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そう、楽石さん、どう考えてもおかしい!  文科系

2007年12月19日 13時24分52秒 | 国内政治・経済・社会問題
楽石さんが指摘するように、ミサイル防衛計画の一環としてのこの実験、どう考えてみてもおかしいと思います。

①90年代初頭に冷戦構造がなくなっても、世界軍事費が増えています。新しい敵を作り、それをインチキで脚色してまでことさらに怖く、強大に見せて。イラク戦争、「イラン戦争の脅し」などの理由、口実は、すべて大きな捏造だったと判かったことがその証拠です。
②楽石さんが語るように、北朝鮮の核問題が一段落しそうです。隣国の日本は何もせず、日本の頭越しにアメリカが動いた成果のようです。拉致問題でさえ、自国民の安全というこの最重要国際問題でさえ、日本政府はお手上げでして、その解決をただアメリカにお願するという体たらくの中の出来事でした。
③もうひとつの隣国中国もいまや世界経済圏に組み込まれ、ここでも、アメリカがよりを戻しています。日本が南京事件などの歴史問題でごたごたしているうちに。このことは、70年代初頭のニクソン・毛沢東会談という世界驚嘆の歴史的事件を思い出させます。キッシンジャー・周恩来会談が極秘に何度も開かれて、密かに準備された出来事でした。ここから約半年後に、これを受けて田中角栄が「日中共同声明」を成して、やっと戦争状態の終結を宣言できたという情けなさでした。
戦後日本は、いつもアメリカの動きに驚いて、後追いで駆けつけるのです。

さて、これでは日本政府は無能すぎて、まるで馬鹿ではありませんか。
自分は周辺諸国と問題をこじらせるだけ。その間に、アメリカが日本の頭越しにそれらの国と折衝して、漁夫の利を占める。あまつさえ、そのアメリカから、中国・北朝鮮を仮想敵国とするような高価なミサイルを買い、それを消費してみせるのです。守屋問題にも、米軍基地問題や「日米平和・文化交流協会」とかいう両国の政官財界人組織やが絡んでいますしね。つまり、こういうやつ等に日本の軍事、外交、財政などを良いようにされているのでしょう。

軍事、外交、財政などを良いようにされて、その付けをただ国民に転嫁してきただけで、これが政治? 

さてこの「転嫁」、テロ特措法の次に与野党間の大問題になりそうなのが、道路特定財源みたいです。年間5.6兆円のうち2.7兆円が、テロ特措法と同じように暫定税率分としての期限が切れるそうです。1月から、国会がまた大荒れに荒れるでしょう。
「暫定収入を続ける? 馬鹿言え。あなた達が勝手に浪費していて!」

こんな政府、与党を「政権担当能力がある」などというマスコミは、一体何なんでしょうか。今度の「道路特定財源の暫定税率問題」は、しっかり扱ってくださいよ。テロ特措法の時のように「国益」、「国際社会への協力」などと、ただ念仏する社説ではなくて。
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8 コメント

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まだ書き足りない (文科系)
2007-12-19 15:24:17
リッター25円もガソリン代が下がる!

道路特定財源の暫定税率問題についてです。難しそうですね。なんせ自民党道路族のボス・古賀誠が確か選挙対策委員長を引き受け、次期総選挙への公認問題でにらみを利かせています。なんか、凄い実力者らしい。かの旧宮沢派だったかな。

この暫定税率問題、マスコミの扱いが目に見えるようです。
「野党は、対案を出せ」
「財源もないままに、無責任なことを言うな」
そして、こう語るこの人たちが、SM3にも、総額どれだけになるか分からないミサイル防衛計画(こういう予算は、『時価』ということで当初よりもどんどんあがっていきます)本体にも、普天間基地などの思いやり予算にも、防衛省がアメリカや業者の言い値で武器を買ったその元凶へのいい加減な捜査にも、これら全ての背後にいるはずの防衛族議員をうやむやにするだろうそのやり方にも、まったくマスコミは関連言及をしないのでしょう。

これに対して僕らは言いあいたいものです。
「3月末期限でテロ特措法のように廃案になれば、いったんはリッター25円もガソリン代が下がるぞ!! 」
「テロ特措法のような『60日で衆院3分の2再可決条項』を使わなければ、そのまま値上げはできないんだぞ」!


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まだ、まだ、書き足りない (文科系)
2007-12-19 16:09:08
まだまだ、まだまだ、書き足りない。

皆さん、とっくに無料になっているはずの高速道路料金や、ガソリン税、自動車取得税や重量税、軽油引取税などに含まれる道路特定財源の暫定税率部分やを、計算したことがありますか。僕はありませんが。
年間のご自分のそれが所得税よりもずっと高いという方々は、すごく多いはずです。高齢者などはほとんどではないでしょうか。高齢者から取っている見えない税金と言えると思います。


これって、おかしくないですか? 根本的に。
こんな安易なことを暫定という形で政府に恒常化させてきたなんて、考えてみればこんな「易しい政治、優しい国民」はちょっと、無いですよ。それでいてさらに、高齢者医療がどんどんあがっている。
この「優しい国民」は、僕も含めてなんですけどね。

こういう事態であっても、道路特定財源・暫定税率継続問題で、マスコミが「対案、財源を出せ」などともしまたぞろ論じ出したら、ほんとにおかしいですよね。原則的におかしいことです。


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ガソリン税は (楽石)
2007-12-19 16:13:43
断固、減税すべし。

天の声です。
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全く同感です。でもどうすれば? (年金暮らし)
2007-12-19 23:18:35
 道路特定財源・暫定税率継続問題、高齢者医療がどんどんあがっている問題。
 問題だらけで許せません。怒りはまったく共感できますしどこかにわめきたい気持ちです。

 しかし 政府は傲慢で、野党は押し戻す力も知恵もない。世論をリードするマスコミも意気地がない。

 どうしたら 打開の展望が開けるのでしょう?
 教えてください。
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民主党に力が・・。 (保守系)
2007-12-19 23:58:50
現在の石油の価格は、投機筋でしょう。
だからアフガンのテロ特別措置法は早く通した方が良いのです。それに車に乗らなければ良いのです。
文科系さんも落石さんも私もそう車に乗りません。
まあ年金が出ているだけでも良い方です。
それも厚生年金でしょう。国民年金だけではないのでしょう。高齢者医療?何歳からですか?私は良くわかっていません。だから長寿を誇っていてはいけないのです。最近、喪中の案内が来ますが、60才を越えると、相手の父母の年齢が高いですね。
とりわけ母親が、90歳を越えるのが多いようです。
これも困ったものですが、私も、もうそろそろと思います。子供に迷惑をかけてまで生きて行くのは、嫌ですから・・。でも生かされるのでしょう。
文科系さんが正しいのは、日本が、北朝鮮に軍事行動が出来ない事です。南京などやっている暇はないのです。
横田めぐみさんなどの拉致問題は、戦前でしたら、起きなかったでしょう。戦前は、日本の領土でしたから・・。やはり九条の改正ですか?
それにしても、今回のミサイル実験は、成功したのは良いのですが、私は価値を認めていません。だって予定された時間と場所でやるのですから・・。
やはり自衛は難しいのでしょう。
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自民党、民主党、共産党 (文科系)
2007-12-20 09:25:33
年金暮らしさん

御応答ありがとうございます。

テロ特措法の期限切れのときと同様に民主党が相当頑張るのではないかと考えています。ただし、このまま社会問題化しない場合もありえましょう。つまり、問題が少し違うし、大きい財政が絡むので、民主党への懸念も出てきます。

テロ特措法を8月にここで扱い始めた時も、こんな討論になったことがありました。共産党系と思われる方々が「民主党がやるわけない。ポーズに決まっている」と語り、僕が「期待できる」と語った。僕は自公と民主とのアメリカへの従属度が違うと判断したからです。その後の動向を見ると、僕が正しかったですね。

ただ道路暫定税率は、莫大な財政や例によって「景気?」・財界が絡んでくるから、テロ特法より厄介です。
それでも、テロ特法で参院多数の威力を実感し、次の総選挙で与野党逆転を狙いたい民主党は、社会問題化したら少なくともぎりぎりの時点まではやり抜く、いややり抜かざるを得ないと僕は見ますね。
つまり、テロ特と同じように一端は暫定が終わるということにはなるのではないでしょうか。そうなったら、テロ特よりもはるかに社会が大騒ぎになります。毎日のガソリン代、軽油、自動車重量税などが絡むことだから、テロ特とは比較になりません。

また、この問題でも民主党内部に「自公より反対派」が出るという「批判」も、テロ特に前原氏がいたようなもんで、同じことです。
ただ、問題を表面化できない自公としては、テロ特の数倍裏工作を活発にやるでしょう。裏工作というのは、なんとなく矛を収める感じになるから分かる。もしかしたらもう、そうなっているかもしれない。そしたら、すんなりと「暫定を継続」で、民主が裏工作に応じたということでしょうね。これは誰の目にも分かる。共産党が鬼の首でも取ったように民主を攻めることでしょうし。
こうなったら僕はがっかりですが、それでも民主への期待は消えません。正しいことを語るよりも、とにかく最低10年ほどは政権が代わってほしいからです。60年の長期政権こそもの凄い害悪、低開発国並の特徴ですから。



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まず政治が動く事ですよね。 (まもる)
2007-12-20 09:39:13
 私は決して諦めてはいません。
 政治は動くのです。
 空前の景気といっても恵まれているのは上のほうだけ。弱者無視や米国しがみつきにもかなり気づき始めました。
 きっと選挙でそれなりの答えを突きつけるでしょう。
 そうごまかしはきかないのです。
 保守系さんがコメントのタイトルで言いかけた「民主党に力が・・・・」が最も大切で、彼らに力を貸してやる事が「世直し」の始まりでしょう。
 アメリカ同様自民党も沈みかけの船でしょう。
 浮き輪を投げてやる事だけはやめましょうね。
 
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そう動かさなければ (文科系)
2007-12-23 12:12:26
まもるさん、ポイント的エールをありがとう。

そう、政治をちょっとずつでも動かさなければ、国民意「換える希望」も出ませんよね。
そういう観点からこそ、「あれもこれも」ではなくて、「1点突破、全面展開」の発想が出てきます。

これに関連して、そこで質問。
21日の拙稿への僕の応答コメント「『直感』で悪いですが」へのご意見をお聞きしたいです。僕の40年の体験から非常に大事だと思うことなのですが、言葉の対象内容そのものが難しいものなんで、あのようにしか書けないわけなんですけど、すみません。
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