今日は絹の道から西柚木、中山地区あたりを歩きました。
アオツヅラフジ(青葛藤)の雄花が早くも咲き始めました。ツヅラフジ科の落葉つる性木本の雌雄異株で花期は7~8月といわれます。雄花は萼の中に6個の花弁がありその先は2裂しています。写真では花弁の一部(3個)が見えていますので分かると思います。また雄蕊は6個丸いものが見えますね。
先日片倉城跡公園で雄花が咲いていたイイギリですが、西柚木で雄株に終盤で萼が平開し子房がだいぶ丸く大きくなっていますが雌花が咲いていました。うまく撮影できなくて見づらいですがご勘弁ください。丸い子房の先に3~6個の花柱が付き、退化した雄蕊が子房の基部と萼の間に黒く見えます。
中山地区では
ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)が咲いていました。地中海地方原産でケシ科の1年草。長い果実に非常に多くの種子が詰まっており(1個の果実に約1600個の種子)、そのため繁殖力が強く道路や荒れ地など至る所に繁殖しています。可愛い花ですが、茎にはアルカロイド性の毒分が含まれますのでご注意ください。
キンゴジカ(金午時花)が早くも咲いていました。アオイ科の1~多年草で熱帯アメリカ原産の帰化植物。午後に咲くので名前が付いていますが、午前中に咲いていました。花期は普通7~10月といわれています。
近くにご存じドクダミの群落があったので探してみると普通4弁である花ですが、5弁の花が数個見つかりました。幸せになれそうです。3弁の花もありましたがよく見ると1弁は花穂にくっ付いているので3弁といっていいのかどうか?
キササゲ(木大角豆)の花も咲き始めていました。ノウゼンカズラ科の落葉高木で花期はこれも普通6~7月といわれていますが早くも咲いていました。
スズメガの1種の幼虫がいました。名前はわかりません。
帰り道、人家の植木でモクセイ科の常緑高木であるオリーブに花が咲いていました。この花を見るのは初めてです。
よく似た植木にロシアンオリーブがありますがこちらはグミ科で花も全く異なります。ご参考までに挙げておきます。4月21日撮影です。
以上