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2024.1.3 王幸納(オサツナイ・309m)  ピークを目の前にして撤退!

 

 3日の昼近く、

「二風谷林道」を出て、

道々を「義経峠」に向かった。

そして「義経峠」の最高標高辺りに駐車。

そこには車1台分の駐車スペースがある。

ここから目指す「王幸納」には、

2年ほど前の暑い日に単独で登っている。

今回はHiromiが初めてとなる。

 「義経峠」は平取町と門別町の境界となり、

ここから「王幸納」(二等三角点)までは、

一貫して両町の境界線上を歩くことになる。

最初から最後まで境界線上を歩くと言うのは、

この歳になってもワクワク感が芽生える。

また、ルートの全てが藪尾根だ。

但し藪は極薄く歩きやすい。

 駐車地からそのまま藪に入った。

そして尾根の頭に登る。

これが平取町と門別町の境界で、

ここから延々と境界線上を歩いて行く。

なかなか雰囲気の良い森の中に続く尾根筋。

はじめは細くはっきりした尾根筋だが、

やがて広くなり、

復路では間違って足を踏み入れそうな、

微妙な枝尾根も出てくる。

前を行くHiromiが、

珍しくピンテを付けた。

しかし、要所のとらえ方があまいので、

それを補って私もピンテを付けて行く。

なのに復路でピンテを回収する際には、

「これAさんのだっけ?」。

俺が付けたもの、ばっか!

 

 まだ正午くらいだと言うのに、

日の短いこの時期は、

まるで午後3時過ぎの陽光のような気がする。

以前はHiromiに、

「おい、もう3時過ぎみたいな気がしないかぁ?」、

と言うと、

「いや~」、

ととぼけていたが、

今は「うんそうだね~」、

と納得する。

Hiromiも歳をとってきたか・・・

それにしても天気が良くて、

実に気持ちよく歩ける。

 ルート中の3分の2の部分で、

穏やかな尾根歩きを楽しんだ後、

標高200付近から細尾根となった。

片側がスッパリと切れ落ちており、

滑落したら大変なことになる。

時には木々を支えにしながら、

慎重に歩を進めて行く。

木の間越しに平取町の風景が透けて見える。

なかなか良い尾根ではあるのだが、

決して気は抜けない。

「腹が減ったなあ」、

と思いながらも、

「昼食はピークで」、

という思いで歩を進める。

そしてピーク間近になると、

細尾根は更に細くなり、

足もとは凍っている。

両手で小枝を握りしめて進むので、

もうカメラなぞ出してはいられない。

私が滑落したら大変だが、

ここでHiromiに事故が起きると、

更に大変なことになる。

前回登ったのが夏。

こんな危険個所があったという記憶がない。

やはりうっすらと雪が積もった今だからこその危険個所だ。

それでも目指すピークは目の前だ。

ところが最後の最後に、

越えられない場面となった。

目の前の岩に雪がついている。

そして足下はナイフリッジ。

目の前のピークを断念!

そしてそこから戻る細尾根だって、

危なくてゆるくない。

実はこの前日も、

門別側から目指したのがこの峰だった。

二日連続で嫌われたか・・・

今年雪が融けたらリベンジしよう。

 復路は同じく境界線上の尾根を忠実に戻った。

そして途中の暖かい日差しの中で、

ちょっと遅い昼食とした。

 駐車地に戻り、

一旦帰宅してゆっくり休むこととし、

この翌日の年末年始休暇最終日は、

近場で活動することにした。

 

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