八戸で快速しもきた号に新幹線から駆けて座席確保した。電車は降雪地帯十和田湖町エリアの上北あたりで、ストップ。野辺地でポイント故障で、だんだん暗くなり、夜のとばりが降りてから、ようやく動き出した。この時期に若い頃、何回かオランダのアイトホーフェンや当時西ドイツのハンブルクに出かけた。雪が深々て降り凍てつく寒さは故郷の金沢の比ではない。トラブルもあり、考えればどうということもない。新潟新幹線がない頃、営業が成功するか不明で、近いと思って新潟の燕まで日帰り闇出張した。帰りに乗ったはくたか号が大雪で動かず、車中泊となった。乗員が乗客のために、パンやおにぎりを探して駆け回る中、念のため車内で二つ買った富山の鱒寿司を夜半食べて過ごした。仕事がうまく行っての帰りだから、飲み過ぎ二日酔いで難なくごまかした。労働組合が強く、管理職に迷惑かけられない時代だった。
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