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11/29 タンゴ・冬の終わりに 5回目

2006-11-30 02:22:46 | 舞台感想
2006年11月29日『タンゴ・冬の終わりに』千秋楽マチネ
@シアターコクーン 5回目

[作]清水邦夫
[演出]蜷川幸雄
[出演]堤真一/常盤貴子/秋山菜津子/段田安則/毬谷友子
   高橋洋/月川悠貴/新橋耐子/沢竜二/他

今ままで、一番、最高に、堤真一の演技を堪能しました。
今、この時代、清村盛を演じられるのは彼しかいないんじゃないかな。

堤真一の、清村盛の、一挙手一投足に
いちいち心動かされ、奪われ、捕まれ、もう訳わからない状態。

やっぱり、1階席のセンターは後ろ目でも見易くていいなぁ。

こんなに細かい演技をしていたんだ。
っていう驚きが結構あって感動。

「俺は、今日まで何をして来たんだ。」

・・・ちょっと言ってみたかった。(笑)
まぁそんな気分だったんです。

今日は第一、私自身の状態が凄く良かった。
(というか、おかしかったなw
ここから先を読んで、なるべくでいいんで、ひかないでくださいw)
風邪ひいて体調も、気持ちも低迷していた時期を上手いこと乗り越え、
言うなれば、今日のタンゴ~に向けて神経が尖ってきてました。
昨日の夜からおかしくてですね、寝る前に着メロに入れたカノンを
流しっぱなしにして、ずーっと物思いに耽るし、
今日も家出てコクーンに向う途中、
電車の中やらで既に感極まって泣きそうになるし・・・

オイ、どうした自分。

みたいなね。かなりヤバイ人でしたわ。

結局今日は、千秋楽マチネソワレ両方見たわけですが、
そんな訳で、タンゴ~の世界に浸って浸って思いっきり楽しめたのはマチネ。
これは自分の状態での話であって、
マチネもソワレも変わりなく、完成度は高かったと思います。

ということで、マチネの感想ですか。

蛹化の女が流れ出した時点で、グッと来るものがありました。
『あぁ、始まった。始まったら終わるんだ。』
っていう、これから先の芝居への高揚感と、
それが終わった後の寂しさを考えて・・・。

幻の観客の叫びが、胸に響いてひびいてしょうがなかった。
一人一人に人生が感じられました。
ヤンキーの兄ちゃんだったり、サラリーマンだったり、妊婦、音楽家、学生・・・
それぞれの絶望の叫びのはずなのに、絶望が熱く響いてくる。
なんなんだろう、この感じは。
『タンゴ・冬の終わりに』自体も、己に絶望して消え去る男(盛)の話で、
やっぱり絶望だったり、悲しみが見え隠れするんだけど、
でも、伝わってくるものが、もの凄く熱い。
この熱さは、清水邦夫、蜷川幸雄、役者、スタッフ、(観客もかな?)、
舞台に関わった人の熱さかもしれないなぁ。

えーっと、堤さん。
初日辺りは、清村盛の言葉を堤真一風に言っていて、
それだけでも十分魅力的だったと思うんです。
でも、今日見て、そのレベルの更にもう一歩先に行ってるような気がしました。
堤真一風に発せられた清村盛の言葉が、
もう一度清村盛の言葉として、生きている、といったような。

・・・難しいな。

とにかく、清村盛と堤真一が渾然一体。
より一層自然に清村盛が舞台の上に存在した。

水尾とタンゴを踊った後、現実と幻の狭間で苦しみ混乱する、盛。
その時の演技が格別に良かった。
息づかい、目、体の動き・・・そういう全てから、
盛の苦しみがこっちに迫ってくるようで、見ていて辛かった。
辛かった分、ぎんの胸に倒れこんだ盛を見てほっとした。

ここまでの表現ができる、役者のファンでいられることが、
本気で幸せだと思いましたねー。

どの場面も忘れちゃいけない、ってか忘れてたまるか。

の連続で、もう始めっから最後までボロボロ涙流しながら観てました。
泣けるから良い舞台。
なんて、泣けることを基準に判断するのは、
紛れもなくバカじゃないかと思いますが、
タンゴ~は、動かされる心の振り幅が大きいから涙が溢れる。
恋人が病気で死んじゃうから泣くんじゃない。
同じ涙でも、涙の意味が違うはず。

とにかく堤真一の演技を堪能した千秋楽マチネ。
堤さん以外の役者さん達も、
これまでと同様、隙のない演技で劇場を満たしてくれてました。
(ただ堤さんに惹き込まれていた分、
余計に水尾が気になって仕方なかったのはありますが。)

そうそう、新橋さんが演技中、ポケットティッシュを1枚下に落としたんです。
それに気が付いて、さっと拾ったその姿が、清村はなでした。
ちょっとしたアクシデントがあっても、
当たり前なのかもしれないけれど、役のまま対応する。
役者ってスゴイわ。

あとタマミ役の藤井さん。
私が初めて1階席で観たからってのもあるのかな?
タマミの奔放さ、元気さが強く出ていたので、
タマミ対トウタの違いがくっきり現れるようになってました。
男勝りなタマミと、なよっとしたトウタ。
このキャラが際立つだけで、芝居がまた締まったような気がします。

今日のマチネが今までで、一番面白かったかもしれません。
とにかく、ぎゅっとのめり込めました。
ここまで感情がかき乱される舞台って、
そうそうないので、そんな舞台に出会えたこと、幸せに思います。


まだまだ、まとまりきっていない感がありますが、マチネはこんな感じで。
カーテンコールは4回ぐらいあったかな。
ほぼ、スタンディングオベーション。
観客の拍手は正直で、堤さんと段田さんが際立って大きいですね。
堤さん、最後手を振る1階BR列に向って、手を振り返してました。
優しいなぁー羨ましいなぁw

あ、マチネ、特ダネコンビ、小倉さんと佐々木アナが2人で観劇してたんで、
明日の「ぉはようございますっ!」の後のフリートークにタンゴネタあるかも?
これで笠井アナも別の日に観劇したたりなんかしたら、
確率はもっと上がるな。
小倉さんもスタオベしてたっぽいし、
見間違いじゃなければ、頭の上で拍手してたし。
喋ってくれたら、嬉しいなぁ。
もう千秋楽終わったけどねw

では、次、記事を変えて千秋楽ソワレ公演の感想いってみます。
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2 コメント

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つっつんに会えてよかった!! (passion)
2006-12-01 09:21:37
なつさん、ありがとう。。;;
お蔭様で素晴らしい舞台堪能しました。

前半にすでに涙、涙。。
なつさんに借りたオペラグラス持つ手が、グチョグチョ。。
ほんとに、失礼しました。

盛は堤さんにしかできない。確信。
パンフの平さんのよせた言葉に、納得。

また、春の暦を繰り始めた私。。
また、行っちゃうんだろうなあ私。。
生・堤は「ゆっくりと胸にまわる毒のよう・・・」
とろけるように甘くて切ないんだなぁ、これが・・
また、お世話になります。

Unknown (なつ)
2006-12-03 01:21:45
★passionさん★
私もマチネを存分に楽しめて、幸せでした。
また写楽考で幸せ満喫しましょう!
ホント、堤真一には感謝です。
passionさんにとっての孔雀は、
堤さんかもしれないですね。(笑)
私にとっては“舞台”かなぁ~・・・w

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