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随筆 「大聖堂」第三楽章   文科系

2010年08月25日 12時25分16秒 | 文芸作品
 この2月から教室でやっているギター曲が全く上手くいかない。南米のギター弾き兼作曲家・バリオス(1885~1944)の「大聖堂」。特に、その第3楽章。ここの速さが、老いの身には特に骨なのだ。6連16分音符をせめて60の速さにしたいのだが、最近まで45がやっとだった。僕のやり方なのだが、先ず暗譜してから、技術的な難所を重点に弾き込み、さらに曲を作っていくために弾き込む。そうやって6ヶ月。それでもこの程度とは、この第3楽章、確かに老人向きでもないのだろう。

なんの変哲もない1小節をある日には50回、延べ1000回はやったろう。反復は、習い始めの7年前から苦にならぬようになってはいるが、それにしても?……こんな感じで、日に2時間もこの曲を弾いてきたのに。……先生の手も借りてあれこれ観察した末に、やっと分かった ……「左小指が薬指に連動してばたばた動き、二本の神経が繋がっちゃってるらしい!」……この癖が僕にあることは分かっていたが、この曲にこんなに影響しているとは! 加齢も関係しているのだろうが、本当に驚いた。さて、それからはこれの切断だけに苦労して一週間、まだ半分ほど直っただけだが、55ほどの速さになってきた。

 この第3楽章は「最速アルペジオなどの中から低音・高音の旋律、副旋律を響かせることが出来れば、痛快・『音楽』この上なし」と、そんな曲だ。凄く気に入りそうな曲だけしかレッスン曲に選ばない僕だが、弾き込んでいるうちにさらに好きになっていく曲が与えてくれるエネルギーには、計り知れないものがある。なかなか上手くならないのだが、幸せだ。
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