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誰か止めてくれないか ! ! まもる

2007年02月20日 22時15分50秒 | Weblog
「米がイラン空爆計画作成か」 BBC報道。「イランの核・軍施設対象」
 英BBC放送(電子版)は20日、米国がウラン濃縮活動を続けるイランを空爆する計画を作成していたと報じた。空爆対象は核関連施設にとどまらず軍事施設も入るとしている。また、外交筋の話として、米フロリダ州の中央軍司令部が既に空爆対象の選定を終えたとも伝えた。

 計画は不測の事態に備えたもので、具体的な対象は中部ナタンツのウラン濃縮施設や、海軍と空軍の基地、ミサイル施設など。イスファハンなどにある核関連施設も含まれている。

 実際に空爆に踏み切るきっかけとして、2つのシナリオを想定。イランが核兵器を開発していると確認できたか、イラク駐留米軍が攻撃を受け深刻な打撃を受けた上で、攻撃へのイランの関与が明らかになった場合を挙げている。(共同)

(2007年02月20日)  
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メディアは防衛情報の機密化に一致して強い反対を

2007年02月20日 11時04分37秒 | Weblog
                            
 2月16日の新聞各紙は、「軍事情報を記者に洩らした疑いで
航空自衛隊の一佐宅を家宅捜査していたことがわかった」と報じた
(名古屋配達の産経新聞は17日付け)。

 読売新聞が2005年5月31日付けで報じた「南シナ海で中国潜水艦が
火災を起し、航行不能になっていることが明らかになった。
日米両国の防衛筋が確認したもので、在日米軍と自衛隊は
通常の態勢で監視を続けている。」という記事をめぐって、
この情報を記者に洩らしたと見られる一佐を自衛隊法違反(秘密漏えい)
の疑いで自衛隊の警務隊が一佐宅を家宅捜索しているという内容だった。

 このニュースを中日新聞は一面トップ五段で報じ、社会面で
「防衛情報“聖域”なのか メディア研究者批判『提供者が萎縮する』」と報じた。
朝日新聞は一面で報じ(四段)、「『知る権利』脅かす恐れ」の解説もつけたものの、
トップは「米ファンドがサッポロビール買収に動いている」だった。
毎日は社会面で三段。当事者とも言える読売も二社面三段だった。
なお翌17日に朝日は「強まる情報管理 背景に米との一体化」という
大きなスペースをとった解説を、
毎日も「クローズアップ」で「識者『公表妥当な情報』政府・自民党統制強める動き」
という解説記事を掲載したが、読売・産経の追加報道は見られなかった。

 また社説では、中日が「『知る権利』に聖域なし」、
朝日が「知る権利が危うい」。毎日が「これが防衛秘密の漏えいか」、
日経が「防衛秘密漏えい捜査への懸念」と、
自衛隊の防衛情報の機密化が国民の知る権利を侵す恐れがあることを指摘していたが、
読売と産経は社説で触れることはなかった。


 さらに16日夕刊では久間防衛相が「自衛官が情報を外部に洩らしたことは
法に触れるが、通常の取材であるならば問題はない」と述べたと報じられたが、
ただ防衛相の言葉をそのまま伝えただけで、防衛問題の責任者の認識
(国民の知る権利と防衛情報の秘密をどう考えるのか)を
問い質すこともされていなかった。
この問題についてのメディア全体の感覚が鈍いと言わざるを得ない。


 今回の事案で適用された自衛隊法は01年に防衛秘密を新たに定めて
秘密漏えいの罰則を強化し、報道関係者を含む民間人も処罰対象に
加えるように改定された。
改定を審議した国会では、「報道・取材の自由、表現の自由を侵す恐れが
あること、また防衛秘密の定義が抽象的で幅広いことが問題にされたが、
わずか1カ月ばかりの審議で成立した経緯がある。
その改正自衛隊法の本格的適用の第一号である。

さらに、情報源と見られている一佐が洩らしたとされる情報が、
米軍から防衛庁に伝えられた情報であったことが、
防衛機密の漏えいとされたようである。
朝日の解説記事(17日付け)によると、
「(報道された)現場海域の情報は米国しか集められないため、
米国から説明を求められた」と防衛省幹部が明かしたとある。
また別の幹部は「米国は日本からの情報漏れで同盟国の安全保障体制が
台無しになると考えている」と指摘したとある。
南シナ海で中国の潜水艦が火災を起したことを米軍が探知したことが
知られることが防衛秘密だと言わんばかりの対応だが、
米軍が南シナ海を常時監視していることは常識で、
そのことを中国に知られることが米国と日本の安全保障の障害になるというのは
いかにもとってつけた理由ではないか。


 アメリカがGSOMIA(General Security of Military Information
Agreement(軍事情報保護一般協定)の締結を軍事協力をしている
“同盟国”に求めており、
日本にも要求していることがこの問題の背景にある。
アメリカがギリシャやスペインなど16カ国と締結したGSOMIAでは、
⑴アメリカが譲渡した情報は、アメリカ政府の承認なしに第三国や組織に譲渡しない
⑵情報にたいしてアメリカと同程度の保護措置をとる
⑶軍事秘密情報は、物理的形状・概観にかかわらずあらゆるものを含む
⑷情報保護のための行政的措置を詳細に整備する、
ことなどが相手国に義務付けられている。
日本はまだアメリカとの間でGSOMIAを締結していないが、
今回の措置は事実上の適用である。

 この問題は、軍事情報を国民の目から隠す状況を作り出す契機になる
おそれが極めて強い事件である。
日本国民は、戦前、軍部の独断専行によって日本が戦争への道に突き進んだ
苦い経験をもっている。
また、日本の自衛隊がアメリカ軍の事実上の統制下に置かれていることを示していないか。
メディアは取材・報道の自由を奪われる恐れ(イラク戦争の取材などでは事実上防衛庁の統制が行われている)
がある問題として、全マスコミが挙げて防衛省の処置に反対し、
軍事情報であっても国民の知る権利に答える報道を行う決意を表明すべきだと思うが、
残念ながらその後の政府・防衛庁への追跡・検証取材、防衛情報の機密化への
批判、国民への警告が見られないのはどういうわけだろうか。

                                     
 2007.2.20 直視者


コメント (4)
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首都で風を !! まもる

2007年02月20日 09時20分01秒 | Weblog
 平成19年2月18日

タイトル:「浅野的」選択肢の必然性 ~有志の会 あふれた待望の声~

日刊スポーツ「政治の時間」より 朝日新聞コラムニスト 早野透

 東京都知事選の候補者選びが大詰めである。石原慎太郎知事は3選に臨み、共産党の推す吉田万三元足立区長が名乗り出ている。民主党は迷走している。

16日夜、国会近くの会議場「ルポール麹町」で「浅野史郎さんを東京都知事に出馬させる会」が催された。「浅野さん ハートに火を点けて」というポスターが張られた。司会の女性が「初恋の人にプロポーズするようなときめきで」と開会た。この会は、民主党から出馬を打診されたという前宮城県知事の浅野に、政党派ではなく市民から出馬を求めようとわずか2日前に企画された。
「厚生省の障害福祉課長だった浅野さんが初めて立ったときは、何の後ろ盾もない障害者たちが集まってぼそぼそと選挙運動を始めたんですよ。今度も無党派市民から始めたいんです」と呼びかけ人の代表格の五十嵐敬喜法大教授。

1日のうちにメールが飛び交い、150人の部屋に250人が集まった。そこに元首相細川護煕の妻で、障害者のスポーツの祭典スペシャルオリンピックスの推進役細川佳代子が駆けつけてあいさつした。「2日前の夜、こんな会があるよと聞いて熊本からかけつけてきました」。熊本県知事だった夫護煕は、「権腐十年」、長く居座ると権力は腐敗すると2期8年で辞めた。浅野は3期12年、徹底的に情報公開して、知事交際費もすべて明らかにして透明性に心掛けてきた。「浅野さんは細川を見習ってくれた。しかし今、汚職不正、知事の逮捕が相次ぎ、悲しい日本ですだが、佳代子が会に駆けつけた最大の理由は、浅野が障害者のことに心を砕いた人生を送り、行政の中で闘ってきたことだ。佳代子は続ける。「障害者のる人たは、純粋な心、思いやりの心で、わたしたちに人としての優しさを教えてくれる。
その人らしく生き、助け合う、豊かな国。浅野さんがトップで率いてくれたら」。

会場はしんとして聞き入って拍手がわき上がった。なるほど、浅野の出馬は、かつて障害者施設を見て「重度障害者には人格があるのかね」と語ったあの人とので、人間観の違いを争う稀有な選挙になるかもしれない。

東京都国立市長の上原公子は欠席予定でメッセージを寄せたのだけれども、日程をやりくりして駆けつけてそのメッセージを読み上げた。「東京は傷つきやすい生命を1200万も抱えた都市です。一人一人の命やつぶやきを見逃さない志を持った人が責任ある立場に必要です。自分の趣味や思いつきでほえまくることが強いリーダーシップだと思い込み、人権や権利は強い者だけに与えられている特権だと思っているかのような人とは早々にお別れしたい」。

 トラックいっぱいのバレンタインチョコレートだけでなくトラックを連ねて私たちは浅野さんの応援隊になりたいと上原は結んだ。この後、「ひとこと言わないと悔いが残る」という会場の参加者の列が並び、次々と発言が続いた。

 浅野史郎、59歳。「知事は卒業」というけれど、あなたたち団塊の世代はもう一働きして世の中に尽くしたいということではないのか。ご家族に苦労は掛けるけれど。浅野は出馬に「必然性を感じない」というけれど、そんなことはない。「石原的なるもの」に「浅野的なるもの」の選択肢を対置するのは、天があなたに与えた任務ではないのか。
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いま、筑紫哲也さんがNEWS23の「多事争論」で浅野さんのお名前や東京都知事選のことをおくびにもださないまま「浅野エール」を送りました。わかるものにはわかります。

コメント (1)
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