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1/23 新春浅草歌舞伎 第一部・第二部

2006-01-24 15:14:11 | 舞台感想
2006年1月23日 浅草公会堂
[新春浅草歌舞伎] 第一部・第二部

やっと、やっと行けました!テストやらなんやらでなかなか時間が取れなくて・・・
チケットがほとんど売り切れ状態になってから、
どうにかこうにか、友達の分とで全部で4枚かき集めました。
ぎりぎりで買ったにも関わらず、結構前の席が取れました。
あんなに近くで歌舞伎を見たのは生まれて初めて!
本当に嬉しかったし、楽しかった!
歌舞伎座は1度だけ2階席座っただけで、1階席なんて異空間、未知の空間ですよ。(笑)


第一部 お年玉〈年始ご挨拶〉

23日第一部の挨拶は、中村七之助さんでした。
なんだかおめでたい感じがして良かったな~。


一、歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)
  
  鳴神上人/中村獅童
  雲の絶間姫/市川亀治郎

挨拶のとき、簡単に演目の説明があったように思うんですが、鳴神に対しては
「これぞ歌舞伎という楽しさ、豪快さ、馬鹿馬鹿しさ・・・があります。」
というようなことを言っていたような。まさにその通り!

絶間姫の亀次郎さんが本当に綺麗で、しかもチャーミング。
チャーミングって表現なんだか恥ずかしいな。(笑)
女の魅力にそそのかされ、坂道を転げ落ちるように堕落していく鳴神上人も
愛すべき馬鹿馬鹿しさを持った人でした。
生まれて初めて女の人の胸を触った!とかでニヤニヤしてましたからね。

絶間姫はその美しさで、鳴神上人を騙していたわけですが
それを知ってからの鳴神上人の怒りの表現が、
私みたいな歌舞伎初心者がイメージする、『歌舞伎』そのもの!。
衣装がぶっ返りで変化したり、豪快な立ち回りがあったりと・・・
いや~楽しかったぁ。

地味にって言ったらあれですが、絶間姫の態度の変化も面白かったな。
最初は鳴神上人に対して下手に出ていたのに、
自分に惚れたことが明らかになると、一変。強気に出ます。
女って昔も今も変わらない。(笑)


ニ、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
 五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
 同 二つ玉の場
 六段目 与市兵衛内勘平腹切の場

 早野勘平/中村七之助・中村勘太郎
 女房おかる/中村勘太郎・中村七之助
 斧定九郎/中村亀鶴・中村獅童
 判人源六/中村源左衛門
 千崎弥五郎/市川亀治郎・中村亀鶴
 原郷右衛門/市川男女蔵
 一文字屋お才/市川門之助

今回の新春浅草歌舞伎の目玉。
第一部では勘平に中村七之助さん、おかるに中村勘太郎さん。
第二部では勘平とおかるの配役が逆になります。
同じ演目でも、役者によって変化するという歌舞伎の楽しさを
新春浅草歌舞伎の中にぎゅっと詰め込んでます。

私としては七之助さんの勘平の方が感情移入でき、胸に迫ってくるものがありました。
一部二部連続で見て、飽きてしまったというのも正直あるかなー

七之助さんの勘平はすごくナイーブで神経質な感じでした。
舅を殺してしまったという罪の意識が、うつろな表情、動きから伝わってきて・・・
おかるはクールだけど、夫思い。普通に美人。

勘太郎さんの勘平は主人に対しての、従順さを特に感じたかな。
従順であったがために、強くなる自分への後悔、悲しみ・・・
勘太郎さんのおかるは、優しそうで可愛らしかった。

同じ役で、同じ身のこなしなのに、役者さんの個性が出る。
そこが歌舞伎の面白さなんだろうな、と両方見て思いました。

五十両を奪ってから、花道に引っ込むときの震えだとか、
切腹してから自分の血で頬を撫でたりだとか・・・そういう3階席では見にくい(笑)
感情表現を昨日はよく見ることができました。
本当に細かいところまで計算し尽くされた動きであるのが、わかる!
  
 奥が深い!!

私はまだ入り口から2、3歩進んだぐらいだと思うので、
これから先どんどん奥へ奥へと歩みを進めていきたいです。
「いきたいです」というか、いきますよ。(笑)
演劇好きな日本人として歌舞伎の世界をちゃんと勉強します。

諸悪の根源、斧定九郎には悪の色気を感じました。
袖を捲り上げたりだとか、むかつくんだけど、かっこいい。
口から垂れた血が白塗りされた腿をつたっていくとか、本当に色気満載。

イヤホンガイド使って見たんで、そういう注目シーンをちゃんと見ることができました。
耳から聞こえる音が気持ち悪くって使わないことが多いんですが、
はじめて見る演目のときは使ったほうがいいかもしれません。


第二部 お年玉〈年始ご挨拶〉

第二部は亀次郎さん。
これから手品でもするんですか?みたいな。(笑)
携帯・ビニール袋・飴の袋と芝居を妨げる三大道具を次々と取り出して、
面白おかしく注意を促してくれました。
舞台というのは、役者とお客さんのエネルギーの行き来を楽しむもの、
という亀次郎さんのお話。
私もそこの魅力のせいで舞台好きになった一人なんで、とても共感しました。


ニ、蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)

 傾城薄雲・禿・薬売り・番新・座頭・蜘蛛の精/市川亀治郎
 源頼光/中村勘太郎
 坂田金時/中村七之助
 碓井貞光/中村獅童

この演目が、華やかで私にとって一番面白かった!
亀次郎さんの六役が凄まじい。
あとからパンフレットを読んで知ったんですが、
浅草公会堂には、迫りもスッポンもないんですね。
言われてみて「あ~そう言えば~」って感じ。(笑)
観客を驚かせる仕掛けは、劇場自体にはない。
その中で、観客をどれだけびっくりさせ、楽しませるか・・・心意気が伝わります。
本当に楽しかったからなぁ。

次はどこから現れるのか、みんな期待していたはず。
やられたっ!と完敗したのは、座頭が出てくる場面。
花道から出ますよという合図のような「シャン♪」という音がしたから
花道見たのに、舞台上の階段から出てきてるんだもん。
もー大好きです、こういう裏切られ方。
どんどん裏切って!って思う。危ないな私。(笑)

しっとりとした踊りあり、コミカルな踊りあり、豪快な踊りあり・・・
蜘蛛の糸を手から何度も出したりと、演出も人を楽しませ、目をひきます。

私が見て楽しかったんだから、誰が見ても楽しい演目です。
「歌舞伎ってつまらなそう」と思ってる人にも見てほしいな~
なーんて、私が思っちゃいますね。

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レポートで2000字書けと言われても私は苦労するのに(笑)
好きなことだと簡単に埋まっていきますね・・・
『好きこそ物の上手なれ』って上手いこと言ってるよな~

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