だから近い将来、何が起きてもいいように、実物資産（タンジブル・アセット）の王様である金を今のうちからどんどん安値で買っておきべきでしょう。
まだ一度も買ったことがない人は、１００グラム（現在、小売価格で４８万円ぐらい）でもいいから買いにゆきにいったらどうですか。あるいは１オンス金貨（１６万円）を何枚か、買えるだけ買いましょう。
そしてそれらをすぐに売ったりしないで、自分の手元にずっと置いておいてください。５年か１０年でしょう。それが将来、ひと財産になって、あなたとあなたの子供やお孫さんの生活を守ることになるでしょう。
少しも動揺することなく、着々と行動すべきです。余裕資金のある人は、今のうちに預金を銀行からどんどん下ろして（預金を引き出して）、金に代表される安全な実物資産（タンシブル・アセット）に変えてください。それが真に賢い生き方ですよ。
このあとは、株価１万１０００円ぐらいの低空飛行のまま、自民党政権は７月２１日の参議院選挙を何とか乗り切っていくでしょう。
つい最近まで自民党が圧勝すると言われていました。しかし圧勝はなくなって、僅少の差で公明党とあわせて過半数（定員２４０のうちの１２２議席）をとるのがやっとという風向きになりつつあります。
株価が１万円割れという事態になれば、そのあとは自民党の責任どころか日本国家の衰退が決定づけられることになるでしょうね。
財務省が毎月発行する新規の国債を、引き受ける金融機関がなくなる日が近づいていているんです。そのときに日本国家のデフォールト（債務不履行）、国家破産となります。この、恐怖のシナリオが本当に現実なものとなりそうですね。あと１年もかからないでしょう。
今度の、日本の金融市場での動きは、アメリカが、徹底的に日本の株と国債を売ろうとしていることなんです。ここには深い計略が見られますね。主にゴールドマンサックス系のヘッジファンドたちからの先物での売りがひどかったですね。
シカゴマーカンタイル取引所（ＣＭＥ，シー・エム・イー）のレオ・メラメッドが率いる、ロボット・トレーディングの爆発的な脅威が迫っているんですよ。アメリカはヨーロッパより先に、日本を犠牲者にするという計画を実行していますね。アメリカは、ヨーロッパの金融市場を先に崩すよりも、同じ白人同盟だからヨーロッパとアメリカが生き残るために、日本を先に食い物にして犠牲の山羊（ホロコースト）にする戦略を始めました。
日本は、今、危機に陥っています。
４月４日以来の「黒田バズーカ砲」、「黒田大砲」の異次元金融緩和、の効き目はこれで消えました。
５月２３日に株が１４００円暴落した日の午後、日銀黒田は、急に３兆円の日本国債の買い支えをやりました。これで、黒田日銀は日本国債の暴落（長期金利の上昇）を阻止することこそは、超金融緩和策（日銀による国債の無制限の買い上げ）を採る真の理由だったことがはっきりしました。
株式の暴落よりも、日本にとって恐ろしいのは日本国債の暴落による金融崩壊の危険なんです。
５月だけで、日銀は１０兆円ぐらい国債の買い支えをやりました。このあと、また日本の株価が１７０００円まで上がることは、ほぼ無くなったでしょう。アメリカの株価（ニューヨークのダウ平均株価）も、１６０００ドルという、ヤラセとインチキの限りを尽くした空吹かしは、終わったでしょう。
先進国として、成長を尽くした国家は、もうそれ以上、成長する、ということは無いのです。
