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「ギリシャ」に想う   文科系

2011年11月03日 06時27分02秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 「ギリシャ危機」が新聞に載らぬ日がないほどに、叫ばれている。公務員の多さとか、国家財政の大赤字とかに目を付けて「腐った国」、「働かない国民」と、さんざんに喧伝されている。ギリシャが完全な独立国であれば、過去にも南米などであったような一小国の破産、再建問題で済むのだが、EU、欧州連合の信用問題でもあるのでここまで事が長引いてきて、影響、被害も大きくなったようだ。
 ところで、この問題の背後にうごめいている最も大きい動きで、全く隠されたこと、調べても分からないことがあるのだろうと、僕は夢想する。多分利害関係者以外は誰にも分からないことだ。どんな学者にも。

 それは大ヘッジファンドの動きである。レバレッジを数十倍にも効かせた国債などの空売りによって、これまでどれだけ大もうけしてきたかという、その内実が分からない。そして、国の運命を決する国債などの値が下がるほどに儲かり、ある局面では値が下がるように大々的なスピーチ工作までをすることなどもあるだろうという、そういう仕組みが作られ、継続し、許容されてきたこと自体が、僕には理解不能である。一国の運命を、それも一国が死んでいくような運命を、人が操って金儲けをしている側面があるということだから。それも、手持ちの金の20倍ものギャンブルを許容してのことだ。

 ギリシャを巡るこのギャンブルは、背後にいるEUや、そこの銀行などの信用問題でもあるから、その全部を相手にして行っているギャンブルでもある。言い換えれば、EU全体を巻き込んだ、それを当てにした、長期にわたる大々的ギャンブル絶好機という側面が存在するはずだ。そして、輸出目指した物作りがどんどん負けていくアメリカや日本などでは、こういう金儲けがどんどん増えているはずだ。
「物作りより金転がしで儲ける時代」「国家や会社が破産するような悲劇でギャンブル的に儲けられるヤツ、仕組がある時代」「金さえ持っていれば会社も買える時代」「買った会社の人員整理をして、さらに人を減らし、失業がどんどん増えていく時代」。
コメント (10)
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