広い。

この奥は伐採地であることを記憶していた。

 準備を整えてスタート。

作業道を歩いて行くと、

以前とはどうも様子が違う。

周囲の風景が記憶の中の風景と違う。

入る作業道を間違っただろうか?

しかしこの辺りで作業道はこれ一本だけだ。

そして更に歩を進めて行くと、

あっちゃ~っ!

以前より伐採面積が格段に広がっているではないか!

いやあ、広い、広い!

素晴らしい!!

広い伐採地の風景は我々の大好物!

この風景を眺められただけでも、

この日ここを選んでよかったと思った。

 伐採地の中を登り、

一旦尾根上に上がることにした。

その後尾根筋を歩いてピークを目指す。

薄い藪だがトゲのある植物が多いので、

それに注意しながら尾根の頭に上がった。

するとその向こうの尾根にも伐採地が広がっていた。

更に下をのぞき込むと、

なんとすぐ下に作業道ができているではないか!

前回登った時は、

小規模伐採地の奥がすぐ藪だった。

その藪をかき分けて一旦沢形に下り、

対面の尾根を登り返してピークまでつないだ。

しかし新たにできた作業道を歩けば、

目指すピークの基部まで楽に行けそう。

すぐ新たな作業道にのった。

すると希望通りすぐピークの基部へと誘ってくれた。

そこで急斜面に取り付く。

丈の低い笹に覆われた斜面を登って行く。

薄い藪を快適に登って行くと、

突然藪が消えた。

そこでわずかな積雪を踏んでピークへ。

三等三角点「虚無僧山」。

二度目のピークだが、

初回よりはるかに楽に登れた。

そしてそこから木の間越しに見える、

三角点ピークがいくつかあり、

そのいずれにも立ってきたことを思い、

少々感慨深いものがあった。

 下山は同ルートを引き返した。

そしてまた広い伐採地の風景を楽しんだ。

そこで伐採地の最上部にあるピークが気になり、

帰宅後地形図を見てみると、

「164m標高点」が記されていた。

今度はあそこに登ってみよう!

  この後はなじみの深い厚真の山で、

もう一つ楽しもう!

 

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2023.12.28 『魔狐阜』(マコブ・298m)  晴天が続くね~

 

 「魔狐阜」は穂別の至る所から、

その姿を望むことができる。

 もう年を越してしまったが、

年末の28日午前中、

むかわ町穂別で、

「下穂別」に登った後、

道々を厚真町方向に少し走り、

「穂別体育館」を過ぎて間もなく、

「千熊林道」に入った。

この林道は道幅が広くしっかりしていた。

積もった雪の上を、

大型クロカン四駆のものと思われる、

タイヤ痕が残っていた。

ハンターが出入りしているようだが、、

できることなら会いたくない。

 林道を1kmほど入った地点に、

十分な駐車スペースがあった。

以前登った時もここに駐車した。

あれは暑い時だったと振り返る。

もう暑くて暑くて、

やっと登ったような気がする。

 駐車地から林道を歩き出した。

そして300mほど歩いたところで、

右手に作業道が現れるので、

これに入って登って行く。

タイヤ痕はこの作業道にも続いていた。

いつも思うのだが、

ハンターが獲物を探して車を使用するのはわかるが、

エゾシカはそのエンジン音を耳にしただけで、

すぐに走り去ってしまう。

従って車を乗り入れて、

いくら探し回っても、

決して仕留められないと思うのだが。

 この辺りはカラマツの林が美しい。

その中に続く笹付きの作業道を登って行くと、

やがて車がUターンして戻って行った跡を目にする。

その先は荒れた路面となり、

車は走行できない。

ここからは斜度も出てきて、

こちらのスピードも落ちる。

まあ、「落ちる」とは言っても、

私なんかはじめから遅いんだけどねえ・・・

また、地面を覆う薄い雪の下に、

霜柱が立っており、

歩を出すとそれが崩れて歩きにくい。

 280で稜線状の尾根に上がった。

すると目指すピークはすぐそばで、

丈の低い笹原を登って行く。

周囲は葉が落ちてしまった木々の隙間から、

遠くの風景が透けて見える。

大変良い雰囲気の中を歩く。

そして二等三角点「魔狐阜」

三度目のピークだが、

賞味期限をずいぶん過ぎたバウムクーヘンが残っていたので、

臨時儀式!

また、ちょうど穂別の市街地が、

そっくり見える部分の枝がなく、

街全体をすっきりと見渡せた。

わざと枝を払ったのだろうか?

 下山は同ルートを下った。

のんびり下りながら感じるが、

今年の秋以降はずいぶん天候に恵まれてきた。

雨に当たらないどころか、

毎回陽の光を浴びて活動してきた気がする。

ありがたいねえ。

そんなことを考えながら駐車地に戻り、

片付けを済ませて帰途に着いた。

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2024.1.1  家族とともに年越し!  虎にやられた・・・

あけましておめでとうございます

   本年もよろしくお願いいたします

 今年の元旦は天候がよく、穏やかで大変静かに明けた。

しかし朝から眠くてしようがなかった。

と言うのも、大晦日から元旦にかけて、深夜1時ころまで家族そろっての宴会が続き、

今朝酒は醒めたものの寝不足。

 昨夜はいつも大晦日の夜まで仕事の息子嫁が、たまたま休みだったため、

いつになく早い時間に宴会を始められた。

おいしい夕食を食べた後は、恒例であるババの特性ゲームが始まった。

うちのババはえらい!

毎年皆が喜ぶ手製ゲームを作成し、おおいに楽しませてくれる。

今年のゲームは輪投げだった。

輪はチラシをよじってつなげた、やはり手製で、

これを点数付きの棒に投げ込む。

そしてその棒には点数が書かれており、それがそのまま小銭の金額になるから、

孫たちだけではなく、大人も真剣になってしまう。

結果はハンデを活かした1年生の虎が、1,900円を稼いでトップ!

そしてゲームの後のじゃんけん大会でも勝ちに勝って、結局合計11,900円を獲得した。

今年は虎にやられた。

ちなみに私の獲得金額は6,200円!

私がビリだった。

しかしそれもこれも、全て我が家からの出費だと思うと、

複雑な思いがあるのよねえ・・・

 今朝は10時過ぎまで寝ていた客人たちを待てず、

一人ババの手製である、我が家伝統の具沢山雑煮を味わった。

 31、1日と、二日間完全休養としました。

明日2日から2024年の活動を開始します。

また1年、宜しくお願いいたします。

 

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