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2020.8.29 『姨失山』(うばうしやま・252m)~『鬼子』(おにこ・245m)  広大な風景を堪能

 この週末は土日とも雨の予報だった。

それでせめて土曜日だけは、

雨に当たらなくてすみそうな胆振に出かけた。

しかし今回ばかりは、

金曜の夕方から出かけたことを後悔した。

日中から高かった気温が、

夜になっても24℃を下回ることがなく、 

就寝時網戸にしても、

暑くてよく眠れなかった。

『姨失山』は人のブログや、

ヤマップの記事などで、

その存在はわかっていたが、

どの写真を見てもつまらない山、

という印象が強くなかなか足が向かなかった。

ところが今回登ってみて、

素晴らしい景観を目にし、

やはり自ら登って確認しなければダメだ、

という認識を新たにした。 

『姨失山』は標高が252.1mの、

ほんの里山だが一等三角点を有する。

厚真町から平取町に向かう道々から、

石油沢川に沿って伸びる林道「幌内宇隆線」に入る。

そして1kmほどで左手に登り行く作業道が現れるので、

ここを駐車地として歩くことにした。

地形図にない作業道を利用して高度を稼ぎ、

利用できなくなる地点から、

藪を漕いで登るつもりだつた。

また、地形図でこの辺りを見てみると、

『姨失山』の東奥の林道脇に、

『鬼子』という点名をもつ、

四等三角点の存在が判明した。

それで両三角点を結んでみることにした。

   7時30分、林道分岐をスタート。

この作業道はわりとしっかりしており、

車での走行がまだ可能だった。

スタートしてどんどん高度を稼いでいく作業道。

それを歩き出して間もなく驚いた。

目の前に伐採跡の広大な風景が広がった。

それからは見渡す限り広い風景が欲しいままだ。

私もHiromi もまさかこんな素晴らしい風景が楽しめるとは、

全く予想もしていなかった。

二人して感嘆の声をあげながら進む。

ずいぶん色々な林道を歩いてきたが、

これほど雄大な風景を、

長きに渡って楽しめるところはない。

素晴らしい風景を楽しみながら、

しかし暑くてバテバテ状態で歩き、

最後は濃い笹こぎを経て、

8時25分、一等三角点『姨失山』

さすが一等三角点、18cm角の標石は大きい!

その間隔が40kmの一等三角点には、

狙って歩いているわけではないので、

なかなかお目にかかれない。

ピークからは展望がない。

しかし少し下ると広大な伐採地の作業道跡に出る。

伐採地の向こうには、

2年前の胆振東部地震の、

痛々しい爪痕が山肌に見られる。 

さて、ここからは一旦林道に下り、

その後林道を伝って『鬼子』に向かうのだが、 

広大で素晴らしい伐採地の風景を楽しみながら、

作業道跡をたどって、

更に奥へと進むことにした。

この辺りの風景は、

どこをとっても私には満点だ。

私と行動をともにして7年を過ぎたHiromi も、

また同様の印象をもつ。

進み行く作業道はやがて雑草に覆われ、

進行が難しくなってきた。

「これは藪漕ぎで林道に下らなきゃダメかな?」、

と思い始めた頃、

よい具合に下降する作業道跡が現れた。

それを利用して9時30分、Co.170で林道へ。

随分立派な林道だと思ったら、

改修されてまだ2年以内だった。

伐採地に多方面での植林事業が、

近年実視されたようで、  

そのために林道の改修工事が実施されたのだろう。

やがて立派な林道からフツーの林道へ。

暑い、暑い!

しかしHiromi は汗を流しながらも、

元気一杯で歩き続ける。

直線的な林道をつないで、

林道脇の小高いピークの三角点を求め、

最後の藪漕ぎを経て、

10時ちょうど、四等三角点「鬼子」

予定通り二つの三角点を結び、

また雄大な伐採地の広々とした風景を楽しみながら下り、

10時50分、駐車地。

もう暑くて暑くてヘロヘロ~

このときの気温が32℃だった。

夜間よく眠れなかったので、

午後はゆっくりと昼寝をした。

そして追分の「ぬくもりの湯」で汗を流し、

栗山町の外れに移動して車中泊とした。

天気予報通り降り出した雨は一晩中降り続いた。

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