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12/15 12人の優しい日本人(ちゃんと感想)

2005-12-17 18:23:27 | 舞台感想
2005年12月15日
[12人の優しい日本人] PARCO劇場

作・演出  三谷幸喜

出演
(五十音順) 浅野和之、石田ゆり子、伊藤正之、江口洋介、小日向文世、
鈴木砂羽、筒井道隆、生瀬勝久、温水洋一、堀内敬子、堀部圭亮、山寺宏一

昨日も同じこと書きましたが、見てきました![12人の優しい日本人]。
野田さんのサインで、まだ心は舞い上がったままですが(笑)、
レポート書いておこうと思います。ネタバレするのでご注意!

舞台真中には木製で円形の机と12個の椅子。
上手、手前にホワイトボード、ベンチ、奥に給水用のタンクが置いてあります。
下手奥には良く見えなかったんですが、黒くて大きいタンスのような、椅子?が。
中央に扉があり、そこから12人の陪審員達が入ってきます。
部屋の中という設定なので、役者さんたちが袖にはけたりはしません。
美術は、全体的にシックでレトロな雰囲気。

暗転もなにもなく、役者さんが入ってきます。
きたきたきたぁぁ!!みたいなよくわからない興奮が自分の中で起こりました。(笑)

12人の優しい日本人たちは、矢田亜希子似らしい若い女性が
被告となる事件について話し合います。
彼女は計画的に元夫を殺したのか?
何か抜き差しならない理由、出来事があり、元夫が死んでしまったのか?
有罪なのか、それとも無罪なのか。
真剣に議論しなければいけない場だからこそ、生まれてしまう笑いの数々。

12人は、みんなそれぞれの考え、性格を持った人たち。
まず陪審員の紹介をしようかな。

陪審員1号(浅野和之)・・・陪審員長。みんなのまとめ役をつとめなきゃいけないの
に、どーもまとめきれない。譲れない一つの思いあり。陪審員長ということもあり、
まとめようとするばかりで、自分の意見は聞かれるまで言わない。

陪審員2号(生瀬勝久)・・・議論が起こるのは、この人がきっかけ。ちゃんと話し合い
がしたい。自分の意見が常に正しいと知らずに思っちゃう頑固者。結構どなる。
熱くなる。

陪審員3号(伊藤正之)・・・人前に出るのは苦手。だから意見を求められても困る。
喫茶店を経営している。栗の皮をひたすら剥いたり、プリンアラモードをひたすら
食べたりしている。

陪審員4号(筒井道隆)・・・直感でものを考えるタイプ。無罪を主張する理由も
‘被告は悪い人に見えなかったから’。理屈でせめられても、納得できなかったら
自分の意見を変えない。ちょっと不思議系。

陪審員5号(石田ゆり子)・・・メモ魔。恐ろしいほど色んなことをメモる人。自分は
論理的に物事を考えることができる、冷静な女だと思っている節あり。
だけど、結構簡単に人の意見に流されちゃったりも。お見合いサイトに登録している。

陪審員6号(堀部圭亮)・・・見た目、結構いい会社に勤めてそうなサラリーマン。
議論なんかしたくない。早く帰りたいんだよ俺は!って感じ。

陪審員7号(温水洋一)・・・この人も直感派。4号と違って前へ前へ出たがる。
自分と意見の違う人を受け入れることができない。常に強気。すねるとたちが悪い。
5号と同じお見合いサイトに入っている。

陪審員8号(鈴木砂和)・・・陪審員になるなんて人生の記念だわ!と思ってるっぽい。
なので、写真を撮ったり浮かれ気味。いろんな人の意見を聞き、迷いつつも流される。

陪審員9号(小日向文世)・・・議論好き。有罪か無罪かを決めることよりも、議論自体を
楽しみたい。冷静、頭の良さそうな人。プライドも高そう。

陪審員10号(堀内敬子)・・・自分がどう陪審員なんてつとめればいいのか?確固とした
意見があるわけじゃない。戸惑う普通のおばちゃん。慣れない雰囲気に緊張気味。

陪審員11号(江口洋介)・・・クール。議論を全く聞いていなさそうに見えて、ポツリ
と鋭い意見を述べる。前半はほとんど話さないが、後半、職業上の実力を発揮。

陪審員12号(山寺宏一)・・・仕切りたがり屋。陪審員に選ばれたからには、やり遂げ
なきゃ、ぐらいの事は思っていそう。強い思いがない分、意見を聞いたり言ったり
バランスの良い人。

と、私なりの紹介でしたが、とにかく性格が全く違う12人。
冒頭、多数決を取り全員一致で『無罪』ということになるのですが、
そこに異議を唱えるのが、2号。
「もっと話し合って決めるべきではないか!?」
そこから、2時間、三谷幸喜の世界が始まります。

どんな風な笑いがあったのかは、ここでは書ききれません。無理です。
とにかく1分に1回は笑いが起きるぐらいのペースで進んでいきます。
これはWOWOW放送時に確かめてくだいさい。
WOWOWは絶対に加入すべき!(私WOWOWの回し者じゃないんですが。笑)
加入できないなら、死に物狂いでWOWOWに入っている友達を探すべきです!

最初、12人が揃ったときどこを見たら良いのか、本当に戸惑いました。
だってどこを見ても豪華!!
しかも、それぞれ一人の人間を演じているわけだから、
その人の個性に合った動きをしているんです。
話を真剣に聞いている人もいれば、居眠りしている人もいる・・・
笑えるようにデフォルメはされているものの、リアルな動きをしていました。

パンフレットで三谷さんが言っていた通り、この舞台は完璧なコメディです。
コメディであるのですが自然と『自分だったらどうするだろう?』と考えてしまいます。
でも、コメディなんです。
前回も書いていますが、コメディに徹して、とことん人を楽しませる。
そういう姿勢に本当に感動しました。
なんて良い舞台に出会えたんだろう・・・と本当に嬉しくなりました。
笑って笑って笑い尽くして、そして劇場を後にすることができる。
その幸せをこの舞台で存分に感じました。

とりあえず私は生瀬さんと、浅野さんが好きなので、
二人の動きを特に注目して見ていました。
幸運にも2列目で観劇することができたのですが、
生瀬さん、本当に目を真っ赤にして、自分の意見を訴えているんです。
その生瀬さんの姿が目に焼き付いています。
浅野さんは、体が柔らかい!
で、その柔らかさを生かして自分の台詞がない時は、変な動きしてたりします。(笑)
これから観劇する方、浅野さんの動きチェックしてみてくだいさい!
なんか、だんだんと気になる役者さんになるはずです。

今回初舞台だった江口洋介さん。
まず言いたいのが、カッコイイ!!ってこと。(笑)
背も高い、顔も小さい・・・でカッコイイ。
カーテンコールの時も、頭ひとつ出てたんじゃないかな~
終盤は江口さん大活躍なんですが、そのシーンはなんだかテレビドラマを見ている
ような錯覚に陥りました。なんかこう推理ドラマみたいな。
また舞台に立つ彼も、全然ありです。

あとはやっぱり山寺さんの声が良かったなぁ。さすがです。
カーテンコールは2回。カーテンコールが終わり、
PARCOのお姉さんのアナウンスの後、山寺さんのアナウンスが流れたんです。
「12人の優しい日本人、楽しんでいただけましたか?(覚えてないので笑)~中略~
ではみなさん、よいお年をお過ごしください。」
というような。聞き終わると客席から自然と拍手が起こりました。
舞台上に誰か役者さんがいたという訳ではないのに。
この自然と起きた拍手が、この舞台を表しているような気がしました。
すっごく暖かいんです。みんな笑顔だったし。
劇場に、幸せな満足感が溢れていました。

陪審員制度についても色々考えたくもなりますが、
でもこの舞台の感想を一言で言えといわれたら、

 本当に楽しかった!

ただそれだけです。こんなに長いこと書いておいて、それもないかな?(笑)

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2 コメント

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Unknown (のの)
2005-12-17 23:31:31
こんばんは☆12人観に行ったのですね。私は行かないのでテレビ放送まで待たなければならないのですが楽しみです♪

ちょっと関係ないのですが、「贋作・罪と罰」の当日券の様子教えてもらえませんか??行こうと思っているのですが、何時間前にどの位の人数がいて、座席券はどの位売っていたかわかりますか?
当日券情報 (なつ)
2005-12-18 16:17:02
12人は、WOWOWで生放送ですよね!私もとても楽しみにしています。



[贋作・罪と罰]の当日券ですが、私は平日の16:30頃着いて5人目でした。

もともと立ち見目当てで行ったので、数は確認していないのですが、

S席のキャンセルは若干枚出ていましたよ!

ただキャンセル席の有無・枚数はその日の運としか言いようがないのかもしれません。

立ち見なら、発売ぎりぎりに行っても見れそうな気がします。

私が教えられる情報は、このくらいしかないのですが、少しでもお役に立てれば幸いです。

見に行かれたら、感想でもなんでも聞かせてくださいね!楽しみにしています♪

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