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「過去最高の代表」 オシムジャパン 文科系

2007年06月02日 10時40分49秒 | スポーツ
①何よりも圧倒的に日本がボールを支配していました。前半は7割近い支配率だったのではないでしょうか。敵のプレスが個人的・散発的であって、組織的ではなかったことが最大の原因ですが、それにしてもあれだけのボール支配率は異例なことだと思います。選手がボールを受けてあげるためにちゃんと走っていた証拠です。また、そういう選手たちをボールの持ち手がちゃんと見ているということでもある。判断よく周囲を見ていて、敵の寄せよりかなり速い判断でボールを回しているということだと思います。オシムの「組織的に走るサッカー」の真骨頂です。
オシム講評を見ても、この前半は非常に満足していたようです。
②得点には、オシムの「チーム骨格選手」が絡んでいる。
1点目はコーナーキックから、遠藤・中村(憲)のパス交換を経て、遠藤のセンタリング、中澤のヘッド得点でした。「良いボールが来たので、枠へ飛ばすだけだった」と中澤は謙遜しますが、一人密集から離れていて、すーっとファー(センタリング起点から遠いゴールポストの方)へ走り込んで、敵二人と競りながらの得点でした。
2点目は難度の高い素晴らしい得点でした。日本から見て敵陣左サイドの中村(憲)から右の駒野へ大きなサイドチェンジ、これが素晴らしいタイミング、コントロールのボールでした。これを駒野が、余裕を持って中を確かめながらいわゆる「ピンポイントで」、ニアー(センタリング起点に近いゴールポストの方)に走り込む高原の鼻先に送る。このボールを高原が、競り合った敵より頭一つ前に抜け出して、ゴール。文字通り「ダイビングヘッド」という奴です。ペルー戦でも威力を発揮してちょっと日本人離れしてきた高原の技量が示された得点ですが、中村(憲)、駒野というオシムの秘蔵っ子が見事過ぎるほどにお膳立てしている点も見ておきたいと思います。
③後半はオシムに言わせれば「個人プレーに走って駄目だった」ということです。日本があれだけボールを支配し、散発的にボールを追いかけるだけで疲れ切ってしまった敵を相手に、余裕が出たということかも知れません。が、それだけに「組織的にやればあと2~3点取れた」、これがオシムの言いたいことだと思います。

次のコロムビアは、日本より20位も上の世界26位で、アメリカ、ナイジェリア、スエーデン並みの国。日本よりかなり格上で、しかも日本が苦手な南米の、そのまた4位。ボールの奪い合いになるでしょうが、日本が奪い勝つような気がします。そして、決定力の差で勝てない(同点を含む)というところと見ましたが。

これに堂々と勝つようならばもう、ちょっとした「オシム革命」で、世界30位台突入ですね。懸案の決定力という点では、日本人離れしてきた高原の得点力が頼りですが、巻とのコンビに期待したいものです。
コメント (5)
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