2008年1月18日に第一番の杉本寺等を始めとして坂東三十三観音霊場巡りをしていたのですが、2018年3月17日を最後に千葉県で台風の被害甚大や新型コロナのために第三十三番の那古寺を残して中断していました。
11月27日。新型コロナもだいぶ落ち着いたようなので千葉県の南房総の那古船形にある那古寺を訪れました。やっと結願であとお礼参りに長野県の善光寺と北向観音へお参りするだけになりました。
なお、先に西国三十三観音と秩父三十四観音は巡礼完了していますので、併せて百観音巡りを果たすことが出来ました。秩父はほぼ全行程徒歩でその他は公共交通機関(除くタクシー)を使用しての巡礼でした。
那古寺本坊と大蘇鉄
那古寺観音堂
さすが暖かい房総です。途中街中にアロエの花が咲いていました。
ハナカタバミも咲いていました。ハナカタバミはカタバミ科で南アフリカ原産の帰化植物。花期は9~11月。
折角ここまで来たので、これから浜金谷の鋸山へロープウェーで登り日本寺の中を巡りました。
好天の土曜日とあって凄い人出で駐車場は満車で行列。ロープウェーにも行列ができるほどでした。もちろんマスクと消毒は必須です。
まずはロープウェー駅上の展望台から船形漁港と三浦半島、遠くは伊豆半島の眺め
ロープウェーの駅から下りの階段で大仏広場へ、そこから急な階段で二天門、西国観音を経由して山頂展望台・地獄のぞきへ、また階段を下りロープウェー駅へのコースです。急な階段ばかりで息が切れ年を感じてしまいました。
まず最初に長い階段の途中に弘法大使護摩堂がありました。
大仏広場への道では草花が目を楽しませ疲れを癒してくれます。
ダイモンジソウ:ユキノシタ科・属の多年草で花期は7~10月。終盤でしたがまだ赤い葯が残っている花もありました。
リンドウが一輪
コスミレも咲いていました。
日本一の大仏:1783年から3年かけて作成され、昭和44年から4年かけて復元されました。御丈21.3m、総高31.05m。奈良の大仏は御丈14.85m、総高18.18m。
ここから長く急な階段を上り
二天門(岩のトンネル)
西国観音
この間にもダイモンジソウがありました。
他にはこれも終盤ですがハダカホオズキの果実が沢山。
名前が分かりませんが果実
いよいよ山頂展望台です。地獄のぞきは先まで入るための行列が長くて入るのをあきらめて横から撮影。
ここからまた階段を下り、ロープウェーで奈古船形駅へ
船形漁港から見た富士山:これだけ裾野が広がった富士山を見るのは久し振りです。
最後に那古船形駅から見た鋸山
山頂展望台・地獄のぞきの拡大
以上
房総などの暖地に行くと、ふだんはほとんど目にすることがない植物があって楽しいですね。
白い実は、イズセンリョウでしょうか。
違っていたらごめんなさい。
花目当てで出かけたのではないのですが、つい目が向いてしまいました。
この白い実は葉がボロボロで確認はできないのですが、イズセンリョウで間違いなさそうです。花も見てみたいです。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。