1970さんに書いた三つのコメントを並べて転載する。サッカー、特に国代表サッカーを見る場合に大事なこととして。
『 繋ぐと潰すと、なによりゴールと (文科系)2017-10-17 04:35:57
サッカーの要を整理すると、標記のこと。それに即して物を言うのが良い。
①一方が長短の繋ぎで攻めたら他方は潰し、この潰しによって好守が入れ替わる。これを繰り返すのがサッカーだが、勝利のための目的はゴール。
②よって、ゴールに攻め入る回数とシュートチャンスとがその一つ前の、大きな目的になる。
豪州戦で観られたのは、②は圧倒的に日本。そう、僕は数字で示した。いや、新聞数字を見る前に、僕が正しくもそう感じた。
そこで問題は①だが、ここでも日本優位ははっきりしていた。ポゼッションは豪州が圧倒したが、前に出たときはほぼそのボールを日本に苅られている。だから、豪はハーフライン近辺で回していただけ、つまり、無駄にボール持たされていただけ。
君がこのゲームで観て、評価したのは、豪州のこの「ポゼション」だけである。前に出たら敵に苅られるポゼションなどは、ゲーム目的にはなんの意味もない。つまり君の癖なのだが(これは日本人評論家多くの癖だとも思う)、繋ぎだけを観て、潰しを観ていない。
ちなみに、前に出た豪を潰した時の日本は、豪よりも遙かにゴールまで繋げたという証拠が①である。
(中略)
サッカーゲーム批評は、目の前のゲームの批評以外ではあり得ないということだ。そのチームの将来性でさえ、いろんな相手との一つ一つのゲームの出来の連なり、そこに観る成長なり後退なりから考えていくべきものである。』
『 プレスとゲーゲンプレスと (文科系)2017-10-17 05:13:21
言葉にしてサッカー、そのゲームを語ると、互いの頭がより整理されて明確になってくるから良い。
プレス、つまりプレッシャーは圧力のこと。対するゲーゲン・プレスはある組織的プレスのことを言い、すぐ前にも書いたこういうものと理解してきた。
敵がプレスでボールを奪った瞬間に身方組織が「一斉に前に出て組織的プレスを掛ける」ことと。ゲーゲンつまり英語のカウンターとは、そういう意味である。つまり、前プレの前とは、カウンターの意味なのだ。その意、考え方が、何度も言ってきたように、これ。
敵がボールを奪って前掛かりになった瞬間こそ、ゲーム中最高のカウンター得点チャンスである、と。前掛かりになった敵が、守備体制としては乱れていると言う、そこに目を付けているのである。「その時に組織を上げて何が何でもボールを奪う」と、そういう時を多く作ることだと解してきた。つまり、「そこでボールを奪うことが得点戦術になっている」ということ。
言い方を変えればこう言うことになる。「引いた敵から、ボールを繋ぎ切って得点する」というのとは別の得点法と。』
『 好感 ! (文科系)2017-10-17 13:36:29
僕がきちんと書けば、きちんと対応する君だとまた分かったのは、好感。悪態衝いてもまたこうなると、そんな関係でありたい。何せ文章だけでエスカレートしてこじれたりするし、腹が立つのも正直な人間だから。我が夫婦は過去に三度殴り合いをした。僕より喧嘩口も、負けん気も強いからね。遙か昔の最初は倍になって返ってきたので、驚いたよ。
僕の喧嘩とその口は、彼女に56年間鍛えられたもの。付き合い6年と、今年金婚式ね。
あと言いたいのはこれだけ。
① クラブ戦と国代表戦とは全く違うということ。世界最高の総合的個人能力を集められるか否か、繋ぎも潰しもその組織をとことん鍛え上げられるか否か。
② ①から言えることなのだが、国代表戦ではアップセットがより多く起こるということ。日本などはそここそ狙い目と言いたい。
③ そんなことから、国代表とクラブとでは、監督の力も全く違ったものが要求されるということもある。
④ よく、育成型監督と、敵分析・対応型監督とがあると言われるが、国代表監督に要求されるのは、これで言えば後者だろう。また、ロマン派、現実派とも言われるが、これも後者だと思う。
⑤ ただ、国代表監督は短期育成能力も必要だろう。この点は、「彼のここを直して使うとしたら、そういう選手は現に他にいないか」というわけで、他の選手を探してくる道もあるだろうが。
ハリルは、日本国代表監督としては素晴らしいと僕は思っている。優しすぎたザック、ジーコと違って、日本人選手向きで厳しい所はトルシエ、岡田を彷彿とさせるし。02日韓のトルコ戦や南アのパラグアイ戦は、ハリルなら勝てていたと思うほどだよ。
ボランチ型3人の中盤なんて、誰が考えられる? もっともあれは、「ゲーゲン型得点法」と捉えてこそ初めて理解できるのだけどね。もちろん、相対的弱者の戦法だよ!
まー見ててご覧。』
『 繋ぐと潰すと、なによりゴールと (文科系)2017-10-17 04:35:57
サッカーの要を整理すると、標記のこと。それに即して物を言うのが良い。
①一方が長短の繋ぎで攻めたら他方は潰し、この潰しによって好守が入れ替わる。これを繰り返すのがサッカーだが、勝利のための目的はゴール。
②よって、ゴールに攻め入る回数とシュートチャンスとがその一つ前の、大きな目的になる。
豪州戦で観られたのは、②は圧倒的に日本。そう、僕は数字で示した。いや、新聞数字を見る前に、僕が正しくもそう感じた。
そこで問題は①だが、ここでも日本優位ははっきりしていた。ポゼッションは豪州が圧倒したが、前に出たときはほぼそのボールを日本に苅られている。だから、豪はハーフライン近辺で回していただけ、つまり、無駄にボール持たされていただけ。
君がこのゲームで観て、評価したのは、豪州のこの「ポゼション」だけである。前に出たら敵に苅られるポゼションなどは、ゲーム目的にはなんの意味もない。つまり君の癖なのだが(これは日本人評論家多くの癖だとも思う)、繋ぎだけを観て、潰しを観ていない。
ちなみに、前に出た豪を潰した時の日本は、豪よりも遙かにゴールまで繋げたという証拠が①である。
(中略)
サッカーゲーム批評は、目の前のゲームの批評以外ではあり得ないということだ。そのチームの将来性でさえ、いろんな相手との一つ一つのゲームの出来の連なり、そこに観る成長なり後退なりから考えていくべきものである。』
『 プレスとゲーゲンプレスと (文科系)2017-10-17 05:13:21
言葉にしてサッカー、そのゲームを語ると、互いの頭がより整理されて明確になってくるから良い。
プレス、つまりプレッシャーは圧力のこと。対するゲーゲン・プレスはある組織的プレスのことを言い、すぐ前にも書いたこういうものと理解してきた。
敵がプレスでボールを奪った瞬間に身方組織が「一斉に前に出て組織的プレスを掛ける」ことと。ゲーゲンつまり英語のカウンターとは、そういう意味である。つまり、前プレの前とは、カウンターの意味なのだ。その意、考え方が、何度も言ってきたように、これ。
敵がボールを奪って前掛かりになった瞬間こそ、ゲーム中最高のカウンター得点チャンスである、と。前掛かりになった敵が、守備体制としては乱れていると言う、そこに目を付けているのである。「その時に組織を上げて何が何でもボールを奪う」と、そういう時を多く作ることだと解してきた。つまり、「そこでボールを奪うことが得点戦術になっている」ということ。
言い方を変えればこう言うことになる。「引いた敵から、ボールを繋ぎ切って得点する」というのとは別の得点法と。』
『 好感 ! (文科系)2017-10-17 13:36:29
僕がきちんと書けば、きちんと対応する君だとまた分かったのは、好感。悪態衝いてもまたこうなると、そんな関係でありたい。何せ文章だけでエスカレートしてこじれたりするし、腹が立つのも正直な人間だから。我が夫婦は過去に三度殴り合いをした。僕より喧嘩口も、負けん気も強いからね。遙か昔の最初は倍になって返ってきたので、驚いたよ。
僕の喧嘩とその口は、彼女に56年間鍛えられたもの。付き合い6年と、今年金婚式ね。
あと言いたいのはこれだけ。
① クラブ戦と国代表戦とは全く違うということ。世界最高の総合的個人能力を集められるか否か、繋ぎも潰しもその組織をとことん鍛え上げられるか否か。
② ①から言えることなのだが、国代表戦ではアップセットがより多く起こるということ。日本などはそここそ狙い目と言いたい。
③ そんなことから、国代表とクラブとでは、監督の力も全く違ったものが要求されるということもある。
④ よく、育成型監督と、敵分析・対応型監督とがあると言われるが、国代表監督に要求されるのは、これで言えば後者だろう。また、ロマン派、現実派とも言われるが、これも後者だと思う。
⑤ ただ、国代表監督は短期育成能力も必要だろう。この点は、「彼のここを直して使うとしたら、そういう選手は現に他にいないか」というわけで、他の選手を探してくる道もあるだろうが。
ハリルは、日本国代表監督としては素晴らしいと僕は思っている。優しすぎたザック、ジーコと違って、日本人選手向きで厳しい所はトルシエ、岡田を彷彿とさせるし。02日韓のトルコ戦や南アのパラグアイ戦は、ハリルなら勝てていたと思うほどだよ。
ボランチ型3人の中盤なんて、誰が考えられる? もっともあれは、「ゲーゲン型得点法」と捉えてこそ初めて理解できるのだけどね。もちろん、相対的弱者の戦法だよ!
まー見ててご覧。』
①守備とは単にゴールを守るものではない。敵からボールを奪うものだ。現に、ゴールのかなり前方で敵からボールを奪ってしまえれば、ゴールを守る必要も無いものでさえある。と、史上初めて教えてくれたのが、1990年頃のACミランのコンパクトプレスであった。
②これをさらに発展させたのが、ゲーゲンプレス。そのやり方、考え方は上に書いた通り。国代表の比較的弱いチームが得点しやすい方法なのである。ボール奪取が上手い中盤を揃えれば、敵守備が乱れている時に味方が前に人数を揃えられるという考え方である。
・・何時ものように、見ていない?
『 サウジ戦ももちろん見てたよ。いつものように、ちゃんとゲーム経過など記録も取りつつね。が、あんなゲーム何も書く価値がないんだとすぐに分かった。気温38度で湿度90%のゲームって、書いても意味がないと思ったね。本番はロシアだし』
なお、僕は嘘は言わないし、論争相手に証明もなく「嘘言った!」とも言わない。嘘でその場を逃れようなんて人間だったら、今の僕のようにはなれないし、なる必要もない。今の僕自身が言行一致人間だからね。同人誌も、ギターも、ランニングも、そしてこのブログ(の為の勉強も)も。