二言瓦版

「復讐は神に所属する。」 「旧約聖書」


暇つぶしの記事、名言、珍言、コラムの批判。
株式の名言など。

電車か。

2018年04月13日 07時38分00秒 | ニ言瓦版
箱根に行くのは、新しい電車か。
乗り心地は、いいのかな。


「小田急電鉄が特急「ロマンスカー」の新型車両「GSE70000形」の営業運転を3月17日に始めた。2階に運転席がある前面展望のロマンスカーは2005年登場の「VSE50000形」以来、13年ぶり。赤い車体色が特徴で新宿と、乗り入れている小田急傘下の箱根登山鉄道の箱根湯本(神奈川県箱根町)を結ぶ特急「スーパーはこね」や通勤客向け特急に使われている。白い車体の観光特急VSE、青色ベースで通勤客輸送に適した08年登場の「MSE60000形」双方の要素を備え、早くも八面六臂の活躍を見せている。

 VSEとMSEに続いてGSEの設計にも携わった「岡部憲明アーキテクチャーネットワーク」代表の建築家、岡部憲明氏にGSEのデザインに秘めた狙いと苦労話を東京都内で聞いた。(共同通信=経済部・大塚圭一郎)

 ▽貴公子とレディー

 ―どんな点にこだわったのか。

 「VSEの先鋭なシャープさに対してGSEはゆったりとしたボリュームを表現した。VSEの先鋭なシャープさに対してGSEはゆったりとしたボリュームを表現した。そこで『優雅な』を意味する英語の『グレースフル(Graceful)』を冠した『グレースフル・スーパー・エクスプレス』とし、頭文字を取ってGSEの名前にした」

 ―VSEとは性格が異なる設計にしたということか。

 「VSEが貴公子ならば、GSEはレディーという見方で捉え、すみ分けられるようにした」

 ―運転席を2階に設け、前面展望を設けた列車は前作のVSEまで全て連接車(車両間に台車を設置し、二つの車両を支える構造の列車)だったが、今回はボギー車(それぞれの車両に二つの台車を設けた列車)になった。その理由は。

 「連接車はサスペンションが優れており、フランスの(超高速列車)『TGV』なども採用しているが、MSEを設計してボギー車でもかなり乗り心地が良い列車をつくれることが分かった。対応する課題として7両編成の列車に400席設け、荷物を置けるようにし、体の不自由な方に配慮することなどがあり、将来はプラットホームにホームドアを設置するのに対応する必要もあるためボギー車を採用した」

 ―売りの前面展望はどのように磨きをかけたのか。

 「展望席の前面の1枚窓は高さをVSEより30センチ広げ、最前列の座席を35センチ前方に配置し、さらに柱の形状を薄く見えるようにして広い視野を実現した。側面の窓は縦方向にVSEより30センチ拡大して1メートルにし、横のパノラマの広がりも重視した。また、先頭車は車両全体から荷棚を取り払った」

 ▽荷物との戦い

 ―7両編成のうち2両だけとはいえ、荷棚をなくすのは思い切った決断のようだが。

 「(荷物スペースをどうするか)荷物との戦いだった。高齢化社会を迎えてお年寄りは荷棚に荷物を載せるのが難しく、外国人旅行者が大きな荷物を持ち込んでいることを同時に考えた。最初は『荷棚を全部取り払えませんか』とすごくラディカルな提案をしたが、小田急社内で『さすがにそれを上層部に具申するのは大変だ』といろいろな議論があった。その結果として先頭車は全車両展望という考え方にした。乗車すれば荷棚がない車両がいかに広く見えるかを理解してもらえる」

 ―荷棚を取り払うために荷物置き場の確保に苦労したようだが。

 「(スーツケースなど大きな荷物を収納でき、ベビーカーを折りたたまずに置ける)荷物置き場を1両以外に1カ所ずつ設けるとともに、着目した座席の下の足もとにキャリーバッグを入れられる空間ができた。大きなポイントは二つあり、一つはヒーターの熱い空気がいすの前後に出るようにすることで、座席の下に置いた荷物が温まってしまわないようにできた。もう一つは、座席の向きを前後に変えるための回転機構をフラットにできた」

 ―座席のデザインに相当こだわっているようだ。

 「座席の張り地デザインは、早い段階で造形作家の岡崎乾二郎氏に依頼した。知的で優秀なアーティストで、色彩感覚がものすごく優れているので協力してもらい、細やかで鮮やか、かつリズミカルなデザインに仕上げてくれた。また、座席の背面については、特急列車の座席の背によく付けられている物を入れるためのネット(網)が嫌だった。使っているうちにたわんでしまうため、採用している鉄道会社は代替品を探す必要が出る」

 ▽後ろ展望もおすすめ

 ―GSEの塗装は、1957年に登場した初代型ロマンスカー「SE3000形」などと同じく赤色を採用したが、小田急からのリクエストもあったのか。

 「リクエストは特になかったが、われわれに言わなくても心の内で『赤色が残ってほしい』『岡部さんが赤ではない色にしてしまった場合はどうしようか』と考えているのは見え見えだった(笑)。GSEへの置き換えで(1980年に運転が始まった)『LSE7000形』が引退して消えるため、赤い車体にすればいいと考えた」

 ―最終的な色を決める際は、役員会が決めたのか。

 「最後に役員会が決定した。2種類の赤色を見せ、(良いと思うほうを)選んでもらった。赤色が警戒色のようになり、どう見ても消防車のような色になってしまうとまずかった。そこで今回の車体色はターゲットを赤としつつ、グレースフル(優雅)な優しさを持たせるため、多くのバラの色を探した。採用した車体色がバラの色を基調とした『ローズバーミリオン』で、柔らかな赤に見せる手法として屋根の部分に深い赤色の『ルージュボルドー』をあしらい、側面にロマンスカーの伝統色である『バーミリオンオレンジ』の帯で装飾した」

 ―設計者としてアピールしたい点は。

 「前面展望が注目されているが、本当は列車の一番後ろからの展望をもっと楽しんでほしい。今回は先頭だけでなく、最後尾も車両全体が展望車両となる。蒸気機関車(SL)の時代には展望車を列車の一番後ろにつないでおり、後ろ展望は遠のく風景を見るのにはものすごく面白い場所だ」

 ―ロマンスカーのほかにも、箱根登山鉄道が2014年に導入を始めた『3000形アレグラ号』などの小田急グループの車両設計に関わってきたが、今後はどのようなプロジェクトに関わりたいか。

 「動くものが好きなので、また車両も設計したいし、駅舎のデザインも手掛けたい。小田急はただ経済性を追いかけるのではなく、社会性、公共性を非常にリスペクト(尊敬)する会社で、デザインをとても大事にするので気が合う」」


後は、箱根に、地震が、ないこと、噴火がないことで、願いたいが、
現実、箱根は、あれから、何年か。忘れた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 考えると、敗北だろう。アサヒ。 | トップ | いろいろ、地位のある人は、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ニ言瓦版」カテゴリの最新記事