この、おかしな国、日本!どうやって生きていくのが楽しいか?

あ~あ~こんな国に生まれちゃったよ・・・・

ワシントンの各省の高級官僚どもが、全員、失職する・・・

2016-08-11 12:08:52 | 日記

「トランプは人格に問題がある。大統領にふさわしくない」という 、トランプたたき潰(つぶ)しの、攻撃が、このあと、9月、10月も続くだろう。だが、トランプと、トランプを応援している、防衛隊は強固な意志をしているから、それらの攻撃を跳ね返してゆくだろう。あと2ヶ月とちょっとだ。まともなアメリカ白人(トランプ支持派)と、ゆがんだ人間ども(ヒラリー派。世界をアメリカが食い物にして、これまで同様に恐喝で支配していいのだ。さらには大きな戦争もする派) との闘いだ。

 トランプが勝ったら、どういうことになるのか。 はっきりしている。 首都ワシントンを押さえて、支配して、自分たちのものにしてきた、官僚、ロビースト、薄汚い利権屋どもが、大量に失業するのである。その数2万人だろう。このことが、彼らにとっては、ものすごく嫌(いや)なことなのだ。たとえば、日本を操(あやつ)っている顔ぶれであれば、筆頭のリチャード・アーミテージ、マイケル・グリーンたちが、失職する。彼らの裏仕事(うらしごと)や、軍需産業からのリベート貰(もら)いの収入がなくなる。

 ワシントンの各省の高級官僚どもが、全員、失職する。アメリカ人は、官僚たちでも、怒鳴り合いをする。「局長よ。今まで、さんざん、威張ってくれたね。ヒラリーが次になって、このまま自分の地位は安泰だ、と言うことは、もうないんだよ。さっさとどけよ。その席には、トランプ支持の共和党員である私がが座るんだよ」「どけ、耄碌(もうろく)じじい。 moron 。 消えていなくなれ crawl away  」 と、言う。言い放つ。

 この官僚たち内部のイス争い(権力闘争)が、今、アメリカの本省(ほんしょう)の、幹部公務員たちの間で、ワシントン全体を揺るがしている。ものすごい騒ぎとなって、アメリカ政治が、激しく揺れている。 失業したら、いまどきは、アメリカの上級公務員でも、なかなか、再就職先は、簡単には見つからない。

 本省の 局長( director ディレクター 一応、長官。庁とかのトップ)クラスで、天下りで、大学の副学長とか、研究所長とか、大企業の副社長になる。だいたい年収で、50万ドル(6千万円)ぐらいの位置だ。恵まれた職に、さっと移れる者は、ごく一部だろう。よっぽど名前と顔(業績、業界とのつながりで)が売れている者たちだけだ。民間に天下(あまくだ)ってこの「大学の副学長で年収50万ドル」 になれるのは。 アメリカの実情がこれであからさまに分かる。

 だから、このヒラリー派の、グローバリスト(地球支配主義者、ネオコン系、軍産複合体(ぐんさんふくごうたい)系の、根本的に汚れた、アメリカの官僚たちが、粟(あわ)を食っている。アワアワと慌(あわ)てふためいている。おしりに火がついているのだ。だから、アメリカ民衆の反乱を体現する、ポピュリスト populist のトランプを、官僚たちが、激しく憎悪している。 

 今さら、「自分は、トランプの悪口なんか言わなかった。自分は、トランプ大統領に忠実に仕(つか)える」と、改心、変心、転向しても、アメリカ人の世界では、バレバレに互いにバレているから通用しない。

 下っ端の出世のないノンキャリのような、下積み公務員は、この猟官制度(りょうかんせいど)の下では首になることはない。下っ端は、事務作業労働者だから安全だ。

 上級職は全員、総取っ替えだ。 それが、 “元祖ポピュリスト”の、第7代 ジャクソン大統領の「ジャクソニアン・デモクラシー」以来の伝統である、猟官制度(スポルズ・システム spoils system )というものである。だから、ヒラリーが当選しなかったら、ワシントンのよごれ官僚ども、一万人の首が飛ぶ。

 ああ、気分がいいなあ。私、が、一番、注目しているには、実は、このワシントンの ド官僚どもが顔を引き攣(つ)らせて、真っ青になって、右往左往している様子だ。目下、そのドタバタ劇が、ワシントン全部で、わーわーと大騒ぎで起きているのだ。だから、トランプが勝つべきなのだ。

 きたないモノをすべて、洗い流して、一掃して、ぶん投げて、アメリカの本当のデモクラシーの原理に戻るべきだ。  デモクラシーとは何か。それは、自分たちが選んだ、このリーダー(頭領、酋長、しゅうちょう)は、女問題とか、酒乱とかの癖があるが、そんなものはどうでもいい。この優れた頭脳と、勇気と、人一倍の体力のある、この男に、自分たち幌馬車隊(ほろばしゃたい)の、部族(ぶぞく、トライブ tribe )の運命を託した。

 この男を信頼して、私たちはその指導の下で、生きてゆく。この男は、自分たちのために、真っ先に、命を張って、私たちを守ってくれるはずだ。だから部族を守るための戦いになったら、この男の指揮下で、俺たちも命を賭けて戦うぞ、ということだ。 こういう 制度、精神のことを、デモクラシー(代議制民主政体)というのだ。 日本人は、アメリカ様(さま)に、敗戦で屈服したときに、このデクラシーを押し戴き、下げ渡されたはずなのだ。

 それなのに、このデモクラシーの魂、本髄(ほんずい)を習っていない、教えられていない。

 トランプは、そういう男だ。悪賢く、せちがらい、厳しい、経営者というのを長年やってきて、苦労を積んでいる、トランプだからこそ、見えている、ずば抜けた才能がある。

 トランプが、意識的に取っている、「敢えて、わざと、意図的に、計画的に、危ない発言をする」という計略の、本当の意味については、今日は書かない。

 私、は、トランプや、プーチンと、自分は、脳がつなかっている、と感じることがよくある。だから、日本では本当に珍しい人間だ。私には、いろいろと見える、分かることがある。

 トランプが、言わなくてもいいこと(失言)を言って、揚げ足を取られて、失敗しないように、「 トランプから、ツウイッター twitter を取り上げるべきだ」と言う人がいる。 そうではないのだ。

 今こそ、いまだからこそ、トランプは、命懸(いのちが)けになって、本気で、今のうちに、言うべきことを言わなければいけないのだ。今、言わなかったら、言っておかなかったら、あとで、大変なことになる。そのことが、私、には、痛いほどよく分かる。


フランス白人たちとは、どういう国民なのか・・・

2016-08-11 11:57:55 | 日記

トルコ・クーデターがあった前日の14日の、「パリ祭」(フランス人の革命記念日)の、コート・ダジュールのニースで、トラック・テロ(84人死、300人負傷)が起きた。これには皆びっくりした。トラックを全速で人混みの中に突っ込んで走らせると、本当に爆弾級の殺傷力を持つ、ということが分かった。

 それほどの憎しみを買っている、フランス白人たちとは、どういう国民なのかを、私たち日本人は、もう一度、あからさまに見つめなければいけない。犠牲者の追悼式で、浜辺で、国歌ラ・マルセイエーズを浜辺の群衆が一斉に歌い出した。 この歌は、「攻めてくる敵たちの血を 我らが畑に吸わせろ」という血生臭い歌である。

 フランスのイスラム教徒圏からの移民たちの3世ともなると、フランス語しか出来ないし、帰るにも、もう帰る国はない。いじめられた、差別させた、に、ISのジハードの思想を、ネットで植え付けられて、自爆攻撃(スーサイダル・アッタク)に出るのだ。 


トルコ・クーデターそして10時間で失敗・・・

2016-08-11 11:45:57 | 日記

7月15日に起きた、トルコ・クーデターそして10時間で失敗、のことも書いておく。
私は今もトルコで起きたことをずっと調べている。 本当は何が起きていたか。公表された西側の英文の記事とかを根拠にするしかない。

 はっきりしたことは、首都アンカラで、銃撃戦で2千人ぐらいが死んでいる。警官隊(エルドアン大統領側)と軍隊(クーデター軍)で激しく撃ち合ったようだ。死者は公表された4百人ではない。 英SASのようなトルコ軍の精鋭の特殊部隊が、主力になってクーデターを実行した。空軍の司令官が実行部隊のリーダーだとされる。

 この将軍は、ピストルを突きつけられながら、アンカラのエルドアン大統領の大統領警護隊 Presidential guard =政治警察=国家秘密警察官たちに反撃されて、捕まって、そのままテレビに出て、「反乱は失敗した。投降せよ」と言わされたあと、射殺されたようだ。 空挺部隊と戦闘ヘリコプター部隊(メカナイズド・キャバルリー mechanized cavalry 空の騎兵隊)は動いていない。15日のクーデターcoup d’etat の直後の首都アンカラの様子がほとんど映像で写らない。

 イスタンブール(コンスタンチノープル)ばっかりだ。エルドアンがコンスタンチノープルに到着したのは、ここの空港(皮肉にもケマルア・タチュルク空港)が、反乱軍(クーデター側)に制圧されていなかったからだ。

 首都の エルドアンの大統領官邸警護隊=警察部隊 と 反乱軍が衝突して、反乱軍の戦車が、乗用車で突っ込んでくる警護隊をぺしゃんこにした。が、4,5台も突っ込んで来ると戦車でも止まるようだ。 そういう戦いをやったようだ。アンカラの議会にも、戦闘爆撃機が一機?二機 だけだが爆弾を投下したから、議場にいた、エルドアン派( AKP。与党、公正発展党)ではない反対党の野党の議員たちも激しく怒ったようだ。

 エルドアンが居たのは、南部のギリシア側の Marmaris マルマリス という都市のリゾート・ホテルだ。ここを精鋭のクーデター部隊が襲撃して、エルドアンを殺害する、という計画であった。数十人しか護衛を付けていなかったであろうエルドアンは、すんでの差で、ホテルから脱出して逃げ延びた。飛行場は制圧されていなかった。 このクーデターの決行の情報を、ロシアの、シリアのラタキアの空軍基地が通信傍受して(15日の午後4時頃)いち早く、ロシアが知ってそれをトルコ政府に伝えた、という記事がある。 

 だが、それよりももっと早く、プーチンはNATOの将軍たちの中に送っていたスパイから、この不穏な動きを知ったようだ。アメリカの特殊部隊(ヒラリー、ネオコン系)が背後で引いている。プーチンは、エルドアンに緊急で電話して、「殺されるぞ。危ないぞ、逃げろ」と言った。 

 8月9日(おととい)のサンクト・ペテルブルグのロシア・トルコ首脳会談では、エルドアンもプーチンも不愉快そうに、お互い、そんなに打ち解け合っては居なかった。 どっちが上か、ロシアの風下には立たないぞ、という感じの厳しい交渉だったようだ。 

 流石(さすが)に、一千年の歴を持つオスマン・トルコ帝国 とロシア帝国の、駆け引きだから簡単ではない。だが、エルドアンは、記者たちの居る前で、声明文を読み上げて、その冒頭で、「クーデターが起きた直後に、プーチン大統領から、電話をもらって有り難かった」と憮然(ぶぜん)とした表情ではっきりと言った。エルドアンは、プーチンから命を助けられたのだ。 

 命の恩人の言うことを人は聞く。このあとの、天然ガスの供給ルートである、黒海横断パイプラインと、トルコ・パイプライの工事の再開が、どれぐらい両国にとって、重要なことであるか。そしてヨーロッパまで運ばれる。このことは、私、副島隆彦の秋に出す金融本で詳しく書く。 

 ということは、西側同盟(ザ・ウエスト)が、「ナブッコ計画」以来、トルコを、ロシアから自分たちの側に取り上げて、ロシアの収入の生命線を断ち切る、という大きな戦略で動いていたのだが、西側同盟と アメリカのヒラリー派は、決定的な大失敗をした、ということだ。
 
 田中宇(たかかさかい)氏が、書くとおり、これで、シリアもトルコも、北イラクも、ロシア・プーチンの支配圏、勢力圏に入った、ということだ。アメリカはもう、手出しができなくなった。 7月15日のトルコ・クーデター失敗については、もっともっと書きたい。


ヒラリーは、どうせ、(どの道)逮捕され、投獄されるのだ・・・

2016-08-11 11:30:32 | 日記

私は、「ヒラリー 対 トランプ の 闘い」をずっと、追いかけている。この7月には、実にいろいろなことが次々と起きた。私が世界の大事件を、追いかけて、自分の脳(=思考力)で咀嚼(そしゃく)するだけでも、大変だった。

 一体、この7月1日から、世界で何が起きていたか、を分かることは、この秋からの世界の激動を知るための大事な土台だ。

 私は、「ヒラリーは、どうせ、(どの道)逮捕され、投獄されるのだ」と言い切る。なぜなら「犯罪の証拠が次々と明るみに出ている」から。もう隠し通すことは出来ない。行くところまでゆく。 私は、ヒラリーは逮捕される、の理由をずっと証拠の文献と記事をたくさん挙げながら書いて行く。

 この7月に次々と起きたことについて。

まず、7月1日に、ロレッタ・リンチ米司法長官(=検事総長、黒人女)が、こともあろうに、利害関係人であるビル・クリントンと密かにアリゾナ州の空港の司法長官の専用機(へー。アメリカの高官は、こんなものを持っているのだ)でコソコソと会った。

 これで、やがてリンチは(リンチに遭う、ギャクでは済まない )自分自身が捜査妨害、証拠隠滅(いんめつ)の罪で逮捕、起訴されるだろう。コーミーFBI長官は、首の皮一枚で、なんとか「職務を全うした」で逃げ切れるだろう。
 
 米国務省の幹部たちが、怒り狂っている。自分たちに内緒で、秘密で、クリントン・ドット・コム Clinton com という自宅サーバー、およびドメインで、無防備に、ヒラリーが、機密が重要に保護されている国務省のアカウントを使わないで、女のバカ知恵、浅知恵( 女という生き物には、男が持つ、抽象力、観念=イデア、idea = がない。男は、女が子供を産む様子をじっと見ていて観念というものを生んだのだ。そのせいで、人類は不幸になったとも言える) で、いいかと思って、自分の手下の、配下の 国務省の下部組織である、CIAの特殊部隊、暗殺部隊、工作班をいいように使っていた。 それが、今もどんどんバレている。それがベンガジ事件だ。もう逃げられない。

 これを、日本の新聞では、意味不明のまま、「公務を私用メールで使った違法行為(規則違反)などと書いている。書いている日本人の新聞記者たちが、その意味が分かっていない。

 何が公務で、何か私用メールなのか。 国務長官だったヒラリーが発信し、交信したメールはすべて公務である。私用(プライベット)メールなど無い。

 国務長官だったヒラリーは、どんな内容でも、誰にメールを書いても、それは、公務である。私人の、個人用のメールでした では済まない。  自分が殺した(2011年10月20日、5年前)アンマール・カダフィの亡霊が、ヒラリーに取り憑(つ)いている。

トランプ支持者たちは、全米の、どこの会場でも、毎日、「ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ」と怒号している。 これが、” Lock Her Up ! Lock Her Up ! “ の大きな怒号である。 「ロック・ハー・アップ ! ロック・ハー・アップ !」とは、
「ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ」の大合唱である。 

「ニューズウイーク誌の日本版」では、このように書かれている。

(転載貼り付け始め)

Fear and Loathing in Cleveland
「 クリーブランドでの共和党大会は、恐怖と脅(おび)えに満ちていた」

Newsweek Aug. 2 2016

・・・大会2日目、予備選から撤退したニュージャージー州知事のクリス・クリスティーが登壇した。彼はトランプへの支持もそこそこに、民主党の指名獲得を確実にしているヒラリー・クリントンを糾弾した。国務長官時代の私用メール問題について「模擬(もぎ)
裁判」を始めた。会場から「有罪!」 「牢屋にぶち込め!」と声が上がった。

・・・・同じ日、 ニューハンプシャー州下院議員のアル・バルダサロがラジオ番組に出演した。大使ら4人が死亡した2012年のリビア米領事館襲撃事件(=ベンガジ事件)について、当時、国務長官だったクリントンは、「国家反逆罪で銃殺されるべきだ」と言い放った。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。党大会は、こういう感じだったのだ。

 共和党だけではない。民主党の党大会でも、バーニー・サンダーズ支持派の各州の代議員(デレゲイツ)を中心にして、 “ Hillary for ✖ President ・・・ Prison “
「ヒラリーを大統領に、ではなくて、刑務所送りにしろ」とスローガンを掲げて、騒いでいる。 それが、今のアメリカ合衆国だ。


「ヒラリーを大統領(President)へ」ではなく
「ヒラリーを刑務所(Prison)へ」と書かれたTシャツ

「そんなことを言っているのは、だけだ。どうせ、ヒラリーが勝つんだよ」と、甘い考えで、生きている低脳(ていのう)たちは、自分たちは、グローバリスト(地球支配主義者)の手先をやっていれば、安泰だ、と思っている。 吠(ほ)え面(づら)をかくな、と、私、が書いたら、「お前こそ、こそ吠え面をかくなよ」と言うだろう。

 まあ、いいだろう。世界史の大きな転換点での大きな動き(歴史のダイナミズム)というものを測り間違いを私はしない。

 以下に乗せる、たかが日本の日経新聞(経団連、農協と共に、大手町に大きな共同ビル、寄り合い所帯、を建てた)でも、次のような新聞記事を書いている。よーく読んでご覧なさい。 「集まった6千人以上の(トランプ)支持者は「クリントンを投獄しろ!」と連呼した」とはっきりと書いている。

(転載貼り付け始め)

「 11月本選へ舌戦開始 米大統領選、支持拮抗 」

2016年7月31日  日経新聞

 正式に大統領候補に指名された民主党のヒラリー・クリントン前米国務長官(68)、共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(70)が29日、11月の本選に向けて舌戦を開始した。

トランプ氏が一時上回った支持率は再び同率となるなど、人気が拮抗している。両者は勝敗の行方を左右する激戦州を重点的に遊説し、1人でも多い選挙人の獲得を目指す。


7月29日、ペンシルベニア州で演説するクリントン氏=AP

 「真実が明らかになるまであと100日だ」。クリントン氏は29日、党全国大会を終えた東部ペンシルベニア州フィラデルフィアでの集会で、1千人以上の支持者に投票を呼びかけた。
 トランプ氏が共和党大会で、「18万人近くの犯罪歴のある不法移民が今夜もうろついている」などと訴えたことに対し「(トランプ氏は)国が衰退する暗い絵を描こうとしている。米国を破綻に導くことしかできない」とクリントン氏は強調した。
 
 クリントン氏は副大統領候補のティム・ケーン上院議員(58)とともにバスで3日間かけて遊説しながら激戦州オハイオへ向かう。同州は民主、共和の支持率が拮抗する。本選は大半の州で1票でも多く獲得した候補がその州の選挙人を総取りする仕組みで、激戦州の動向が勝敗の鍵を握る。


7月29日、コロラド州で演説するトランプ氏=AP

 トランプ氏は同日、激戦州コロラドでの集会で「我々はここで勝たなければならない」と気勢を上げた。同州はヒスパニック(中南米系)が多く、メキシコ不法移民を攻撃するトランプ氏には不利だ。予備選でもテッド・クルーズ上院議員が勝利した。
 
「昨夜の(ヒラリーの)ウソばかりの演説を見た後では、もはや紳士ではいられない」と攻撃を本格化すると宣言した。集まった6千人以上の支持者は「クリントンを投獄しろ!」と連呼した。

 米CNNテレビなどが22~24日に実施した世論調査はトランプ氏の支持率が3ポイント上回ったが、ロイター通信の25~29日の調査は逆にクリントン氏が5ポイント上回った。米政治専門サイト、リアル・クリア・ポリティクスがまとめた主要調査の平均値は、29日時点で両者が44.3%で並び、接戦となっている。
 
 調査会社ニールセンによると、指名受諾演説の視聴者はトランプ氏が3220万人で、クリントン氏の2980万人を上回った。米国の分断を象徴する異例の戦いに全米が注目している。

(転載貼り付け終わり)