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ポイチジャパン(7) 長友佑都が、中島翔哉を絶賛!   文科系

2018年10月19日 01時56分23秒 | スポーツ
 18日中日新聞夕刊に、表題のことで良い記事があった。見出しが、まさにぴったりの、これ。
『「10番」中島 風格十分』
 この記事内容が、本人以外からも取材していることがわかるものであって、記者の熱意、研究心なども感じられて、単なる報道ではないもの。文化記事はこう願いたいものである。野球にはこういう記事は常にあるのだから、サッカーでもどんどんこれを増やして欲しい。

 最も目が行った箇所がここ。長友がウルグァイ戦の中島にこんな最高評価を与えたというのだ。
『ドリブルお化けですね。この勢いならビッグクラブに行ける』
 これが、長くヨーロッパ第一線で世界の若手を蹴落としてはレギュラーを張り続けてきた長友の言葉だからこそ価値が高いと読んだ。それも、ディフェンスを職業としてきたベテランの目が見た評価なのである。僕としてはまた、この「ドリブルお化け」という表現に思わず微笑んでしまった。ここには「足が速い、そして、体幹も強いと自負して来た自分から見ても『お化け』に見えて、このドリブルはちょっと潰す自信がないかもしれない」とのニュアンスも感じられる。中島から見たら最高の褒め言葉だろうし、事実、ウルグアイ戦の中島はそんなプレーばかりだった。

 南野の先取点への、密集を縫ったような長いグランダー・アシスト・パス。同点に追いつかれて引き離した2得点目は大迫のシュートによるものだが、このシュートは中島のシュートを相手GKがやっと弾いた地点へ大迫が詰めたもの。いずれの得点も、中島のドリブルが生みだしたものとも言える。このようにどんな時でも前へ、ゴールへと攻め入り、シュートに結びつけてしまう選手なのである。相手DFから見れば、こんな怖い選手はいない。『だから俺は「お化け」と感じたよ』・・・。同じ左サイドで、後ろから中島を見守り、支えた長友のこの言葉! これとは別記事にこんな彼の言葉もあった。「(前目に出て自分がおとりになったり、後ろを支えたりして)中島には『行って来い』という感じだったね」。

 165センチの小回りだからこそ、大男揃いの世界のDFを恐怖させられるのだろう。つまり、身体が小さすぎることを武器に換えている選手なのだ。この姿は、スポーツの一つの醍醐味だろう。
『(中島が)何度も繰り返す言葉がある。「サッカーは楽しいもの。常に楽しむようにしている」』。
 記者が伝える中島のスタイルだそうだが、日本人が大好きな牛若丸や舞の海の楽しさや、日頃の独特かつ厳しい鍛錬やを偲ばせてくれる。屈託が無くかつ晴れやかな中島のあの笑い顔にいつも惹かれて来たのは、こんな醍醐味の勝者と感じられてきたからに違いない。


 こういう記事を書いたこの記者に大きな賛辞を贈りたい。

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3 コメント

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南野のゲーム評も (文科系)
2018-10-19 04:03:06
 2得点した南野が最高評価を受けているが、ご本人は「大迫さんが僕より凄かった」と述べている記事を読んだ。
 ワントップの彼が世界最高のディフェンダー相手にボールを上手く収めてくれるからこそ、2列目の三人が常に前を向けたと。全く同じことを、右ウイングの堂安も語っていた。大迫はそれほどに日本攻撃陣の太すぎる柱なのだろう。

 さて、その大迫はまた、2列目のこの若手三人に向けてこんな貴重な教えを語っていた。
『長友と酒井が前後左右のバランスを良く取ってくれたからこそ、2列目があれだけ攻め続けられたのだと、忘れてはいけない』

 見ている人は見ているものである。つまり、大迫は前も後ろも見えている。

 岡崎もこういう特徴を持つが、やはり大迫が日本の大エースということだろう。確かに昔から「半端ない」といわれ続けてきただけのことはある。それがずっと続き、これだけの広い視野でゲームが見えている点が、半端ない。
Unknown (Unknown)
2018-10-19 19:04:25
オイラが、前々から、散々言ってきたように、世代交代が必要って事だよね。
中島、9月MVP (文科系)
2018-10-21 12:14:55
 「ポルトガルリーグの9月MVP」に中島翔哉が選ばれた。9月絶好調のこの大活躍のままに、強豪ウルグァイを翻弄した事がよく分かるのである。長友の表現で「ドリブルお化け」というそのプレーで。
 ちなみに、ポルトガルが世界5位前後に位置する国だとは、日本人にはあまり知られていない事だ。つまり、スペインやドイツでMVPになる事と同程度の実績なのである。

 長友が言うように、来年はこのクラブにはもういないだろう。こういうドリブラーがほしいチームは、多分イングランド? それともスペインのどこか? まだ24歳の中島には、次のステージでも長い活躍が期待できる。

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