べってぃのぱっしょん

ビビッとくると「パッション感じた」と言ってしまいます。平たく言えば、好きな物の寄せ集めデス。

『スカーレット・レター』

2005-06-04 23:28:43 | 韓国映画

言わずと知れたハン・ソッキュ氏とイ・ウンジュ主演の作品です。
あらすじは
この辺なんかを見ていただければ良いでしょう。せっかくのgooブログですからね(笑)
以下、ネタバレ有ります。



韓国公開時から賛否両論(どちらかというと「否」が多かった)あったので、そんなに期待はしてなかったんですよ。
話題になっていたラスト15分(ですっけ?)も、どういうものかは韓国のサイトで見て大体知ってました。
「笑うシーンじゃないのに笑いが出てしまった」という感想もありましたが、別にそこまでは・・・ねぇ?
それにしても、ギフンは追い詰められていってどんどん利己的になってカヒのこともなじったりするのに、カヒは最後までギフンの事を気遣うんですね。「自分が辛いから、殺してくれ」と言うカヒにギフンは「死ぬなんて言うな!」と怒鳴るけど、これも自分が死にたくないだけって感じですし。これって、やはり男と女の差なのかなぁ。
あのシーン、私は何だか胎内をイメージしてしまいました。

真っ暗な中で窮屈に縮こまっている二人。
ギプンが裸&血まみれで引っ張り出される姿は、胎児そのものとさえ思いました。
そう考えながら振り返ってみると、写真屋の事件での凶器はマリア像だし、ギプンの妻は妊婦。しかも中絶を繰り返していた。更に、カヒも最終的にはギプンの子を身籠りながら命を落としていった・・・。
ここまで「命」(或いは逆説的に?「死」)と結びつく要素があると、監督にはそれなりのメッセージがあったのではないかと思うのです。
よく言われているのは「業の深さ」とか「逃れられない愛」とかですが、もっと大きなというか、多義的なモノ。
そりゃ確かに冒頭に出てくるのは、聖書の禁断の果実の部分(って言うんですか?よく知らないんです)ですけど・・・それだけじゃ腑に落ちないのす。
私は物分りが悪いので、どうも辻褄を合わせられないのですよ。
色々見て回ったんですが、手がかりはつかめず・・・。やっぱ私の思い違いかぁ。
誰か分かるように説明してぇ~~~


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