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2021.10.11 『湯ノ沢』(264m)  雨の中で未知の林道歩き

 日曜の夕方から降り出した雨は、

月曜の朝になっても降り続いていた。

このところ仕事に追われ、

時間的余裕が全くないHiromiが、

まともに用事も足せないでいたので、

この日は別行動として一人で出かけた。

 天気予報では午前9時までに、

雨が上がることになっていた。

それでゆっくり家を出て、

当別町青山から道々11号線を厚田方面に走り、

境界線を越えて石狩市厚田に入ったあたりで、

左手の「古澤越林道」入口に到着。

この時点で10時を過ぎているのに、

雨は降り止まぬどころか、

その気配さえ全くない状態で降り続いていた。

仕方がないので意を決して外に出て、

速やかに雨具を着用。

 10時25分、林道ゲートの前をスタート。

先日デジカメを雨で濡らし、

新しいものを購入したので、

その後乾燥して復活した旧デジカメを、

雨降り用として使用。

それでも極力濡らさないように、

と必死に雨を避ける小市民。

林道はしっかりしていて、

ある程度車が出入りしているようだ。

それにしても降りやまぬ雨はうっとうしい。

ただ、歩く道筋で紅葉が見られるのは楽しい。

木々の葉の色付きはいまだ浅いが、

林道脇の雑草も色付いてきれいだ。

 歩き出して1kmほどで、

雨が小降りとなって一旦止みかけた。

しかし長くはもたずにまた雨足が強くなる。

ただ、ゲートから2kmちょっと歩いた、

林道分岐点に達すると、

急に雨が止んで日が差してきた。

はっきりしない天気だ。

と、その分岐点で予想もしない光景が、

目に飛び込んできた。

伐採された木材の集積場だ。

同寸法にカットされたれた木材が、

何ブロックにも分けられて、

山のように積み上げられている。

実に見事な光景だ。

そしてそこに作業員が一人もいないのは、

雨模様だからだろうか?

いや、木材の集積状況を見ると、

既に伐採作業を終え、

それに関わった重機や機材等は、

山を下りたものと思われる。

あとは積み上げられた木材が、

運び出されるのを待つだけだと感じた。

私は伐採地の広々とした風景が大好きだが、

この木材の集積風景も好きだ。

そしてこの日別行動としたHiromiは、

木材の切断面から発せられる、

自然豊かな木の香りを好む。

これだけの木材が切り出されたのであれば、

近くに伐採地が広がったはずだ。

その風景を眺めてみたいが、

この日は「湯ノ沢」まで行って帰ることにした。

 木材の集積場を過ぎると、

路面には砂利が敷かれておらず、

粘性を帯びた粘土が長靴のソールに、

ダンゴのようにつく。

ひじょうに歩きにくい1kmほどを終え、  

                                  

藪に入ってピークを目指した。

とは言ってもこのピークは、

林道のすぐ上にある。

わずかな藪漕ぎと急登を経て、

11時50分、二等三角点「湯ノ沢」

樹木が多くて展望はないが、

西側を覆う紅葉した山ぶどうの葉がきれいだ。

この後林道に戻り、

伐採地が見たくて先に進んでみたが、

簡単には行けそうもないので、

Uターンして復路についた。

もう雨が降る気配はなく、

また紅葉を楽しみながら淡々と歩き、3時15分、ゲート。

 

歩き始めの雨はうっとうしかったが、

初めて歩く林道は興味深く、

また楽しい思いができた。

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