● 私は先日本欄で、原子力委員会は秘密会で書き換えを策していたという毎日新聞スクープを、なんたることと憤りました。
憤りながらも、新聞全紙がこの問題を追いかけたので、私は「記者クラブ崩壊のきざし」と頷きコメントしました。
しかしそれを、しばし待たれよ、と引き留めてくれたことがありました。
一つは、会議が終わったら回収されたとされた資料を、新聞、テレビで目にしたことと、
いま一つは「あんころもち」さんの「一つの疑問」というコメントでした。
、そういえば、その夜の「報道ステーション」では秘密会議なるものが映されていました。
それは「あんころもち」さんの言葉を借りれば、「内部告発者存在」の疑いであり、
「原子力ムラの問題はその内部にとどまらず、周辺への無言の圧力として巧妙に張り巡らされて」
いるのではないかという「不気味なもの」の存在です。
● その疑いを解くきっかけになるのではないか、
というものを見つけました。
(1)それは飯田哲也さんの次のようなツイートです。
「鈴木達次郎原子力委員長代理は再処理消極派だが、
ここまで事務局を〈原子力ムラ〉に固められていたら、さすがに抵抗は難しいだろう」
(2)ここでいう事務局とは、河野太郎議員が明らかにした
原子力委員会事務局の主要メンバーは、電事連と原発産業からの派遣員で構成されていたこと。
↓
(1)で解ったことは、悪者の親分と思っていた鈴木委員長代理は、主流推進派ではないらしいこと。
(2)で解ったことは、霞ヶ関に置かれた事務局の主流事務局員は民間産業社員であったこと。
以上から推察できることは、
鈴木委員長代理を犠牲にして、
〈肉を切らせて骨守る〉
策動ではなかったか、ということ。
憤りながらも、新聞全紙がこの問題を追いかけたので、私は「記者クラブ崩壊のきざし」と頷きコメントしました。
しかしそれを、しばし待たれよ、と引き留めてくれたことがありました。
一つは、会議が終わったら回収されたとされた資料を、新聞、テレビで目にしたことと、
いま一つは「あんころもち」さんの「一つの疑問」というコメントでした。
、そういえば、その夜の「報道ステーション」では秘密会議なるものが映されていました。
それは「あんころもち」さんの言葉を借りれば、「内部告発者存在」の疑いであり、
「原子力ムラの問題はその内部にとどまらず、周辺への無言の圧力として巧妙に張り巡らされて」
いるのではないかという「不気味なもの」の存在です。
● その疑いを解くきっかけになるのではないか、
というものを見つけました。
(1)それは飯田哲也さんの次のようなツイートです。
「鈴木達次郎原子力委員長代理は再処理消極派だが、
ここまで事務局を〈原子力ムラ〉に固められていたら、さすがに抵抗は難しいだろう」
(2)ここでいう事務局とは、河野太郎議員が明らかにした
原子力委員会事務局の主要メンバーは、電事連と原発産業からの派遣員で構成されていたこと。
↓
(1)で解ったことは、悪者の親分と思っていた鈴木委員長代理は、主流推進派ではないらしいこと。
(2)で解ったことは、霞ヶ関に置かれた事務局の主流事務局員は民間産業社員であったこと。
以上から推察できることは、
鈴木委員長代理を犠牲にして、
〈肉を切らせて骨守る〉
策動ではなかったか、ということ。
平成19(2017)年4月1日から平成24(2012)年4月1日までに民間企業
から原子力委員会事務局に「採用」された人物の出身法人の一覧。
この、企業側が押しかけたのではなく、原子力委員会が「採用」した
というところがミソです。
もともと原子力委員会はそうした組織であることを裏付けています。
<出身法人> <期間> Hは平成
電力中央研究所 H19-H21 常勤
日立GE
ニュークリアエナジー H22-H24 常勤
関西電力 H19-H21 非常勤(以下全て)
三菱重工 H19-H21
中部電力 H20-H23
日立GE
ニュークリアエナジー H20-H22
東京電力 H20-H22
東芝電力システム H20-H22
関西電力 H21-H22
日本原子力発電 H21-H24・12・31 *(*は在籍中)
三菱重工 H21-H23
電力中央研究所 H22-H23
東京電力 H22-H24・07・19 *
関西電力 H22-H24・06・30 *
東芝 H22-H24・07・15 *
電力中央研究所 H23-H24・12・31 *
東京電力 H23-H25・06・30 *
中部電力 H23-H25・07・31 *
三菱重工 H23-H25・09・30 *
日立
ニュークリアエナジー H24-H26・03・31*
事務を司るスタッフを原発の中枢を占める企業から「採用」する状況下で
公正な議論や意見の集約をせよという方が無理というものです。
これからはしばらくずっと、こんな暗躍が続くのでしょう。自民党政権下の行いは今は別のことと脇に置くとして、野田が選挙で負けて小沢が台頭すればかなり整理はされるのでしょう。でも、これで原子力村が昔のように盛り返したら、この日本はもう官僚主権の闇社会ですね。
民主党を脅しているのは霞ヶ関と企業の裏総務。
更には、民主党小沢グループのブルーリボンを付けている輩。
28日朝日の連載記事を読んでさらに、その感を強く持ちました。
鉢呂経産相の辞任に関連して、「鉢呂おろし」があったというものです。
鉢呂氏は基本問題委員会の25人の委員を、これまでの日本の原子力エネルギー政策に
批判的な人を半分は入れたい、経産省・資源エネルギー庁の幹部たちに抵抗されたが、押し切るつもりだった。
ところがその発表寸前にやめることになった。
というものです。
今思い出すのは、このブログでもありましたが「言葉狩り」ではないかと思われるような、記事ばかり、「死のまち」という失言を取り上げるものばかり、ではなかったかと。
まだ放射能が海に、流れ出ているフクシマの現状を変えられないで、再稼働はあり得ない。
良いコメントを加えて頂けたと思いました。原子力村の抵抗は目的の為には手段を選ばずで、文字通りの死に物狂い! そりゃそうでしょう。ここに僕もいつか書きましたが「福島で、僕の人生は否定されたようなもの」と、そんな人々こそ、原子力村の住人のはず。11月4日「保安院の大罪(48)」の体験報告の通りのはずですから。