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「親もいろいろ」 父・小泉に捨てられたチルドレン哀れ

2009年08月23日 16時43分45秒 | Weblog
JANJANで http://www.news.janjan.jp/election/0908/0908198977/1.php 田中龍作氏が表題のような皮肉たっぷりな記事を書いている。紹介したい。                              (ネット虫)

★ 前回の衆院選では比例名簿1位で担ぎ出した猪口邦子氏が出馬断念に追い込まれる事態となっても「人生いろいろ、総裁もいろいろ」とうそぶいた小泉元首相。同じくチルドレンで苦境に立たされている佐藤ゆかり候補(東京5区)の決起集会では「茶飲み話」に終始した。


「自民党は負けてもいい・・・」と演説する小泉元首相。右は佐藤ゆかり候補(世田谷の私立学校体育館で筆者撮影)
 ゆかり候補の選挙区は東京・世田谷と目黒にまたがる高級住宅街だ。地方や弱者の間では批難轟々の「小泉改革」も、ここでの評判はさほど悪くない。富裕層が多いからだろう。決起集会の会場(私立学校の体育館)で有権者に聞いた――

 「ここじゃ全然批判されないね。だって豊かな人が多いもの」(50代・男性)。「改革はやるべきだった」(40代・男性)。「小泉さんはスパッと言うからいい」(60代・女性)。「小泉改革はやり過ぎ」(70代・男性)。

 批判的なコメントは極めて少なかった。「小泉さんが来るから行こう」と誘い合って来た有権者も少なくない。

 他地区ではめったに見られない「追い風」を受けて小泉元首相は颯爽と演壇にのぼったのだが……。

 「佐藤栄作さんの息子さんが(ゆかり候補の)後援会長を務めるなんて凄いですね。私は学生時代、別邸にお邪魔したことがあるんですよ」。元首相は昔話から始めた。

 ちょうど4年前、自らの手で行った解散総選挙で「郵政改革は殺されてもやる!」と宣言した人物とは全く別人ではないかと思うほどだった。声に張りはなく話にも全く迫力がない。隠居ジジイの茶飲み話である。

 当時「改革の本丸」とまで言われた郵政改革については、正当性を主張した。「かんぽの宿は官僚が天下り先にするために建てたんですよ。私はそれを改革しようとしたんですよ。でもそのことは誰も言わない」。
 
 ゆかり候補の応援にやっと話が及んだと思ったら、枕は強烈なスカシだった。「自民党が野党になっても負けても、佐藤ゆかりさんは国会議員として大事な人」「自民党が野党になってもかまわない。しかし佐藤ゆかりさんには当選してもらわなければならない」。

 『自民党をぶっ壊す』と言っていた小泉さんの口から「自民党が野党になっても…」という言葉が出ても別段驚きはしない。だが候補者や支持者にとってはとんでもない話だ。党が負ければ比例復活の可能性は低くなるからだ。

 ゆかり陣営の運動員は「小泉さんの話は一週間前に6区の越智(隆雄)さんの集会で話したのと95%同じですよ」と顔をしかめた。

 小泉さんは子供たちの面倒を見ることなくサッサと政界を引退してしまった。チルドレン83人のうち生き残るのは、わずか5~6人というのが大方の予想だ。無慈悲でいい加減な親を持つ子供たちが哀れなのは何処の世界も同じだ。

 派遣法を改悪して労働者を使い捨てできるようにした小泉さんは、政治家をも使い捨てにした。

この記事は『田中龍作ジャーナル』でも読むことができます
◇http://tanakaryusaku.seesaa.net/
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「自公政権は退場するとき」作家・財界人の 辻井喬さん語る

2009年08月23日 11時30分37秒 | Weblog
「しんぶん 赤旗」(日曜版・09年8月16日号)が「総選挙目前 作家(財界人でもある)「 辻井喬さん語る」という特集記事を組んでいる。 
的確な情勢分析と傾聴に値する問題提起が少なくないので紹介したい。                                   (ネット虫) 
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【自公政権退場は第一歩です 次へ踏み出すために 憲法守る政党が伸びないと】  
★アメリカの一極支配は終わった 

 今回の経済危機でアメリカの一極支配は終わった。世界は多極化の時代を迎える。中国、EU(欧州連合)をはじめ、アメリカと並ぶ複数の極が生まれるだろう。そうなると、日本にとってアジアでどういう役割を果たすかが一番大きな問題だ。アジアには大きな発展の可能性がある。金融資本・独占企業中心のグローバリゼーションと対抗するためにもアジアの地域的な連携が必要だ。 
 一言つけ加えれば、私は日本を多極化時代の極の一つに考えていない。 
 
★憲法を守る政党が伸びないといけない 

 現在の日本は中国、韓国などアジア諸国から信頼されていない。憲法「改正」を党是に掲げる政党がいつまでも政権についているのでは、信頼されるわけがない。自民党はマニフェスト(政権公約)で、いまだに「自主憲法の制定」を掲げている。総選挙でこの勢力を退場させるのが第一歩だ。共産党が言うように、いまの(自公)政権を倒すことがまず第一歩だ。 
 その後、第二歩、第三歩をどう踏み出すのか。民主党の中にも改憲志向がある。憲法をしっかり守る政党が伸びないといけない。平和主義に徹して、本当の意味で豊かな生活を送れる社会を実現する。憲法を掲げて、世界中にその道を示せるのは日本だけである。 
 
★大事なのは平和と自然環境 

 日本経済は大きな転換期にある。転換期とは経済だけ考えていれば、経済がうまくいく時代は終わったということで、こういうときは、大事なものから押さえいかなければいけない。それは平和と自然環境だ。人間生活の根本は衣食住。日本の食料自給率40%は深刻だ。この点からみれば、日本は国際的な平和のなかでやっていくしかない。もう一つはきれいな水と空気。これを守ることは国民のためはもちろん、外国から来る人にも魅力だ。 
 
★政治に問われるのは自民か民主かではない 

 政治に問われるのは深刻な不況で苦しんでいる人の側に立つか、それとも、前と同じもうけを維持しようという側に立つのかだ。あえていえば自民か民主かではない。 
 メディアは「大きい政府か小さい政府か」「バラマキか財政均衡か」と、すぐに短絡的な図式をつくるが、これは国民を誤誘導するものである。政府は必要なところは大きくしていいし、不必要なところは徹底的に減らす。その結果、全体として減ればいい。
 
 この政策をみると、まことに筋が通っている。 
コメント (5)
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