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2024.8.31 『中小屋』(ナカゴヤ・309m)  雨の止み間を拾ったつもりが・・・

 8月最終日の先日土曜日は、

明け方から雨が降り出し、

次第に強くなり、

雷までゴロゴロ鳴り出した。

雨降りだからと言って、

山に向かわないという選択肢はないものの、

できることなら雨には当たりたくない。

そこでHiromiにしばらく待機するよう連絡。

9時になって天気予報を再チェックすると、

当別町中小屋辺りで、

10~13時の降水確率が、

グンと低くなった。

そこでHiromiに、

雨の止み間が出るからと連絡し、

我が家に来てもらって、

当別町中小屋へと向かった。

我が家から出るころには、

一旦雨が上がっていた。

中小屋近くの田園地帯では、

そこからいつも見えるはずの、

「中小屋」(三等三角点)が、

ガスに隠れて見えなかった。

 スタート地点の「中小屋墓地」に到着しても、

空は曇りのままだった。

おまけにこの時点の気温が22℃と、

最近にしてはやけい涼しかった。

 墓地の駐車地をスタートすると、

林道に工事用の諸標識が付けられていた。

先月ここを歩いた時も、

そのような様子は伺えたが、

更に進んだように見えた。

しかし、いったい何をどうしようと言うのか?

 歩き出すとすくゲートが現れて、

その先はNTTの管理道路となる。

ゲートの右手には重機が停められており、

工事標識に「伐根作業」と書かれていた。

「伐根」と言う言葉には初めて接した。

根こそぎとってしまうと言うことか?

林道の工事はこの先の新たな開削だろうか?

 管理道路は荒れて雑草がはびこっている。

その中をHiromiがいつものように、

スタスタと歩いて行く。

徐々に高度を上げ、

200mを越えた辺りで、

嫌な雨が落ちてきた。

暑いので雨具を着用する気にはなれないが、

ザックは濡らしたくないので、

すぐにザックカバーをかけた。

そして先へと歩を進めるが、

はじめポツポツと落ちてきた雨が、

すぐに強くなり、

続いてほとんど土砂降り状態となってしまった。

それで管理道路が、

北に伸びる林道との合流点を迎えても、

「中小屋」に向かう林道には入らず、

直進してNTTの巨大アンテナを目指した。

そこに行けば雨宿りをするところがあるんじゃないか、

と期待した。

ところがアンテナの下に行っても、

雨を避けられるところはなく、

そのまま引き返さざるを得なかった。

路面には強い雨水が小さな川となって流れている。

カメラを出しても、

すぐ雨水がレンズを汚す。

もううんざりだが歩くしかない。

荒れて滑る管理道路を、

急ぎ足で歩くが、

ズルッと滑るのが怖い。

やがてズボンを伝った雨水が、

登山靴の中に入り、

靴中はもうグチョグチョ!

下部まで下りゲートを越えると、

伐根作業をしているところから、

濁った泥水が流れ出し、

林道も川となっていた。

そのなかをジャブジャブと歩いて駐車地へ。

降りしきる雨の中では片付けもできないので、

様子を見ることにした。

するとそう時間がかからずに、

雨が小降りとなり、

やがて完全に上がってしまった。

それで片付け、着替えを済ませ、

墓地での昼食は喉が通らないので、

少し移動して田園地帯の中で昼食とした。

久しぶりに強い雨にたたかれて歩いた。

雨は嫌いだ・・・

 

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