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お燗酒

たつ郎寿司ではお燗酒は酒燗器で温めています。近いうちに湯せん式でお燗を出来るように計画中です。徳利は錫製にする予定ですが、とても高く、味わいのある物はさらに高いです。少しずつ揃えてゆく予定ですので、もう少しお待ちください。"ほー、これはいいねー"と言われる。様なお燗酒の出し方をする予定です。春から秋にに吟醸酒のぬる燗も美味しいですよ!


■錫の酒器■
錫の酒器は、イオン効果が高く、
酒をまろやかに美味しくするといわれています。
錫は、古くから宮中の御神酒徳利などに重用されてきており、中国薬学の古書には、井戸の底に錫板を沈めて水の浄化を計るとあります。
銅や錫は、熱伝導率が高く保温性も優れているため、早く燗がつき冷酒も涼やかに引き立ちます。

■直火燗と湯せん燗■
お酒を温める事を「燗をつける」と言いますが、方法は色々とあります。
鍋等に直接お酒を入れてそのまま火にかけるのが『直火燗』です。一度に大量のお酒を直ぐ温められるという利点はありますが、鍋等に接する部分では余計に温まり、アルコールが揮発し、辛い酒になったり焦げた匂いなどが付いたりするので香りが変わってしまいます。
一方、徳利などの酒器に酒を入れ、鍋に水やお湯を入れて温めるのが『湯せん燗』です。ただし『湯せん燗』にも幾つかの方法があります。

1つ目は「水から沸かす」方法。こちらは徐々に温度が上がっていくので、途中で香りがとんでしまいます。
2つ目は「熱湯につける」方法。こちらは酒器が急激に過熱されるので、アルコール臭が鋭くなりますし、酒器を引き上げた後も温まった酒器の影響で燗が進んでしまいます。
3つ目は「湯せん燗」。約80度に保ったお湯の中に酒器を付ける方法です。アルコールが揮発する温度よりも低いので香りが飛ぶ事もなく、温め過ぎる事も無いので、辛すぎるお酒になる事もありません。
なかなか難しいかもしれませんが、是非「湯せん燗」で、「燗酒」を楽しんで下さい。


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