今日も、歩いて行こうか…

近郊の山歩きや、昔の街道・古道を歩いてみたり…、鈍行列車で知らない町を訪ねると、探していたモノが…きっと見つかる。

2016年「青春18きっぷ」で行く金沢1泊2日の夏旅…(1)

2016-07-30 23:54:07 | 知らない町を歩きたい…

今年も猛暑の夏旅になりそうとは思いつつ、「青春18きっぷ」を購入…

いろいろ予定を立て時刻表で調べている時が一番楽しいかも…(とにかく、全国で猛暑の予報が出たりで…)

昨年の夏旅も暑かったけど、今年も汗タップリで旅を楽しむことに。

<1日目>29日朝、芦屋駅7:28発の新快速・敦賀行で出発…(昨年は前4両が敦賀行きだったのに、今回は後4両だった)

昨年と同じだと思い、ホームの前方で待っていて、アナウンスを聞いて急いで後方へ移動。

平日の通勤時間なので大阪まで満員、大阪駅でようやく座り、敦賀へ…

敦賀から福井、そして金沢駅に12:41着。

電車を降りると金沢の町はムッとした熱気…暑い! 観光案内所に立ち寄り情報収集。

先ずは、定番(知らない町を訪れたら必ず…)の市内を高いところから眺めるということで卯辰山…

涼しかったら歩いて行くけど、猛暑なので路線バスで卯辰山・望湖台へ(一日2便しかなく、次は14:55)…。

バスの時間まで昼食と、金沢ふらっとバス(右回り)で市内を一回りして車窓からポイント確認を済ませ、路線バスに乗車。

金沢駅前からは乗客も多めでしたが次第に下車し、卯辰山に上る頃には他の乗客なし…

望湖台バス停15:16到着、バス停から歩いて約5分少々で展望台。

市内中心部が木々の間から見えて…(この眺望のみ)、樹木が成長して展望台が低くなったようです。

望湖台に到着時、ドライバー(若い女性)さんに望湖台以外の眺望ポイントもアドバイスして頂き、そこにも立ち寄ることに。

望湖台から約10分少々移動して「見晴らし台」、こちらの方が眺望は広がっていました…

日差しはきついですが、木陰に入ると山の上だけに心地良い風も吹き、ホッと。

卯辰山から「ひがし茶屋街」へ向かって歩いて下山…、途中、発見したのが…

兵庫県も昔はマッチ産業が盛んだったような?…そんな記憶でこの石碑が気になったわけです。

今回の目的の一つ””重要伝統的建造物群保存地区”の町並み「ひがし茶屋街」に立ち寄り…

外国からの多くの観光客たちがそぞろ歩き…、↑この団体さんはスペインから?(スペイン語が聞こえたような…)

昨年の高山といい、金沢の町も、外国人だけでなく観光客をもてなすすべを知り尽くしているようです。

汗だくになりながらの町歩き…、ひがし茶屋街を抜け、浅野川大橋を渡ると卯辰山が後方に…

橋のたもとの東屋で小休止…、日陰だけど風が無く暑くて汗も止まらず。

次の目的地=「金沢蓄音器館」へ…(建物の写真を撮影するのを忘れて…)

昔の蓄音器がたくさん収集され、レコードを聴かせたり…

展示物の古い蓄音器の音色は今のデジタル音とは全く違うもので、是非若い方たちに聴いて頂きたいものです。

蓄音器館を出て、近江市場界隈を歩いた後、金沢駅まで歩き…ホテルへチェックイン(17:45)

2日目に続く…

<閑話休題>

猛暑の中、よく歩きました…お陰で汗びっしょり! 金沢の最高気温34℃。

1泊2日の鈍行列車の旅なので、目的地での時間はいかに効率よく回るか…その為には下調べが大切。

もっとも、大半の人はスピード重視で鈍行列車が気に入らないかもなァ…(笑)

でも、鈍行列車の旅は、いろんなモノが見えて、それなりに楽しい・オモシロイ…。

 


2016年「青春18きっぷ」で行く金沢1泊2日の夏旅…(2)

2016-07-30 22:30:08 | 知らない町を歩きたい…

<二日目>

朝、ホテルを8:40に出発…、今日は午前中、数ヶ所を訪れ、昼には金沢を離れる予定…。

”金沢ふらっとバス”の左回りで本多町停留所で下車、歩いて約5分…「鈴木大拙館」へ。

この本多町で生まれた世界的な仏教哲学者・鈴木大拙の思想に出会いたくて…

出来れば観光客の少ない朝一番に訪れたかったので少し早めに到着(開館9:30)

開館準備をしていた施設の方が開館まで、隣の松風閣庭園(入園自由)を勧めて頂いたので、先ずは庭園へ。

静かな日本庭園、高い松の木の上でトンビが一羽、甲高い声で鳴いていたり、池の中では鮮やかな鯉の群れが泳いでいたり…。

庭園の日陰に群生するコケにも生命が輝き、感動し…

開館時間を少し過ぎ、「鈴木大拙館」へ…

「無心」…、あるがままに、なすがままに過ぎ行く時間をゆったり…時折通り過ぎる風が心地良く…

現実に戻って、今日のスケジュールをこなさなくては…と、いうことで退館。

次は石川県の歴史を知りたくて”いしかわ赤レンガミュージアム「石川県立歴史博物館」”へ…

本多町から小高い丘に上がる途中にある小さな急流(金城霊澤=湧水、兼六園?が水源?)に驚き…

上りきると前方に赤レンガの建物が見えて…

赤レンガの建物が3棟、かっての陸軍兵器庫だったもので、戦後は美術工芸大学、そして現在は県立歴史博物館。

重厚な建物はもちろん、展示物も見ごたえのある内容でした。

予定の時間が少々押し気味…、次は周遊バスの中から見て気になった「犀川大橋」へ…

昔ながらの木造建築物が多いイメージの金沢の町並みに、鉄骨の逞しさが”何ともたまらん”…

惚れてしまった鉄骨の橋を後にして、古い町並み=長町武家屋敷界隈へ…

予定の昼時間が迫り、香林坊バス停から路線バスで金沢駅へ…12:23着。

予定の電車は12:28福井行き普通…急いでホームへ、しかし、二両編成で満員だったので、次の電車に決定。

昼食を済ませ、13:30発の福井行き普通(4両編成)で金沢を離れ、次の目的地:今庄駅:昔の宿場の赴き…を。

福井駅から敦賀行き普通が二両編成で、次第に乗客が増えて、今庄駅下車は中止、このまま敦賀へ。

敦賀から16:57発、新快速:播州赤穂穂行きに乗り換え、芦屋へ…18:58着。

<閑話休題>

暑い夏とは思いつつ、今年も北陸は猛暑の夏でした…金沢の最高気温34℃、街中は暑くて・暑くて…汗びっしょり。

市内は外国人観光客が多く、夫婦連れや若者、団体さんまでが「日本」を楽しんでいるようでした。

帰りの電車の車窓から見えた”伊吹山”…頂上付近に雲が浮かんで、噴火のよう…

今回行けなかった「今庄宿」は宿題…、日帰り旅で行くことになるかも?

18きっぷ…残り3回分=泊まり旅?日帰り旅?はてさて…どうなることやら。 


2015冬「黒河道を歩いて高野山へ…」

2015-12-20 20:47:20 | 昔探しの旅:街道・古道…

今日は年内最後の晴れ…かも、ということで、思い残していた高野七口のひとつ「黒河道(くろこみち)を歩いて高野山へ…」を実行することに…

昨年11月に10年ぶり二度目の「町石道(九度山~高野山)」を歩き、今年4月に「京大阪道(学文路~高野山)」、そして今回の「黒河道」です。

朝、7時過ぎに芦屋を出発…南海難波駅8:13発の急行で橋本駅へ…9:04着。

橋本駅は南海とJRの共同駅舎、駅周辺をチェックして9:10出発。

駅から南へ…、紀ノ川沿いに橋本橋を目指し、その後、橋を渡ります…

日曜日で車も歩行者も少なく、渡りながら前方の山々がこれから登る所かと…

川を渡り再び川沿いに賢堂交差点を目指し、交差点を左折し、南海高野線の踏み切りを越えてから山域に…

山里に入り最初のポイント=定福寺…9:28

門前を過ぎてから坂道が続き…、ようやく「黒河道」の道標と石仏…

急坂を登り、振り返ると「紀ノ川と橋本橋」が…

山肌には霜がタップリ降りて、日陰ではスリップしそう…人家も途切れ、山中にある柿畑を通り…ポイントの石仏に…

それなりに道標もあり、迷うことなく安心しながら進みます…と、思った時、表示の無い分岐が…右前方は人家、左はテープがあり、左へ。

荒れた山道を登ると車道に合流…、そういうのが多いようです…

車道を歩き、再び急な坂道へ…結構、キツイ…

ポイント:明神ヶ田和の集落が目の前に…10:15

上りきった所は人家前で車道などが交差、そのまま車道を進み(国城山方面だった)、違う?と地図確認で間違いに気づき、改めて左方向へ進むと道標発見…

前方の山の奥に見える山を越えたあたりが、これから進む高野山…

標高も上がっています…落ち葉がタップリでふかふかの山道を歩き、ポイント:ハイキングコース案内板のある分岐に合流…10:35

下り坂になり、ホッとするぐらい今までがきつかった…

”青淵集落”に出て…10:55

青淵集落の住宅横を通り抜け、舗装された狭い急な坂道(道幅60cmほど、落ち葉でスリップしやすい)を下り県道に出ると玉川峡…

以前は、架かっていた吊橋跡…11:08

玉川峡を渡るには県道を歩いて市平橋へ行かなければ…(橋の手前で工事通行止め=右の迂回路)…

市平橋…11:15

橋を渡ると、急坂の車道=ここもまたキツイ…、登りきると”市平集落”…11:25

ポイントの桂の大木を探すが見当たらず?…で、少し行き過ぎたり戻ったりしていると、番犬に吠えられたり…

結局、山の上から地元の方が下って来たのでお聞きして黒河道を確認、山に入りました…11:30

この山道が曲者…道標は最初の一つだけで、踏み跡が多く…進むと墓地に出たり、お社に出たり…行ったり来たりを繰り返し…

こうなると動物的勘を駆使して一気に山道を登り…次の道標に出合ってホッと。

登り続けて…やっと林道に合流し…ひと段落の思いで進みます…12:15

林道から分岐…足元が崩れかけた狭い山道に入り…

この先で道迷いしやすい箇所になり、ここでも動物的勘を働かせて進み…、水田跡のそばの狭い急坂の山道を登り…

ようやく…ポイント:久保小学校跡に…12:50 

日当たりの良い場所に先客のグループがいて昼食中…、仕方なくもう少し先のポイントで休憩することにして…林道合流地点へ 13:05

日陰でヒンヤリしていましたが、昼食タイム…昼食後、前方の林道(雪池山の山裾)へ入ります…13:25

谷川沿いで山麓を巻くように林道=湧水あり、ぬかるみ多く、少々歩き難い…、途中、林業の方が杉の切り出し作業中…作業の手を休ませてしまい、通り抜け…

林道のほぼ行き止まり(グレーチングヵ所)が山道への分岐(ここにあるはずの道標無し)…13:50

分岐:登山口から…伐採の終わった急な山腹を青息吐息で登り続け…、中腹で振り返ると遥か下の谷底から登ってきたわけです=ホンマにキツイ・キツイ…

 ↓ 雪池山(手前)の奥の山の向こう側が通って来た”市平集落”、その向こうが青淵集落”あたり?…

なんとか…ようやく…”黒河峠”へ…14:40

黒河峠は高野山内の山歩きのポイントでもあります…、ここから三本杉を目指して…(下り坂=落ち葉と湧水と苔などでスリップしやすい)

下りきると、谷川沿いでトロッコの線路が残る水平道(楊柳山と摩尼山の山裾)へ…ひたすら歩き続けていると…

風に乗って微かな持鈴の音が聞こえて…でも、お遍路の姿もハイカーの姿も全く無し、空耳だったのか??…少し不思議な体験でした。

静寂の杉林の中でひときわ目立つ杉の大木(古木)を見上げたり…しながら、ようやく”三本杉”に到着 15:00

ここから奥の院の横の車道を歩き…しばらくして”奥の院”へ…

この先にある「弘法大師御廟」へお参りし(撮影不可)15:15

その後、有名なお墓が並ぶ奥の院参道の石畳を一の橋口まで歩き…、苅萱堂前のバス停に15:45着

15:48発の高野りんかんバスで高野山駅へ…ケーブルで極楽橋駅・特急こうやで難波へ…

大阪難波駅17:50着~、芦屋へ…18:50着。歩行=約20k、橋本駅→奥の院:約6時間(休憩少なく、一般より速い歩きです)

黒河道=●日曜日でもハイカーの姿は全く無し(久保小学校跡で休憩中のグループ以外)、道標のある所もあれば、迷いやすい所に無かったり…

      ●ロングコースであり、途中リタイアは不可能に近い=山歩きに不慣れな方、健脚でない方にはお勧めできません!

      ●季節的には、植物が茂っていない頃(晩秋~春)が良いかも…、見通しが効くので踏み跡も見つけやすいし、害虫などもいません。

       但し、冬季は日陰などに霜・湧水ヵ所の凍結、標高の高い所では積雪・残雪の可能性もありますので注意が必要です。

 


紅葉を求めて…奈良県天川村:みたらい渓谷と観音峯へ…

2015-11-16 23:52:04 | 知らない町を歩きたい…

今週は天気が下り坂の予報…、先週の木~金曜の雨が紅葉を終わらせたかも…と、思いつつ。

今日は朝から晴れ、雨の心配も無いので奈良県天川村”みたらい渓谷”の紅葉を見よう…時間があれば”観音峯山頂”へ。

早朝、芦屋を出発7:06新快速で…(大阪に着いて判ったこと=後続の電車が人身事故、その後…架線切れで大幅に遅延だった)

環状線で天王寺、近鉄阿部野橋駅で「洞川温泉・みたらい渓谷散策きっぷ=往復¥3,780」と特急券¥510を購入。

 ↓ 8:10発の”さくらライナー”で下市口駅へ…

下市口駅9:10…奈良交通バス9:20発…バスが来る前に乗客が並び、整理員が数を数えて…全員が乗れないようで臨時バスを出すみたい。

こちらは無事に乗れて定時に出発(路線バスで狭い山道を走ります)…

天川川合バス停に10:14に到着、観光案内所でマップを手に入れ小休止の後、出発…(10:20)

紅葉は、やはり降雨でほとんど落葉状態でした…でも、渓谷の滝の豪快な水量など、見るにことかかない光景が楽しめました。

渓谷沿いの遊歩道は、階段状になった急坂道や落ち葉や湧水で滑り易そうな坂道などが続きます…

歩き続けて観音峯登山口休憩所に到着(11:35)

遊歩道から吊橋を渡って登山口休憩所、小休止の後、再度、吊橋を渡って観音峯展望台を目指します…(11:45)

けっこうキツイ坂、階段状の急坂などを汗だくで順調に…途中、観音の水、観音平休憩所、観音の岩屋を経て…

展望台に到着…(12:40)

展望台からは360度の眺望が…山上ヶ岳、稲村ヶ岳、弥山、眼下には洞川温泉の町も…

昼食と休憩、予定より早く着いたので観音峯山頂まで行くことに…13:00出発(写真=前峯:標高1285mを越えた奥の山)

前峯ピークに13:08、そのまま観音峯へ進みます…

13:25観音峯山頂:標高1347m、落葉後の木々の間から眺望も…、法力峠~洞川温泉へは次回の予定に…ということで折り返し下山。

前方に展望台のあるピーク(ススキに囲まれています)まで戻ります…

ハイカーのグループはザックを置いて山頂を目指して行きました。

こちらは一気に登山口まで下山して…登山口に14:20着。

ここから洞川温泉まで遊歩道を歩き…(案内マップが少し判り難く…ウロウロしていた時、単独さんと出会い、同じ目的地ということで一緒に…)

洞川温泉への車道を800mほど歩くと遊歩道の入り口、ここから渓谷沿いの山道を歩き…途中、”大聖大権現社”という祠に…

トチの木の大木・古木が数本、杉の古木も…トチの木の木肌には歴史とパワーを感じさせる趣きで、カメラ女子も夢中でシャッターを…

静寂の中の古木に癒された後、洞川温泉に到着(15:20)

単独さんは、洞川温泉を散策するとの事で、お別れ…、こちらは15:58発のバスで下市口へ…

近鉄:下市口駅17:18発の特急で阿部野橋、JR大阪、芦屋へ帰着。(今日は交通機関の遅延に巻き込まれず、最高に良かった…)

好天に恵まれましたが、風弱く…歩くほどに汗タップリ…でも、当初の予定より順調に渓谷歩き・山歩きが楽しめました。

(なお、渓谷の遊歩道・山での歩行時間=標準より歩きが速いですので、一般の方は参考にはなりません…)

 


穴子飯と紅葉を求めて、1泊2日の秋旅へ…<1>

2015-11-05 03:19:38 | 知らない町を歩きたい…

一日目…

阪神間では紅葉の時期はもう少し先…こうなると紅葉の名所をチェックして”初めての秋旅”へ…

交通費を抑え、宿泊は一泊に絞った結果、11月中旬に広島県宮島と中国山地の三段峡へ出掛けることに決定。

三宮から神姫バスで往復¥9,000-、ホテルも早期割引で¥6,300-で予約…

予約した頃は紅葉も11月中旬頃で見ごろ…のハズでしたが、急に気温も下がり中旬では遅過ぎるようになり、

11月に入ってからホテルの予約を3~4日に変更、週間天気予報でも晴れ…(当初より¥1,000-ほどアップ¥7,080-に…)

3日早朝、三宮から7:20発→ 休日の中国道も渋滞無しで順調に走行…途中、吉備SAで休憩した後、広島に定刻どおり到着。

広島バスセンターに到着後、広島電鉄の”一日乗車乗船券(¥840-)”を購入し、宮島口へ…

七年ぶりの宮島…前回は”青春18きっぷ”だったのでJRフェリーでしたが、今回は”宮島松大汽船”で…

休日で島内は観光客でいっぱい…外国人観光客も多く、厳島神社も周辺の商店街も満員状態…鹿たちもお疲れ気味の様子でした。

神社はパスし弥山から瀬戸内海の眺望を楽しむことにして、ロープウェイで山頂へ…(ロープウェイも少し行列気味…)

ロープウェイで下るつもりでいたが、待ち人多くかなり長い行列…結果、紅葉谷を歩いて下山することに…

(紅葉谷の下山ルートは階段も多く、慣れていない人には厳しいかも…)

宮島の紅葉は、紅葉谷入り口付近に少し色づいているぐらいで、見ごろはもう少し先…。

宮島といえば”穴子飯”…前回は宮島口の駅弁で有名な”うえの”、今回はネットで調べた島内にある店の味を楽しもうかと…

¥1,600-でした…ネットでは美味しいということでしたが、穴子にタレがしみ込み過ぎの感じで、くどさが気になりました。

こうなると…名店の味を食べないと後悔しそう…ということで、急いでフェリーに乗って宮島口の”うえの”へ…

(早く行かないと売り切れの可能性があります…それだけ全国から食べに来るお客さんがいるということ)

お店はやはり満席…店頭で弁当を購入(¥1,728-)…、口直しにホテルでの晩食です…

ホテルに戻る前に”原爆ドーム”周辺へ…

高校生や中学生の団体さんが、グループごとに説明を受けていました…

そばで聞いていると、福島の原発問題を強調している中年女性もいたり…で、例によってなんでも反対派の刷り込み傾向も感じられて…(苦笑)

さて、”うえの”の穴子弁当に戻りましょう…

やはり…この味です! 穴子本来の味があり、タレのしつこさは無く、”ホンマに美味いなァ~”の一言。

(クラシカルな包装紙、弁当の容器も昔のまま…化学製品の容器ではありませぬぞ!)

…と、満足の晩食を終えて一日目が終了。

★二日目に続く…

 


穴子飯と紅葉を求めて、1泊2日の秋旅へ…<2>

2015-11-05 03:19:03 | 知らない町を歩きたい…

二日目…ホテルを出てバスセンターへ…8:18発の高速バス(路線バス)三段峡行きで出発…

乗客は8割ほど、高速を通るので座席数しか乗客を乗せない…しかし路線バスでもあるので途中の停留所からの乗客もあります…が。

高速道に入るまではバス停に停車…最初のうちは乗れるお客さんも次第に席が埋まると積み残し…その都度、運転手が降りて説明したりで遅れがちに。

途中から乗った男性が隣に座って来られて話をすると、昨日は定時バス、臨時便も満員で乗れず、今日は何とか乗れた…とのこと。

紅葉シーズンなのにバス会社(ヒロデン)は融通のきかない会社のようです(シーズンだけでも直通のシャトルバスを運行すれば良いのに…)

三段峡正面口に約20分遅れで到着…(帰りの便に乗るためには早めにバス停で待つ必要がありそう…)

三段峡正面口から峡谷に、早速出発…(9:50)

黒淵渡船と三段滝方面の分岐…、渡船に向かわず急坂を三段滝方面へ…

黒淵のゆったりした流れを進む渡船を崖の上から撮影…カップルが手を振って…

正面口から黒淵に10:25着…先を急いで軽快なフットワークで紅葉と峡谷美を楽しみながら歩きます…

揺れる吊橋を渡ったり、大きな岩壁の紅葉や、峡谷の川原の大きな岩、透き通った水面やら…飽きない光景が次々と…

水梨口に11:00到着…(正面口からシャトルバスでここまで来ることも可能=¥700-、ほとんどの人は利用しているようです)

ここから猿飛・二段滝、三段滝方面に向かいます…

二段滝には岩肌に張り巡らされたロープを伝って狭い”猿飛=岩壁の間”を渡船に乗って進みます(¥500-)

水深=一番深い所で7メートル…とか。

二段滝前で一旦下船して、次の渡船に乗って戻ります…

見上げると…サルが飛んで渡った…というぐらい幅の狭いことが判ります…

12:00出発、次は三段滝へ…二段滝から約30分…

三段滝は対岸の崖の上から見ることが出来ます…、小休止の後、水梨口へ…

先に猿飛・二段滝に行って良かったです…水梨口から三段滝に進んでいるとけっこうな急坂でした(下る方が楽…)。

水梨口に12:55着…なお、記載の歩行時間は観光マップ(一般の歩行時間)よりも早いです。

★三段峡=峡谷沿いの狭い遊歩道が中心で、時に急なアップダウンも有ったりで体力必要…、また、降雨後は落石などの危険も考えられます。

水梨口では丁度、13:00発のシャトルバスがあり、正面口まで戻ってくれるのでそれに乗車…(¥700-)

シャトルバスのドライバーさんと話を…昨日(休日)は観光客がいっぱいで大変だったそうです。

狭い谷間の道路も自家用車が多くて走り難かったとか…

水梨口から一旦…深入山(標高1153m)の登山口(標高800mほど)まで上がり、そこから正面口へ下って…

標高が上がるほど見事な錦秋の装いをした山腹全体の眺め、地元の方らしい説明もして頂きながら順調に走行…運賃以上のおもてなしに感謝!

三段峡正面口に13:40着…、高速バスは15:00発。

時間があっても、積み残しの心配もあるし…往路で一緒だった方たちと話をしながら待っているうち、次第に行列が…

バスが来て、何とか全員乗れましたが、途中のバス停からの地元のお客さんが乗れず、お気の毒…

結果、バスセンターに約15分遅れで到着、予定していた神姫バスに土壇場で乗り遅れて…結果、復路は新幹線で…(当初より早く帰れましたが…)。

六甲の紅葉も少しずつ進んで来ているようです…、近日中に紅葉チェックを兼ねて山歩き…はてさて??

 

 

 

 

 

 

 


2015年「青春18きっぷ」最終回:日帰り乗り鉄の夏旅…

2015-09-10 20:14:40 | 知らない町を歩きたい…

今日が今夏の「青春18きっぷ」の期限:9月10日…偶然なことに昨日の台風が18号…

どうなることかと少し心配でしたが近畿ではそれほどの影響は出なかったので無事に夏旅の最終日を終えました。

18きっぷの残りが一回分(一日分)で、日帰り旅を計画しながら結果、目的地を姫路城に絞り、普通に行くことよりも

この切符の特徴を最大限に生かし、今まで乗ったことの無い路線を経ての「日帰り乗り鉄の旅」に決定。

芦屋を9:15発の新快速で姫路とは反対方向の京都へ…、京都から山陰本線で福知山、播但線で姫路に向かうことにしました。

東海道線に遅延も無く京都9:59着…山陰本線(嵯峨野線)に乗り換え…

10:07発の快速:園部行き…京都駅を出てから空に雨雲…10:44園部着、普通:福知山行きに乗り換え…

園部辺りから次第に小雨模様…、10:46発の電車は(二両連結のワンマン)各駅停車を繰り返しながら順調に福知山へ12:09到着…

福知山発12:11に乗り換え(二両連結のワンマン)、小雨降る中、和田山に12:47着…

ここで山陰本線に別れを告げ…12:50発:播但線の観光列車「天空の城 竹田城跡号」に乗り換えです…

一両のワンマン電車で、車両の片側半分の座席は窓側に向いていて、車窓を楽しめるようになっています。

乗客も少し多め、この列車は和田山~寺前間だけを往復しています。

寺前に13:41着、ここから13:43発の姫路行きに乗り換え…

寺前を出てから姫路に近づくにつれ、乗客も増えて…14:29に姫路到着。

駅前の大通りを真っ直ぐ約20分歩くと世界文化遺産:姫路城…

 ↓ 姫路城の魅力を探しながら撮影して来ました、ご覧下さい…

天守閣から眺める大通りの突き当りに「JR姫路駅」…

時に雲が流れて来ましたが、概ね青空…平成の大修理で白過ぎると言われたこともあった姫路城…でも”白鷺城”の名に相応しい姿。

城内では観光客も多く、今回は足早に見て歩きましたが、世界文化遺産:姫路城は見応えタップリ。

姫路駅に戻り、16:11発の新快速で三宮、途中下車(18きっぷならでは…)して買い物を済ませて芦屋に戻りました。

ギリギリで今夏の旅も無事終了…気温も例年より下がっているようだし、来週には山歩きを再開(シーズンイン)する予定です。

 

 

 


2015年「青春18きっぷ」で二泊三日の夏旅:飛騨高山へ…

2015-09-01 18:56:23 | 知らない町を歩きたい…

今夏の「18きっぷ」の残り三回分…どこに行こうかと時刻表と週間天気予報を見ながらスケジュール作成…

でも、日本中が猛暑続きで出掛けるのが億劫になりながらも、決めたのが飛騨地方。

岐阜県が”県の宝もの”に設定した「天生県立自然の森」へのシャトルバスを濃飛バスが運行していることを知り、

標高1400~1600m前後にある湿原やブナの原生林を歩いて楽しめる…ということで、それをメインに行くことに決定。

週間天気をチェックしながら8月15日にホテルを予約、あとは好天が続くことを願って…。

旅行日が近づくにつれ、天気図に秋雨前線が現れ、次第に雲行きが悪く…出発3日前に好天は諦めました。

<一日目…>

出発日の8月29日朝、曇り空の芦屋を8:14発の新快速で米原、岐阜を経て小雨降る飛騨高山に15:25着。

ホテルでチェックインを済ませ、駅横の濃飛バスセンターへ…

楽しみにしていた「天生の森」は大雨注意報も出ているし断念、定期観光バスツアー「世界文化遺産:五箇山菅沼と白川郷」を予約。

当初は路線バスで白川郷へ行こうと調べましたが現地でのバスの接続(バス会社が異なる)が悪かったり、運賃が意外と高くなったり…。

(定期観光バスだと現地の散策時間、昼食も設定されていて高山に夕方には戻って来れるのでとても便利です=¥6,690-)

バスの予約を済ませて、JR高山駅から「飛騨古川」に移動…

人の姿も少なく、小雨が降ったり止んだりの駅前から出発…飛騨の匠が作った建築物を楽しみながら散策…

土曜日でも17時を過ぎていたせいか、古川の町はひっそり…観光客の姿も少なく、小雨の中で静かな街並みが楽しめました…

古い町並みと瀬戸川の流れに身を任せる大きな鯉の群れ…

店舗も終わっている所が多く、それだけがすこし残念…1時間ほど歩き駅へ戻ると…

18時前のJR飛騨古川駅周辺には人の姿は無くなり、好天の昼間はどうなんだろうと…少し心配するほどでした。

 ↓ 駅のホームに掲げられていたプレート…

飛騨古川駅18:09発で高山へ…、夕食を食べようとあちこちウロウロ…

ところで、高山市内には”飛騨牛”を売りにした店舗の多いこと…ステーキ、焼肉、串焼き、たこ焼きではない”飛騨牛入り焼き”…

普通の商売の店先に持ち帰り専用の小さな店舗を作って団子、串焼き、コロッケを販売…けっこう売れているようです。

(また、本格的な夕食をすると店構えによって高いものになりそう…、贅沢な夕食は避けなければ…:笑)

まア、観光客が中心の町、外国人観光客も多いので”飛騨牛”がキャッチフレーズになるのでしょうね…

あとは、”高山ラーメン=中華そば”の店も多いです。

夕食は安く済ませた後、ホテルへ…

夏旅:二日目へ続く…

 


2015年「青春18きっぷ」で二泊三日の夏旅:飛騨高山へ…<2>

2015-09-01 18:56:02 | 知らない町を歩きたい…

今日も朝から雨、昨日よりも降雨量が多くなりそう…

定期観光バスの出発が10時半…、それまで高山市内を散策しながら時間をつぶして…

10時過ぎに駅横の濃飛バスセンターで料金の支払い、座席カードなどを受け取り出発時間を待ちます。

どうやら乗客は多くないような感じ…バスが到着し、乗客がそれぞれ乗り込みます。

外国人夫婦が一組、日本人家族づれが二組、大型バスでゆったりと楽しめそう…

先ずは「世界文化遺産:五箇山菅沼地区」へ、山に囲まれた158号線から東海北陸自動車道を走行して五箇山菅沼を目指します。

車窓からは雲に覆われた山並みを眺めたり、ガイドさんの説明もあったり…

途中、好天なら来るはずだった天生の森にある”籾糠山(標高1744m)”を、くり貫いた長い距離の”飛騨トンネル”を快適に走り…。

小雨降る”五箇山菅沼”に到着…

 ↓ 橋のない昔、対岸に渡るための”かごの渡し”が復元(使えません)展示されています。

五箇山菅沼地区をを散策後、白川郷荻地区へ出発…白川郷の最初は地区全体が眺められる展望台:天守閣(店名)で昼食…

昔、城があった小高い山で観光の目玉…バスのドライバーさんに聞くと城跡らしきものは全く無いそうで、少しガッカリ。

白川郷は五箇山菅沼よりもメジャー…観光客が大挙して訪れる場所、ここに住む人たちは大変そう…。

展望台で昼食後、駐車場へ向かい、そこからコンクリート製の吊橋”であい橋”を渡って、対岸の集落へ…

良く見かける写真ですが、それなりに被写体を探索して撮影して来ましたのでご覧下さい…

時に大粒の雨も降りしきり…でも、周囲の山々に雲が掛かった光景は、この雨ならではのこと…と、十分楽しめました。

15時過ぎに白川郷を出発して高山へ…

16時過ぎに濃飛バスセンターに到着。

高山市内を散策…市内を流れる宮川の水量も雨の影響で増水…

市内を歩いた後、一旦ホテルへ…

ホテルのスタッフに美味しい高山ラーメン店の情報を教えてもらい、夕食に…

鍛冶橋近くにある昔からの家族経営のお店”桔梗屋”へ…、なるほど昔から守り続けている中華そばの味でした。

食後、ブラブラしながらホテルへ…<泊>

<三日目に続く…>


2015年「青春18きっぷ」で二泊三日の夏旅:飛騨高山へ…<3>

2015-09-01 18:55:34 | 知らない町を歩きたい…

今回の旅の最終日…予報では曇り、降水確率は30%でしたが、朝から小雨…今日も折り畳み傘が手放せない空模様です。

ホテルを9時過ぎに出発、市内中心部の東に位置する東山遊歩道(東山寺町周辺)~城山公園を中心に歩く予定…

先ずは”宮川朝市”を見て…

朝市は少し遅かったのと、雨の影響で観光客も少なめでした。

その後、下二之町・大新町の古い街並みを歩き、桜山八幡宮~東山遊歩道~東山白山神社へ…

少しでも高い場所から高山市内を眺めてみたい…というのもあって、寺院群沿いの東山遊歩道をアップダウン…

小雨が降ったり止んだり、次第に空が明るくなり日が差してきた頃、城山の麓にやって来ました。

蒸し暑くなって来て、城跡を目指すかどうか思案…(ホテルのスタッフから聞いた話では、何も無いし眺めも良くないとか…)。

ここで山歩きの虫が山頂を目指そうと…(苦笑)

急な車道の坂道を上り、途中から山道へ…”クマ出没”の表示が…

ようやく山頂…高山城跡らしき石垣が一ヶ所だけ残っていて、城の説明版もありました。

樹木に囲まれていて、山上からの眺めは不可…、途中の木々の間から街並みが少しだけ見え…ホッと一息。

今回の旅で初めての汗だく…、日が差していたのに再び小雨が降り出し、中心部へ移動…、街並みに色を合わせたファミマで水分補給。

無料の施設”飛騨高山まちの博物館”に立ち寄り…予想ではたいしたことは無いと思っていたけど、意外に充実。

高山城の模型や解説、高山の歴史も一同に…しかも、特別展で”歌川国芳:木曽街道六十九次”の浮世絵が展示されていて大満足。

その後、街中の撮影素材をチェックしながら…江戸時代のお役所”高山陣屋”の見学へ…

(昭和44年から平成8年3月まで三次に渡って約20億円の費用を使い復元修理をした見ごたえのある建造物です)

相変わらず小雨が降ったり止んだり…、少々歩き疲れて陣屋前の東屋で休憩…買っておいたパンを食べながら時間調整。

JR高山駅 14:28発の美濃太田行きで高山を離れました…

JR高山線は単線運転で飛騨川沿いを走りますが、対向列車待ちで結構時間を消費…特急優先だから仕方ありません。

往路は飛騨川で鮎釣りの人も見えていましたが、復路では増水で渦を巻くほどの豪快な水量が流れていました。

美濃太田駅で岐阜行きに乗り換え、岐阜~米原~芦屋へ20:59に帰着。

(参考:JR普通列車で芦屋~高山間の運賃=片道¥5,620- 18きっぷ=1回分または一日分¥2,370-)

今回の夏旅、残念ながら天気が良くなかったけれど、雨の似合う飛騨地方に出合えて満点の旅が楽しめました。

さて、18きっぷも残り一回分…9月10日までに日帰り旅をしなくては…と、企画中。