4月20日。小宮公園を散策。
昨日、長沼公園では見つからなかったクチナシグサ(梔子草)があちこちで沢山咲いていました。
ゴマノハグサ科の半寄生の越年草または多年草です。萼片を付けた果実の形がクチナシに似ているため名付けられた。また、自分で葉を持って光合成をするが、笹の根に寄生して養分を得るという寄生の性質も持つという植物です。花は小さく背丈もひくいため見逃してしまいがちですが可愛い花です。
ここでもキンランが咲いていました。
ワダソウは僅かに名残の花が残っていました。
野草園に黄花のエビネが1株咲いていました。
「ひよどり沢」にはツクバトリカブトがよく保護されてあちこちで多くの葉を茂らせています。秋の花時が楽しみです。
樹々の花では
ツリバナ(吊花)が咲き始めていました。ニシキギ科の落葉低木で花や果実が長い柄を付けて下向きに吊り下がって付くため名付けられた。花は淡緑色の地味な目立たない花ですが、赤い果実は良く目立ち面白い形もしています。
同じような地味な花で赤い果実や紅葉の方が目立つニシキギ(錦木:ニシキギ科の落葉低木)も花を付けていました。
カマツカ(鎌柄:バラ科の落葉小高木)が「たんぽぽの小道」の裏に沢山生えていますが、白い花が咲き始めていました。こちらの果実も赤く熟します。材が硬くて折れにくいため鎌の柄として使われたことが名前の由来です。
また余談ですが、成虫の名前は分かりませんが尺取り虫(シャクガ科の蛾の幼虫)を見つけました。
歩くために、最初に背中を丸めて後方の体を前に引き寄せ、次に前方の体を前の伸ばして直線になる。この方法を繰り返す様を「尺を取る(寸法を測る:人が手の指を使って寸法を測る様子と似ている)」と見て尺取り虫と名付けたとのことです。
八王子駅前の桑の木通りに街路樹として植栽されているアカバナトチノキ(赤花マロニエ)が咲き始めていました。
以上