九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

野田の記者会見と各首長              あんころもち

2012年06月08日 22時11分00秒 | Weblog
 野田は今日夕刻、予定通り再稼働推進の記者会見。
 「国民の皆様の生活を守るために」を繰り返すが、これを「原子力ムラの権益を守るために」にすべて代入することができる。
 名古屋市の河村氏が、「国民の方ではなく経産省の方を見て語っている」と評したのは当たっている。
 
 関電のおこぼれをちょうだいしている原発ファミリーのおおい町・町長の時岡は「大変ありがたい。後は西川知事のご判断が・・・」と語っていたがうれしさのあまり含み笑いも。
 その西川だが、これも元々福井を原発王国にした連中の代表だからゴー・サインは既定の方針。
 
 そのほかの首長の態度に関しては、河村氏は上で述べたとおり野田に反発、とりわけ代替えエネルギーに全く触れない姿勢をつよく批判したのはそれなりの見識。
 大阪の橋下は今更のごとく「電力不足の折のみの時限付き容認」と素っ頓狂なことをいっているが、福井の西川がいうごとく「スーパーの安売りでもあるまいし」そんなことは無理なことは本人も百も承知でいっているだけによけい欺瞞的。

 滋賀県知事もこれまでと違ってやや歯切れが悪い。
 京都府知事の方が、地元意識をもって明快に語っていた。

 愛知県知事大村は、野田の会見内容をほとんど承認。河村氏との温度差はくっきり。
 岐阜県知事古田は、隣接県のくせに前々からこの件では影が薄かったが、今回もだんまり。
 もともと、土建屋知事といわれた梶原の後継者だけにその腹は全面的承認だろう。

 筋を通したのは三重県の鈴木知事。福島の究明も不十分なまま、そして今後のエネルギー政策の見通しも立たない段階での再稼働に疑問を投げかける。

 記者会見での模様に戻るが、記者質問の最初(どこの記者か聞き漏らした)は、今回の野田の決断が今後の原発政策の中でどう位置づけられるのかなどと一応まともな質問。
 二番目は確か「日経」だったと思うが、なんと原発とは全く関係がない増税法案の自民党との協議内容について長々と質問。野田は得たりや応と、これまた長々とそれを説明。
 これでもって原発再稼働についての問題は完全に宙に浮いた。
 これってはじめから仕組まれたやらせではないのか???
 まったく「どこまで続くぬかるみぞ」だ。
 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする