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”亜インフラ銀行の世界史的インパクト”  文科系

2015年03月23日 04時25分13秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 ここ2回書いてきた「アジアインフラ銀行」の世界的に目を見張るような大繁盛によって、世界が急速に変わっていくはずだ。おそらく、全ての世界的・地域的物事を見る視点、理論的枠組みをさえ換えなければならなくなるほどに。地球上の万物が変化、流転し来たったあり方には量的変化と質的変化があるが、これは質的変化にになる部類の変化だと考えている。その内容、あり方、拡がりと深さを、以下のように愚考した。
 昨日のエントリーに付けた三つの拙コメントを以下に並べて、新たなエントリーとさせて頂く。ただし、加筆修正を加えた。

【 現物経済大国 (文科系)2015-03-22 18:26:14
 新興経済強国がやがては世界強国に。スペイン、オランダ、イギリス、そしてアメリカと続いた、栄枯盛衰を思い出す!
 道草さんの「雪崩うつG7の誤算」には、スイス、ルクセンブルグまで加わってきた。実際に富をつくり出している現物経済に強いBRICS5国が入ってくるのだろうから当然だ。
 らくせきさんの「日本がやろうとして出来なかったことを中国が」って、アジア通貨危機の時の宮沢提案のことだよね? だからこれもその通り。

 そもそも、現物経済国から、空売りを含めた金融マネーゲームで搾取しようという行動、魂胆が憎まれてきたのだから、当然の成り行きである。国連スティグリッツ報告が述べている通りである。この報告をも、日米政権は完全無視を続けてきたのだけれど。
 ブレトンウッズ体制が崩れるのはあっという間だと思う。なんせ覇権が移るのを阻止する手が、これと並行しているBRICS銀行(これは、IMFや世銀に対抗するものになる)の伏線も含めて、これで消えてしまったのだから。まさか、軍事力差が大きい内に第三次世界大戦を起こすことも出来ないだろうし。
 第二次世界大戦は、後発展資本主義国側が起こした戦争だったけど、今回はBRICS諸国から起こす必要もない。

 とにかく、マネーゲーム大国は世界の失業者救済など出来ないのである、職業が創れないのだし、不規則労働がどんどん増えた方が都合良いのだから。ものの世界の中で生きるしかない生物としての人間を、金融中心世界は無視してきたのである。】
 
【 この凄まじさ、まさに (文科系)2015-03-23 03:04:5
 僕の愛読するブログ「街の弁護士日記」を、ここでも何回かご紹介してきた。このブログも「アジアインフラ銀行」問題の中日新聞記事第一報を19日即、以下にその一部を示すように注目した。流石の慧眼、素速さである。
『さて、中日新聞はローカル新聞であって、国際面は、全国紙に適わないのが、朝日新聞の購読を止めて以来の難題であったので、早速コンビニで朝刊を物色した。
日経には一面トップに違いないと思いきや、一面には掲載されていなかったので、朝日と読売を買ってみた。戦後金融秩序の揺らぎに触れた解説はざっと見たところ、見当たらなかった。
日経を改めて買うような時間の余裕がなかったので、日経については確認していないが、全国紙の扱いが極めて小さいことは確実なようだ』

 と、いつも好時評を書かれるこの弁護士さんでさえ、上の日経の記事は到底予期できなかったようである。もっとも、この日経記事は一日遅れの20日のことだから、弁護士さんをけなすものでは全くないのだ。が、それほどに日本体制側にとってアジアインフラ銀行のインパクトが凄まじかったということを示しているということだろう。
 
 本当に、さー、どうなるのだ。米国主導の第三次世界大戦級のことなんて、まさかとは思うが。それほどのショックであろうことは、確かだろう。とにかく要注目である。世界が質的にちょっと変わったほどの、「ブレトンウッズ体制崩壊」? 全てが従来思考では通用しなくなるかも知れない。手前味噌だがこういうのは理論重視で初めて分かることなのだと思う。日経が僕とは逆の立場で、こういう「親中国」?記事を書いたのも、逆の立場の、それなりの理論重視からのことに違いないのである。】

【 早くも?? (文科系)2015-03-23 03:17:26
 同じ「街の弁護士日記」最新号がこんな記事を伝えている。『【朗報】米国法学者129人が議会に公開書簡「ISD条項のないTPPを求める」』
 この公開書簡が出たのはこの11日らしいけど、こんな馬鹿な事も考えてみた。
 今の米国流のやり方だといずれ凄い反発、反動が世界の一角から出てくるだろうという米最高学府の学者たちの不安、心配が著しく貯まっていた、と。
 さて、こういうTPPの動きと、アジアインフラ銀行大繁盛とは実は理論的にはピッタリ一致した動きなのである。まるで、今の自体を、日米の苦し紛れとだからこそその無理押しや付け入る隙の大きさとを、以前から理論的に、見通していたような。
 こんなことも含めて、さーて、全てが流動していく! 日本住宅バブル、アジア通貨危機、露西亜通貨危機、幾度かあった南米通貨危機、100年に一度の恐慌・リーマンショック、先進国一斉の大金融緩和による世界的バブル、などなどを経ての論理的帰結だから、この変化は加速度的に進むと予感できるのである。】
コメント (2)
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