北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2024.9.1 『右股』(343m) 夕張で変化のあるルートを楽しむ
9月に入って最初の山行は、
まだ暑いので軽装で歩ける山へ、
と言うことで、
久しぶりに夕張のマニアックなところを目指した。
夕張市新久留喜で、
国道274号線(石勝樹海ロード)から、
「シークルキ川」に沿って伸びる市道に入った。
この市道を3kmほど走ると、
蛇行する上り坂となる。
これは「小林峠」で、
それを下って行くと舗装道路が砂利道に変わり、
道幅も狭くなる。
そして峠から2kmほど進んだ地点で、
上空を走る送電線の下をくぐる。
これが今回のルートの目印だ。
送電線の下にちょうどよい空き地があるので、
それを駐車地とした。
この日の「右股」は四等三角点。
「右股」だの「左股」、
或いは「二股」だのと、
つまらない点名をつけてくれるよねえ!
山なんだから、
もっと個性的な点名が欲しい。
ルートの前半は送電線下の作業道を利用し、
後半は崩壊箇所の多い、
廃道になった林道歩きとなる。
歩行距離は片道4km弱だが、
その割には盛りだくさんで、
Hiromiに「変化があってすごく楽しいルート」、
と言わしめた。
私は今回が三度目になり、
Hiromiも二度目だ。
しかし毎度のように、
Hiromiは前回のことを全く覚えていない。
駐車地をスタートして、
前述の市道を少し先に進んだ。
すると路面には水が流れていた。
この前日北海道は大雨になり、
夕張が全道で最も降水量の多い地域となった。
路面を流れる水はその延長だ。
スタートして間もなく、
送電線の作業道に入った。
多量の雨水を吸った地面がぬかるむ。
そしてそれを越えると、
目の前に小さな吊り橋が現れる。
あくまでも送電線の保守管理に当たるためのもので、
「立入禁止」と書かれているが、
そこは自己責任で利用させていただいた。
吊り橋の下を流れる「シークルキ川」は、
前日の大雨の影響で濁流となっていた。
橋を渡りちょっと登ると、
今度は大雨による土砂の流出で、
作業道が川に崩れ落ちていた。
笹薮に逃げてそれをかわすと、
一旦樹林に入るが、
ちょっと登るとすぐ視界が開け、
送電線の下に作業道が続いて行く。
それは素晴らしい景観で、
初めてここを歩いた2年前、
すぐ気に入ってしまった。
作業道をグイグイ登って行くHiromi。
写真を撮れなくなるから、
もうちょっとゆっくり歩いてくれるといいのだが、
今更そんなことを言ってもしょうがない。
送電線下のピークに達すると一旦下降し、
作業道は樹林の中に続いて行く。
まるで登山道そのものだ。
そしてこの樹林の中に伸びて行く作業道と、
周囲の雰囲気がいい。
いかにもヒグマが好みそうな森なので、
そのあたりは慎重に歩を進めた。
雰囲気の良い樹林の中を歩いて行くと、
突然林道に飛び出した。
しかし林道は既に廃道となって久しく、
路面は雑草に覆われている。
それを歩いて行くと、
正面に夕張市の名峰「真谷地」(754m)が見えていた。
また、目指す「右股」も見える。
直線距離では近いのだが、
林道はその性質故、
大きく蛇行を繰り返していく。
また、途中には崩壊箇所が次々現れ、
林道が完全に消失した部分もある。
それがまた野性味を帯びて、
魅力あるルートとなっている。
本当に飽きの来ない歩行が続く。
そして林道は徐々に高度を上げ、
340で「右股」の基部に達した。
三角点は一段上の藪中にある。
しかしこの日は軽装なので、
藪入りは避けた。
復路に入ると、
今度は往路で背にして歩いた風景を楽しみながら歩を進める。
ただ、なかなかアップダウンの激しいルートなので、
この年寄りにはだんだんきつくなる。
林道から樹林に入ってのアップダウンのきついこと!
そんな私に対して、
Hiromiは相変わらず元気いっぱいで、
どんどん先に進む。
そして再び広く美しい風景が広がる送電線下へ。
この前日激しい雨に打たれて歩いたことが、
全く嘘のように晴れ渡る空。
空気もようやく乾燥して気持ちがいい!
やっと待望の涼しい秋がやってきた。
駐車地に着いて後かたずけを済ませ、
帰途でコンビニ弁当で昼食。
そして夕方いつもの「反省会」とした。
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