「米博物館で八月に原爆展」 まもる

「米博物館で八月に原爆展」という記事が中日新聞に載っていました。

　記事によると、国立長崎原爆死没者追悼平和記念館が米国ネバダ州核実験博物館
で、八月一ヶ月間原爆展を開催すると発表したそうです。

　ネバダの博物館は米の核実験や核兵器開発の歴史を米国民に紹介する施設。そのため、被爆被害を訴える場としてふさわしいかどうか懸念の意見もあったが、広島長崎で何が起こったのかという事実をこの博物館で知らせることが、核廃絶の考えを米国民や世界の人々に広める事につながるという視点で開催に踏み切ったということです。

　展示会では、被爆当時のの写真や被爆物の展示、被爆者の被爆体験の話、被爆医師で患者救済に尽力した故秋月氏の紹介アニメの上映など様々な企画を用意していくとのこと。
　また受け入れの核実験博物館も「歓迎する」との意向をつたえているそうです。

　１９９５年にスミソニアン航空博物館での開催が米退役軍人会の反対で中止になった事を考えると、今回の企画が成功し数多くの米国民に見られ、深い感銘を与えられる事を心から期待します。