二言瓦版

「復讐は神に所属する。」 「旧約聖書」


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考えると。

2017年01月15日 16時56分17秒 | ニ言瓦版
可笑しい賞。
最後は、映画は、なんで、食うか。
勝手なことだろう。
広告なのかもしりない。
賞。


「先日、「第90回キネマ旬報ベスト・テン」が発表され、日本映画部門の1位には、のんが声優として主演を務めたアニメ映画『この世界の片隅に』が選ばれ、続く2位には『シン・ゴジラ』、3位には『淵に立つ』がランクインした。

 そんな中、2017年1月9日現在、興収229億2482万5900円をあげて、日本映画歴代興行収入ランキングで『千と千尋の神隠し』に次ぐ2位という輝かしい記録を達成した『君の名は。』が10位圏外となり話題を集めている。

「君の名は。」がまさかの圏外
 「キネマ旬報ベスト・テン」は1919年に創刊された映画誌「キネマ旬報」が、1924年から発表している歴史ある映画賞。

 【作品部門】は、映画評論家や新聞記者、映画雑誌編集者などから選ばれた選考委員が、日本映画と外国映画それぞれ10本を選び、1位は10点、2位は9点……10位は1点と評価を数値化し、その合計点数で順位が決まる。そして、誰がどの作品に入れたか、そして選考理由などが2月上旬に発売される同誌の「特別号」で掲載される。

 多くの映画賞のように、ノミネーション作品を審査員が合議制で決める賞とは異なり、ある意味、透明度の高い賞となっている。

個人が選んだベストテンの集合体の賞
 選考委員はいわゆる映画に精通している人たちが多く、人によっては年間300本近く観賞し、その中から個人の基準に照らし合わせた10本(外国映画を合わせると20本)を選ぶのだが「キネマ旬報ベスト・テン」の特徴はここにある。

 いわゆる興行的に成功した作品の中から選ぶのではなく、規模の大小を問わず、そこにはある程度の客観的視点はあるとは思われるが、基本的には個人が選んだベスト・テンの集合体の賞である。しかも、審査委員はそれぞれが映画に対してかなり個性的な視点を持った人たちだ。

 そんな中、客観性を持たせるのは、「キネマ旬報」が選んだ選考委員のバランスと言えるだろう。映画に対して明確な意識を持つ個性的な論者たちを、年齢、性別など幅広く揃えることによって、偏りを少なくするというのが前提。とはいえ、やはり過去のベスト・テンをみれば、いわゆる興行的な“大ヒット作品”とは全く異なったラインナップと言える。

 前述したように、2016年に歴史的な大ヒットを遂げた『君の名は。』はベスト・テンにランクインしなかったが、近年を振り返ってみても、興行収入ランキングで上位の作品が「キネマ旬報ベスト・テン」に入らないことは決して珍しいことではない。キネマ旬報元編集長の関口裕子氏は、次のように語る。

 「評論家が選ぶベスト・テンは必ずしも興行成績と一致しません。評論家は、観客が発見できなかった、つまり興行的には振るわなかった映画も見ていますので、何人かがそんな作品を持ち点の高い上位で推してくれば、一般の方にとって耳慣れない作品がランクインしてくることもあるわけです。ランクインする作品には2種類のタイプがあります。ひとつは、1位(10点)で推してくる方が数人いるケース、下位(1点、2点)ではあっても比較的多くの方が支持するケース。『君の名は。』は後者なのではないでしょうか? ですので、評価した方は多いものの、得点にはたぶん結びつかなかった。ただ、2月3日発売の『キネマ旬報』で発表される読者のベスト・テンは、皆さんがご覧になっている興行収入が高い作品が上位に選ばれることが多いため、ランク・インの可能性は高いでしょう」

アナ雪」も「永遠の0」も圏外
 2015年興行収入1位だった『ジェラシック・ワールド』は、4人の選考委員がベスト・テン内に挙げたものの、外国映画では34位。2014年、254億円というモンスター級のヒットを記録し興行収入1位に輝いた『アナと雪の女王』も、「キネマ旬報ベスト・テン」では3人の選考委員がベスト・テン内に入れただけで、70位という結果だった。

 ちなみに2014年の邦画興収1位だった『永遠の0』も「キネマ旬報ベスト・テン」では26位(公開が2013年だったので、順位は2013年のもの)だった。

 一方で、近年の「キネマ旬報ベスト・テン」の日本映画1位を見ると、2015年が『恋人たち』(松竹ブロードキャスティング=アーク・フィルムズ)、2014年が『そこのみにて光輝く』(東京テアトル)、2013年が『ペコロスの母に会いにいく』(東風)、2012年が『かぞくのくに』(スターサンズ)、2011年が『一枚のハガキ』(東京テアトル)と、公開規模は小さいものの、人間を正面から描いたメッセージ性が強い作品が並んでいる。

 以前、ある映画評論家が「『キネマ旬報ベスト・テン』や『日本映画プロフェッショナル大賞』などは、作家性の強い作品が好まれる傾向があり、日本アカデミー賞は大衆性が重視されている」と話していたが、今年の「キネマ旬報ベスト・テン」も、前述の1~3位以外にも、『ディストラクション・ベイビーズ』、『永い言い訳』、『湯を沸かすほどの熱い愛』、『オーバー・フェンス』など、まさにそんな傾向が当てはまるラインナップとなっている。

選考委員たちの嗜好はより強い作家性?
 決して『君の名は。』が、大衆性の勝ったエンターテインメント作品という決めつけで、ベスト・テンに入らなかったというわけではないだろう。 新海誠監督が作り出す写実的な映像の美しさや、登場人物が抱える孤独や焦りなどには、しっかりとした作家性が感じられる。

 では、なぜ上位に入らなかったのか。それは『君の名は。』の評価が低いのではなく、『君の名は。』ほど知名度はないものの、他にも力のある作品はたくさんあり、その存在をより多くの方に知ってもらいたいという評論家らの思いが、ベスト・テンへの投票に託されるからなのではないか。「キネマ旬報」に掲載される選考委員の選評からも、そんな個性的な作品への支持が感じられる。

 「本当は公開前に、そんな個性的な作品に観客がリーチできる評論なり、紹介なりがきちんと届けられるのがベターだとは思います。けれどいまは劇場公開が終わった後もDVDなどのソフトや配信などで見られるチャンスがありますし、ランクインしたことによる凱旋興行などもありますので、目に触れた映画に再び陽の目があたるといいなあと思います」(関口氏)

 一方、「キネマ旬報ベスト・テン」で2位だった『シン・ゴジラ』は、現代社会に対して非常に強いメッセージ性を内在しながら、エンターテインメント作品として興行的にも大成功を収めるという、ある意味で2016年最大の衝撃的作品だったのかもしれない。」



信用しないことだ。
映画賞など。

でも、面白い。
残る映画、再度見たい映画は、解るものだ。
一つの映画が、ヒットすると、永遠に、収益が、残る。

ソレが現実である。
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