Perlでは、print には主に2つの意味があります。
ひとつは画面に表示すること、もうひとつはファイルに書き込むことです。
print "画面に表示します";
open(DAT, ">>test.dat");
print DAT "ファイルに書き込みます";
close(DAT);
いずれの場合も考え方は一緒で、コンピュータの内部で行った結果を、人間が確認できるように、画面上もしくはファイル上へ出力するわけです。
画面に表示するほうの print は、表示したい内容を print の後ろに書きます。
$x = '桜';
$menu{'Aランチ'} = '野菜炒め定食';
print 1 + 2;
print "$xは春に花が咲きます";
print "今日の昼ご飯は$menu{'Aランチ'}です";
print '$xは変数です';
print $x . 'の花は淡いピンクです';
上の例では、「3」「桜は春に花が咲きます」「今日の昼ご飯は野菜炒め定食です」「$xは変数です」「桜の花は淡いピンクです」と表示されます。
print の後ろに計算式があれば、計算した結果を表示します。
" " で囲んだ場合は、変数があればその中身に置き換えて表示します。
' ' で囲んだ場合は、そのまま表示します。
. で変数とほかの文字とをつなぐことができます。
print <<__HTML__;
<a href="http://www.goo.ne.jp/">goo</a><br>
gooのトップページはこちら<br>
__HTML__
上の例は、print <<__HTML__; の次の行から、 __HTML__ の手前までをそのまま表示します。(ヒアドキュメントという)
__HTML__の部分はアルファベットや数字で自由に変えられます。
print <<goo;
<a href="http://www.goo.ne.jp/">goo</a><br>
gooのトップページはこちら<br>
goo
極端な話、上のようにしても大丈夫です。
print <<goo; のあとに、単独で goo が出てくるところまでを表示してくれるわけです。
ただ、この極端な例ではさすがに紛らわしいので、普通は大文字のアルファベットを用いるのが慣例となっています。
EOF や EOS や _HTML_ などを使う人が多いようです。
ファイルに書き込むほうの print は、また別の機会で。