誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、冠山(美郷町)

2012-10-17 20:29:16 | 山歩き

誘われて、冠山(美郷町)

コース;正面登山口~P3尾根~南岳~日の丸展望分岐~谷川と山の神~権現山~
  宮が原岳~隠田~二段滝~樋口滝~東登山口~熊山林道~正面登山口

 今回のメインテーマは、隠し田の広さ目測と”ツキヌケホトトギス”の花鑑賞
広~~い登山口の駐車場、ポツンと我が愛車だけ(淋しいかな?待ってなよ~)
K氏開拓のP3尾根ルートに足を向ける。

いきなり急登が始まり、最初の尾根のショルダーまで肩で息して登る。
このルート、杉林に囲まれ展望は殆どなく、風さえも遮って蒸し暑い!
夕べの焼酎の名残が、汗となって額から頬を伝って流れ落ちる。
ウワ~今日は最悪の登りになりそうだ~

 K氏の迷言プレートに思わず眉を顰め、脱力しそうに成りがらら急登を登って行く
一のショルダー,二のショルダーを越え、登山口から50分で冠山南峰438mに登りつめる。

山頂の証拠写真を撮影して、お決まりの千畳岩に寄ってみるも・・・(--;)
山頂に戻って、権現山・宮ヶ原岳の周回路へと足を向ける。

 この日、まだ誰も歩いていないらしく、時折、蜘蛛の巣の待ち伏せに遭う。
日の丸展望台の分岐、この日の訪問は眼中になく、日の丸撮影だけで山の神へ

南峰から山の神の谷川まで、運動会時期に合わせて障害物レース設定か?
やけに倒木が多く、乗り越え潜りぬけなど体力消耗コースになっていた。

 谷川の冷たい水で顔を洗い、山の神に頭を越える非を詫びて権現山に登る
登山者の多くは、杉林のショートカットへ進むのか?権現山への道は消えかかっていた。
谷川から7分、これでも1座の『権現山404m』に登頂~♪


 冠山南峰から宮ヶ原岳は、馬蹄形となっており、ここ権現山が中央付近か。
稜線を左に左に、Up-Downしながら歩くと、突然そこだけが明るい宮ヶ原岳438m
明るいが、展望はい方向だけで、特別目に映る光景はない(--;)
食事には早く、証拠写真だけ撮影すると、そそくさと次なる隠田へ向かう。

 宮ヶ原岳から暫くは、東に樹間の穏やかな稜線歩きが続くが、
北に向きが変わると一転して、転がし坂とも言える急勾配の下りが待っているので
北に向きを変えるまでは、頭の上にたわわに実る山の幸を戴きながら歩く
***ホラッ♪ 山猿を同行者に選ぶと、こんなにも山の幸をゲット出来ますよ~


 急勾配を下って、お目当ての『隠し田』へ
こんな山の中の谷間に、田を作っていようとは、悪代官様も知る由なしだったか?
前部の田の跡は写せないが、凡そ一反五畝はあるのではなかろうか?

谷川の水だから、昼夜の水温差が大きいから、美味しいお米が取れただろうな
でも、この山中に田を作りに来て、収穫したお米を運び出す苦労は想像を絶しますね。
今は、鹿など山の獣の格好の水場、日向ぼっこの場所になっている様である。

 隠田を過ぎると、ちょっと気を抜けない場所が続いて、二段滝へと下りて行く

此処のは、”ツキヌケホトトギス”が咲いているが、最近はめっきり個体数が減ったようだ
以前は、1mを有に超える長さの茎に、20個ほどの花を咲かせるものも有ったが
ここ数年は、すっかり小振りになってしまった。

 二段滝での花鑑賞を終えると、やや軟弱なゴロゴロ石の登山道を下って樋口滝へ
樋口滝の上部は特に足元に注意が必要で、うっかり枯れ木を掴んだり石に躓いたら
その場で、閻魔大王の下へ直行となってしまう事になりかねませんよ (^。-)


樋口滝、最後に梯子を下ると、落差13m?程の樋口滝の滝壺に下りる。
水量が少ない上に岩を伝い落ちる為に、滝つぼらしいものはない!
夏の山あるにの時は、よく水浴びして火照った体を冷やしたものです♪
樋口滝でマイナスイオンを浴びたら、東登山口目指して仕上げの山歩きとなる。

 浮石、張り出した木の根に、仕掛け罠の蔓の根などなど
くれぐれも、最後に痛い目に遭わない様に下って、熊山林道へ飛び出す。

綺麗に舗装された、熊山林道を10分ほど歩くと、笑顔の愛車と再会となる。
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誘われて、本谷山1643m

2012-10-16 19:56:06 | 山歩き
誘われて、本谷山1643m
 ピークハントのお手伝い&紅葉を求めて♪

コースタイム:尾平登山口(09:00)~六角小屋跡(9:15)~縦走路(09:20)~幕営地(09:30)~1388mピーク~(09:50)~
      1475mピーク(10:15)~スズタケ林(10:30)~三国岩(10:50)~本谷山山頂(11:05~11:15)~三国岩(11:25~12:10)~
      縦走路分岐(13:05)~登山口(13:25)


 尾平トンネルの宮崎県側の登山口から杉林をジグザグに登って、尾平越の縦走路へ向かう



杉林を登ると右手に一際大きな杉と六角小屋の朽ちた跡があり、やがて祖母山~傾山の縦走路に出合う
尾根からは、祖母山~天狗岩~障子岳~古祖母山の稜線が青空に浮かんで見えた。


暫くはなだらかな縦走路の稜線歩で、ブナの巨木を見ながら水場のある幕営地1334mpへと歩く

幕営地を過ぎると、1388mピークへの登りとなるが、単峰の軽装ならここの登りもブナが癒してくれる
*祖母山~傾山縦走では結構難儀する登りで、背中の荷物を放り投げたくなる登りである。
そんな気持ちを汲んでくれたか? 見てください、この木の捻じ曲りの様子を・・・まるでコンブ結び

1388mピークを過ぎる辺りから、秋を待ちわびたモミジやナナカマド、ツタウルシが紅葉を見せ始めていた。

ここから眺める、高千穂の町並や稲刈りを済ませた棚田の光景が素晴しく見渡せた。

 紅葉を眺めながら登って行くと、足元が熊笹に覆われ、第二の登りで1475mピークへとなる。

ピークを過ぎると目指す本谷山が見え隠れし、熊笹からスズタケの林が現れると最後の登りとなる
所々で振り返ると、古祖母山が『もう少しがんばれ~』と後押ししてくれる。

足元が露岩になり登りが一段険しくなると目の前に、三国岩と呼ばれる展望岩が現れる
ここから眺める古祖母山の全貌が見られ、尾平越からの軌跡を目でなぞらえる。
展望は、下山時に食事を取りながらゆっくり愉しむ事にして山頂を目指して登る

 三国岩を過ぎるとやや傾斜が緩くなるので、最後の最後の登りに備えて呼吸調整
ツタウルシのゲート?を抜けると登りとなり、人吉カメさんの『山頂5分』が迎えてくれる

枝振りの見事な松が現れると、本谷山1643mの山頂に到着する。
*山頂は狭く、周囲を木に覆われて殆ど展望はない(--;)

 山頂滞在10分で往路を見国岩に戻って、お楽しみの定番昼食をいただく
本日のメニュー:灰汁巻き、味噌ラーメン(シイタケ,ウインナー,タマネギ,ユデタマゴ,コーン)、コーヒー、梨
山歩きでは、ご馳走メニューです♪
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誘われて、揺山1335m

2012-10-15 20:56:52 | 山歩き


” 揺山1335m ”-2012/10/07(Sun)


コースタイム:登山口(10:10)~前峰P(10:35)~最低鞍部(10:45)~揺山山頂(11:05~11:25)~登山口(12:05)

 祇園山から下山すると、道路を挟んで対峙する『 揺山 』へと向かう。
             
作業道を200m車が入っていけそうな広い登山口に、山頂まで70分の案内板がある。
   
作業道を200m行き、V字にターンして登って行くとやがて杉林となる。
杉林を、右に左にと忙しくジグザグに登る(お急ぎの人は、直登でどうぞ~)
             
尾根に登ると、暫くは緩やかな傾斜の登りが続きが、1218P手前はロープの急登がある
  
 1218Pから東に向きを変えながら、小さなUp-Dwonの尾根歩きとなる。
林の中、展望はないし、見るものもない、退屈な歩きとなっていたが
目の前に、ほっそりとした見たことのない花が現れた (^。^/~)
小さくて上手く撮影できない、マクロを使うもイマイチピントが合わず(涙;)
        
            
            
珍しい(?)花の『 みやまうずら 』に出逢いました♪
15cmほどの花柄が1本立ち上がって、穂先に10個ほど花を付けている。
花には産毛があり形状は、ラン科独特の形状でやや薄いピンク色
***鳥が翼を広げたような花の形から、"みやまうずら”だそうです。
 花の撮影を諦めて、緩やかな尾根を登り下りして杉林の鞍部へ
最低鞍部からは、本格的な急登が待っている。
一気に登ろうと思っていたのだが、気持と裏腹に足の方はなかなか進んでくれなかった。
            
山頂が真近になると、ロープの連続となるが、ここは意地でもと自力で登る。

 登山口から、55分で揺山山頂に登り詰めた(3回目の登頂)
            
山頂は狭く、一方方向にしか展望はない!
微かな展望を楽しみ、往路を戻って下山するが、ロープ場は登り同様に結構苦戦した。
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誘われて、祇園山1307m

2012-10-14 19:54:20 | 山歩き
  ” 祇園山1307m ”-2012/10/07(Sun)  

” 祇園山1307m ”-2012/10/07(Sun)
コースタイム:登山口(7:55)~尾根展望所分岐(8:30)~天狗岩(8:45)~祇園山山頂(9:00~9:35)~登山口(9:55)

 昨日、霧立ち越し(ピストン8Hr)の余韻のまま、急登の祇園山に登こととなった。
                
山蛭が活動する前の涼しい時間に登っちゃえと、07:55-登山口をスタートした
祇園山、3度目となるがやっぱりこの急登は堪えるね~ --;
  
1の試練:登山口から、前を登る人の靴の裏しか見えない登りの試練を受ける
2の試練:1の試練の後、ちょっと息つきの平坦も束の間の安堵で、次に待ち受ける急登に息が上がり、
 肩で息をして、流石に2の試練には2ヶ所の巻き道が作られていた。
            
3の試練:長い急登を登り終えたら、短いながらも急降下!折角行動稼いだのに・・・(泣;)
4(死)の試練:イヤハヤ、長く急傾斜が続いた、時折、急登が終るかと思える場所があるも見せかけで
 尾根の展望所分岐まで、2回もロープの設置が登場する名物の急登山である
  
5の試練:4つの試練のご褒美に、鞍岡の町や周囲の山々が見渡せる展望所のプレゼントが待っち
 極めつけは、祇園山の唯一とも言える岩場の”天狗岩”の眺望だった。
  
6の試練:山頂を目の前に、天狗の頭に登った碇を買い、泣き(⑦)たくなるような、止(⑧)めたくなるような
 苦労(⑨)の末に、祇園山1307mのてっぺん(⑩)に登り詰めた。
  
 祇園山の山頂、全体的に木々に覆われているが、木々の間から、黒岳や高千穂周辺の山々や
遠くは、阿蘇五岳が雲の彼方に見られた。
紅葉は、気の早い紅葉が薄化粧の準備と言った按配で、10月末から11月半ば辺りが見頃か?
山頂で、挽き立てコーヒー豆を使って、コーヒーブレイクで山気分を満喫する。
気掛かりの山蛭さんも、急登の登りで涙する姿に、出撃を自粛してくれたようだった
下山は、往路を下るが、ちょっと気を抜けば、お尻が地球とキスしちゃいそうでへっぴり腰に
思いのほか時間を使っての下山だった。
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ジャンボサイズの、みつばアケビ

2012-10-13 20:02:23 | 花たち

ジャンボサイズの、みつばアケビ
 Photoで判るかなぁ~・

       
ジャンボアケビ
太さ87mm*長さ17.8mm*重さ275gの超Big!

五ヶ瀬町から『六峰街道』を通り、二上山の登山口から高千穂へ走った。
もちろんお目当ては、山の幸”アケビ”と”ムカゴ”の収穫は言うに及ばす♪

 この秋に登場した、秘密兵器が想像以上の威力を破棄してくれた
秘密兵器の紹介はなしです!
春先に、ちょいと自慢げに口外した途端、あちこちに同じ武器?を手にした狩人が
秘密の収穫困難な場所も、滅茶苦茶に荒らされたので、今回は学習能力ありとして (^。-)

 収穫したアケビ=63個 ⇒ 全部ご近所さんと山仲間へ上げちゃいました。
ムカゴの収穫量=785g ⇒ ” ムカゴごはん ””のっぺい汁”と冷凍保存中

PS:味覚の収穫も嬉しかったが、この六峰街道の”ツリフネソウ”は見事でした。
   殆どが、”葉隠れツリフネソウ”であるが、ある一帯には黄金色の”キツリフネソウ”も
   もしかしたら、今まで一度しか見ていない、”白ツリフネソウ”もと期待して探したが
  そんなに甘くはないようでした。
  オマケの花は、なかなか可愛い”ツルニンジン"でした。

  

  

  


情報求む -m^。^m-/~~

 7月の大雨で、阿蘇一帯はかなりの災害が起きましたが
阿蘇-根子岳(ヤカタガウド)のアクセスは大丈夫でしょうか?
また、砂防ダムから天狗岩の基底部までのルートは大丈夫でしょうか?
ご存知の方、教えてください -m^。^m-
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