埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」

教え子をふたたび戦場に送らないために

自民党が「終戦記念日にあたって」という声明から削除したもの

2018-08-17 12:55:06 | 一口メモ
ニュースサイト「リテラ」が「安倍首相が終戦の日めぐり露骨! 靖国神社の源流の神社に参拝し、自民党声明から「民主主義、基本的人権の堅持」削除」(2018.08.15.)をアップしています。自民党は「終戦記念日にあたって」という声明で、昨年の声明には書かれていた「今後も自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を堅持」を削除したとあります。
昨今の自民党議員の発言を聞いていると、かくありなむ、というところです。彼らがアジア・太平洋戦争を反省していないどころか、戦後的な価値観に憎悪を向けてきたことが分かります。
9月の総裁戦後、安倍首相は改憲の動きを早めるといっています。彼らの決意が固いというなら、我々もまた、いっそう決意を新たにしなければなりません。

 まるごとの引用になりますが、拡散を希望して以下に全文を転載します。

http://lite-ra.com/2018/08/post-4191.html


 「安倍首相が終戦の日めぐり露骨! 靖国神社の源流の神社に参拝し、自民党声明から「民主主義、基本的人権の堅持」削除」(2018.08.15)

 終戦記念日を迎えた本日、安倍首相は全国戦没者追悼式に参列し、「戦争の惨禍を二度と繰り返さない、歴史と謙虚に向き合いながら、どのような時代であっても、この決然たる誓いを貫いて参ります」と式辞を述べた。

 しかし、「歴史と謙虚に向き合う」と口にする一方で、アジア諸国への加害責任については一切言及しなかった。さらに、安倍首相は今年も靖国神社に「自民党総裁 安倍晋三」の肩書きで玉串料を奉納。代理として靖国神社に趣いた柴山昌彦・自民党総裁特別補佐によると、安倍首相は「本日は参拝に行けずに申し訳ない」と話していたという。

 しかも安倍首相は、昨日に山口県宇部市にある琴崎八幡宮を公式参拝。じつは、この琴崎八幡宮は〈靖国神社の源流となった神社〉(同八幡宮HPより)なのだという。つまり、安倍首相は総裁選を控え、靖国神社の代わりとしてその“源流”に参拝することで、極右支持者たちにアピールしたとしか考えられない。

  戦意高揚のための装置であり侵略戦争を正当化する靖国神社にあからさまに思いを寄せておいて、「歴史と謙虚に向き合う」と宣う──。このような歴史観に立つ人間が、改憲によって戦争ができる国に変えようとしていることは恐怖以外の何物でもないが、きょうはもうひとつ、安倍首相が目指す改憲を暗示する声明が公表された。自民党の「終戦記念日にあたって」という声明だ。

 本日、自民党が公表したこの声明は、昨年の声明には書かれていた“ある箇所”がごそっと削除されているのだ。去年あったのに、今年削除されたのはこんな文章だ。

〈今後も自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を堅持〉

 言わずもがな、「自由、民主主義、基本的人権、法の支配」は現行憲法の原理原則だ。この重要な文章を、今年、削除してしまったというのは、完全に現在の自民党の本音を露わにしていると言っていいだろう。

 実際、安倍首相の周辺にいる自民党議員たちは、もともと改憲によって「基本的人権」や「民主主義」を制限することを強く主張してきた。安倍氏が会長を務める超党派の議員連盟・創生「日本」が2012年に開催した研修会では、参加議員らが憲法改正に向けて気勢を揚げ、稲田朋美は「国民の生活が大事なんて政治はですね、私は間違ってると思います」と主張。さらに、第一次安倍内閣で法務大臣を務めた長勢甚遠氏は、自民党改憲草案に「反対」だと言い、こうつづけた。

「国民主権、基本的人権、平和主義、これは堅持するって言ってるんですよ。みなさん。この3つはマッカーサーが日本に押し付けた戦後レジームそのものじゃないですか。この3つをなくさなければですね、ほんとうの自主憲法にならないんですよ」

 国民主権、基本的人権、平和主義を憲法からなくせ──。げに恐ろしい主張だが、しかしこれは何も長勢氏だけの意見ではない。実際のところ2012年に出した自民党改憲草案は、基本的人権を《侵すことのできない永久の権利》と定めた憲法97条を全面削除している。

今年3月、憲法改正推進本部がまとめた改憲4項目のうちのひとつである緊急事態条項では、国民の基本的人権を制限する「私権制限」を盛り込むことは見送られたが、やはり人権を制限したいという欲望は変わっていなかったのだろう。

 そのグロテスクな本音がダダ漏れたのが、今年の自民党の「終戦の日」声明からの「自由、民主主義、基本的人権、法の支配」削除なのだ。

「自民党の声明の草案をつくったのは、おそらく安倍首相側近の萩生田光一幹事長代理あたりじゃないでしょうか。いずれにしても、安倍総裁の意向が入っていることは間違いありません」(全国紙政治部記者)

 安倍首相はここにきて、自民党の憲法改正案を秋の臨時国会に提出する考えを打ち出し、総裁選を改憲PRの機会にしようとしている。無論、PRではソフトな話しかもち出さないだろうが、実際の目的は、国民の権利を奪い、戦前回帰を目指すものであることは何も変わっていない。今回の自民党声明文は安倍首相がこの先、何をやろうとしているのかを雄弁に物語っている。(編集部)

木村草太氏講演会 憲法という希望 in かわごえ

2018-07-10 18:10:37 | 活動報告


 7月1日に開かれた埼玉県高校・障害児学校教職員九条の会の総会で地域でのとりくみを報告してくれたHさんから、「今度、川越でこんな集会を開くんだけど」と整理券をいただいた。TVでもおなじみの木村草太氏の講演会、主催は「九条の会」かわごえ連絡会とある。
 以前、川越では九条の会の運動はどうなっているの?と川越法律事務所のWさんに尋ねたところ、あちこちに一杯できているが連絡が十分でなく統一がとれていない、という話を聞いたことがある。かわごえ連絡会は、川越「九条の会」、高階「九条の会」、盲学校「九条の会」、川越西「九条の会」によって構成され、2010年から合同のとりくみがはじまった。今回は9回目になるということだ。
 会場はウェスタ川越、西口再開発の一環としてつくられた。私が川越を離れてからずいぶんの時をへて建造されたから、外観には接しているものの内部には入ったことがなかった。そんなこともあり、あれこれ期待しながら出かけることにした。
 集会は2部構成で、第1部は藤枝貴子さんによるアルパの演奏。アルパはスペイン語でハープのことで、別名ではラテンハープと呼ばれたりするとのこと。藤枝さんは第2回全日本アルパコンクールで3位入賞したのを機にパラグアイに留学し、帰国後はCDを制作したり、全国各地で公演活動を行っている。20分という短い時間だったが、ときに軽快に、ときに情感にあふれた演奏が披露された。
 続いて木村草太氏の講演会である。冒頭、「護憲派、改憲派ということでなく、一人の憲法学者としてお話しをしたい」という断りがあった。考えようによってはたいへん重要な観点であると思った。憲法を守ろうとすれば、護憲か、改憲か、立場を鮮明にしている人々ではない人たち、あるいはその間で揺れている人たちとも話をしていかなければならない。そのとき、そもそも憲法とは何か、人権とは何か、国際法との関係は何か、というような原則をきちんと踏まえておくことは大切だ。
 話されたことはそのようなことだったと思う。近代国家は権力の一極集中(主権国家)によって統治システムを完成させたが、そのことで①戦争、②人権侵害、③独裁の危険を生んだ。憲法はそのような危険を回避するための○○してはなりませんという「張り紙」なのである。「大日本帝国憲法」(1898)も本来は立憲主義のもとに制定されたはずであるが、「法の制限」を認めたために「法律」を作り出す政府の権限が強くなりすぎた。現在の「日本国憲法」(1947)はその弊害を克服するものとして作り替えられた。
 憲法上の権利のうちで「表現の自由」が優越的地位をしめること、その理由と意義、差別されない権利は平等権とイコールではない、それは19世紀末アメリカの「人種分離法」の問題点を解明することから明らかになる、というような話題はどれも興味深いものであった。
 講演の後半は「教育無償化と憲法」と「自衛隊と憲法9条」に焦点がしぼられた。教育の無償化問題についても懇切な説明があったが、日本政府は「無償教育の漸進的な導入」をうたった「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(社会権規約)第13条2(b)及び(c)の規定に係わる留保の撤回」を国連に通告(H24.9、外務省)しており、野田政権時に国際社会に公約したことを5年間放置してきたというのが安倍政権の現状だ、という指摘があったことだけ記しておきたい。
 憲法9条に関連しては、「国連憲章」2条4項に定められているのは「武力不行使」の原則であり日本国憲法9条と共通していること、ただし国連憲章では侵略を行った国があった場合にそなえて42条「集団安全保障」、第51条「個別的自衛権、集団的自衛権」が定められているが、日本国憲法には規定がない。そこで、「9条の禁止範囲はどこまでか」が第一論点となるが、「あらゆる武力行使の禁止」が政府見解であり、通説である。
 つぎに、「9条の例外を認める根拠はあるか」が第二論点となる。これには例外規定は存在しないとする個別的自衛権・自衛隊違憲説と、憲法13条を根拠とする個別的自衛権・自衛隊合憲説がある。憲法13条は「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」を定めており、その趣旨からして「自国の安全を維持し、その存立を全うするために必要な自衛の措置」を禁じているとは「到底解されない」とするのである(「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」2014.7.1)。つまり、国内防衛作用については「行政」の範囲に含まれるとするわけだが、他国防衛について例外を許容した条文は存在せず、集団的自衛権・国連軍参加は憲法違反となるのである。
 こうしてみると、9条への自衛隊明記改憲については、個別的自衛権+集団的自衛権限定容認を内容とした2015年安保法制を国民投票にかけることになること、従来型の専守防衛にとどめた場合には安保法制の違憲が明確になるなど、重大な矛盾をかかえたものとなる。
 と、内容の紹介が長くなった。TVのニュース番組に出演しているときなどは見解を求められても短時間の中であり、鋭くも無駄のないコメントが出来る人だな、という印象だったが、この日の語り口はユーモアにあふれ、終始聴衆の笑いを誘いながらの講演会となった。
 最後のところで次の予定があり、参加者数を聞き損なったが、あとから尋ねたところ550部用意したレジメが足りなくなってしまったとのことだった。会場にいても盛況は実感していたが、開催にたずさわった方々、お疲れ様でした!



 講演会風景。月曜日の午後の時間帯ということで高齢者の方たちが多かったですが、学校では折から期末考査期間ということで、午後休暇をとりました、という現役の教職員も多数参加していました。

0707反原発☆国会前行動

2018-07-08 17:46:19 | 活動報告


 毎週金曜日に開かれている反原発国会前行動。月に一度は参加しようと心に決めながら、つい滞ってしまいがちだ。今回は7月7日の七夕にちなみ(か、どうかは知らないが)金曜日行動を中止して土曜日に開くという。
 このところ、原子力規制委員会が東海第二原発の新基準「適合」を発表したり、名古屋高裁金沢支部が大飯原発の差し止めを取り消したりと、いよいよ「底」が抜けたとしか思えないような加速ぶりで再稼働がすすめらようとしている。背景にあるのは新エネルギー基本計画である。あいかわらず原発をベースロード電源と位置づけており、そのためには40年を経過した老朽原発を稼働させたり、新増設をすすめなければならないのである。
 やはり黙っていてはいけない、自分一人が国会前に立とうが立つまいが、そのことで状況が変化するわけではないのは分かりきったこと、それでもじっとしていてはいけない気がしたのである。金曜日より土曜日の方が私には参加しやすい。そのことにも背中を押された。



 野党共闘の面々である。その他、「脱原発をめざす首長会議」の三上元さん、香山リカさん、古賀重明さん、中沢啓さんらがスピーチに立った。参加者は主催者発表で1200名と決して多くはなかったが、登壇者のスピーチはどなたも力強かった。
 原発は温排水で海水を温めているのであり、原発は「地球温暖化に有効」は、原発は安全」「原発は安い」とならぶ三つ目の大嘘である、脱原発を決めたドイツはフランスから電力を輸入しているというのも嘘で実はドイツは輸出国、少し学べば政府の宣伝がまったくのまやかしであることが分かる(三上)、プルトニウムの蓄積は47トンに及び、米朝会談の障害となることからアメリカからさえ減らすように要請されており、新エネルギー基本計画にも明記せざるを得なくなった、世界的には再生可能エネルギーの時代を迎え、価格も下がっている、日本が政府の保証をつけてでも原発を輸出しようとしてもなかなか進まないのは、安全性もさることながら電気料金が高額になってしまうからだ(古賀)等々のお話しがあった。やはり、足を運べば力がわいてくると思った。
 東海第二原発が新基準に「適合」したといっても、再稼働までにはまだまだいくつものハードルがある。半径30km以内には96万人が暮らしているが、その人たちの避難計画など立てられるはずもなく(古賀)、6市町村の同意が得られる見通しは立たない。国民が「嫌なものは嫌!」と言い続ければ、元のように原発を推進することはそうたやすいことではない。

《つい一言》
 オウム死刑囚執行(6日)の前夜、自民党の国会議員ら30人近くが衆院赤坂議員宿舎内の会議室でパーティを開き、安倍首相、上川法相らが飲食に興じていたことに批判が集まっている。片山さつきはTwitterに「安倍総理初のご参加で大変な盛り上がり!」などと投稿し、ネットの世界でも「人としてどうなの?」と非難のコメントが寄せられているとのことである。
 あたかも豪雨到来の真っ最中で重大な被害が予想される中でもあった。集合写真には岸田の顔もみえるから、安倍三選に向けての下地作りのつもりだったのだろうが、優先順位を間違っていませんかという批判が高まるのは当然だ。それにつけても、死者69人、行方不明65人というニュースを聞くにつけ、第2次安倍内閣発足当時の「国土強靱化計画」という公約は何だったのか、多少なりとも期待した国民に対してどう説明するのかと問いたい。
 

埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」の総会・学習会が開かれました

2018-07-02 17:03:31 | 活動報告
◎集会参加者の感想を追加しました(7月4日)



 7月1日(日)、さいたま市民会館うらわを会場に埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」の総会ならびに学習会が開催されました。
 2017年度総会が半年遅れになってしまい、この1月に開催されたばかりでしたが、この半年の間にも情勢はめまぐるしく変化しました。この時期に総会・学習会が開催される意義は小さくありません。
 総会では経過報告の後、活動方針、代表世話人・事務局体制、財政、当面の諸行動について協議、意見交換や活動報告がなされました。
 意見交換では川越で「戦争はいや もう黙っていられない川越市民の会」のとりくみについて報告がありました。少人数からはじまった運動が、駅頭宣伝や国会前活動にとりくむ中で、大きな広がりを持つようになったというお話しは参加者を勇気づけるものでした。
 前回の「日高9条の会」のとりくみや、「いるま・九条の会」のとりくみに続き、県内各地で奮闘している様子がうかがえました。
 当日は教育100万署名の全県統一行動日とバッティングしたこともあって参加は32名にとどまりましたが、質疑・交流も活発に行われ、充実した一日となりました。

《活動方針》
①安倍内閣や改憲勢力を包囲するため、職場・地域の草の根からの改憲反対の世論をつくり、明文・解釈両面からの改憲攻撃について学習と話し合いをおこないます。
②「九条の会」の輪をもっともっと大きくし、ゆるぎない改憲反対の多数派を形成します。
③交流集会を開き、お互いの経験に学びあい励まし合います。
④「集団的自衛権行使」「戦争法」による「戦争する国づくり」に反対する緊急のとりくみに参加します。「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」(憲法3000万署名)に積極的にとりくみます。

 学習会では次の講演会と特別報告が行われました。

(1)講演「憲法九条を変えたらどうなる? 子どもの教育」
   講師 小林善亮(よしあき)弁護士 (西むさし法律事務所・全教顧問弁護士)

(2)特別報告 ○現実の社会に目を向ける「現代社会」の実践
   報告者 関原正裕さん

 講師の小林さんは若く、誠実さが印象的な新進気鋭の弁護士です。前半は「アベ改憲案」の矛盾と危険性を解説してくれました。法律家らしく横田の騒音訴訟における争点などを引用しながらの解説には説得力がありました(写真)。
 後半は、改憲による「ハード(武力)とシステム(法制度)」の完成に続く、「戦争を支えるソフト(国民づくり)としての教育」の問題に移り、弁護士としての出発点に教育問題があったというお話しの通り、緻密な情勢分析と新資料を駆使したお話しを聞くことが出来ました。
 「愛国心」の強調、「道徳」の教科化、新教科「公共」の設置、体育に「銃剣道」など「軍事」との接点の増加など、アベ「教育再生」が戦争システム整備と平行してすすめられていることが示されました。なかでも、「戦争体制が政府にとっては最も国民を管理しやすい体制」であるという指摘は鋭いものでした。また、超訳で配布された『戦時家庭教育指導要綱』(1942)は多くの参加者にとっても初見であったので、興味深くもその内容に驚かされました。
 最後に、旭川学力テスト事件最高裁判決を引用し、「とりわけ教育には希望がある」というお話しがあり、教育関係者を励ますものでした。
 関原さんの特別報告は新聞切り抜きを中心とした授業実践で、主権者教育のあり方にも通じる内容でした。
       ※          ※        ※
《参加者の声》

 総会・学習会、大変、豊かな内容でした。「憲法九条と子どもの教育」の講演は興味深い、しかもしっかりと言葉を吟味していかないとアベのやり方を的確に見抜けないと思いました。「必要な自衛の措置」という、大変恐ろしい内容が含まれていると感じました。
 資料の「戦時家庭教育指導要綱」(1942)は大変興味深く、女性としてもしっかり考えていなかいとと(思いました)。(元 S.Y)
    ※
 『教育勅語』が何をめざすものであったかや、その中味について改めて知ることができて、しっかり読まねばと思いました。あわせて『家庭教育要綱』(1942)の中味のすごさにびっくりです。
 今の九条改憲を止めるために学習しつつ、ひとつひとつやれることをやっていきたいと思いました。
    ※
 「必要な自衛の措置」として自衛隊を憲法に明記したとしても戦力不保持を設けている以上、矛盾は解消されないのでは? 憲法学者が納得するとも思えない。憲法九条の第1、2項を残す限り、自衛隊の違憲は変わらない。従って自民党案は矛盾を憲法で明文化するにすぎない!!
    ※
 小林善亮弁護士の講演はとても勉強になりました。「憲法九条をどうするのか」「このままでいいのか」「自衛隊を明記すべきか」とか、あれやこれやと報道されるうちに、日本人は「もう憲法は変える時期に来てるのかな」と思ってしまう。世論調査では「改憲必要」がジワジワと支持を広め、「改憲不要」を上回ってしまうのが恐い。(元・東部KH高 S.S)
    ※
 3000万署名、職場でも約7割の人が協力してくれました。最初は賃金署名とモロモロ一緒に回覧したら……「う~ん、やっぱり政治的? 難しいのかな?」と職場ニュースを配り、その後3000万署名のみで回覧、署名協力のお願いをしたら、7割の方が応じてくれたのです。やはりきちんと踏み出すことが大切だとしみじみ思いました。(現・南部KK高 Y.K)
    ※
 安倍改憲案の狙いを案分に則してわかりやすく説明されて、その危険性がよくわかりました。特に「最小限」要件の削除と「必要な自衛の措置」の導入が憲法九条の廃止を意味することは、わかりやすく今後の宣伝行動の力になります。
 また、憲法的価値の中に「自衛」が入り、それが人権抑制の根拠になることの危険性は広く伝えていかねばなりません。(東部・Kk高 M.K)
    ※
 羽生でも「平和を願う羽生市民の会」をつくり、平和のとりくみを行っています(3月設立)。来年は羽生市で戦争展を開きたいです。(元・北部K特別支援学校 M.O)
    ※
 今日の総会・学習会はとても充実したものになりました。原さんの報告、小林先生の講演、関原さんの報告など、まさに今の時節にあったテーマでとてもよかったです。
 安倍政権によって改憲がされようとしたり、道徳の教科など、教育内容がますます悪くなっていくのを感じています。このような上京を打破するうえで、とても勉強になりました。
 また、沖縄のことについて取り上げられたことも、沖縄にかかわっている僕にとっては嬉しかったです。(元・西部T養護学校 T.H)



(戦争はいや もうだまっていられない川越市民の会の幟など。手作り感がGoodです!)


安倍政権の退陣を要求する6・10国会前大行動

2018-06-11 16:25:47 | お知らせ


 6月10日、「9条改憲NO!政治の腐敗と人権侵害を許さない!『安倍政権の退陣を要求する6・10国会前大行動』」が開催されました。折から台風5号が接近する中でしたが、前回を上回る2万7000人が集まりました。

《参加者の声》

 国会前、総がかり行動。安倍政治NO!  雨足がドンドン酷くなりますが、それにも関わらず、ゾクゾクと沢山の人が国会前を埋め尽くしています。
 共闘野党の挨拶。どの政党も新潟知事選にふれる。共産党小池書記局長は、「モリカケ問題の原因を明らかにするのは、野党ではなく、責任は政府にある、これは昨日の朝日に載っていました。、誰の発言か? 元総理の福田康夫さんです」と紹介。無所属の会高田氏は、「投票率が50% 幸福度世界一のデンマークは80%以上、皆さん選挙へ行って政治を変えましょう! 」と。
  市民の会、山口二郎さん。安倍政治の現状は、近代国家の崩壊である。野蛮国家への逆戻りだ、と。近代政治、近代経済の原則は、国民主権である。安倍から権力を取り戻そう!と熱いメッセージ。(南部KK高 Y.Kさん 写真も)

6.3オール埼玉総行動

2018-06-03 16:15:54 | 活動報告


 6日、立憲主義を取り戻す!戦争させない!9条こわすな!6.3オール埼玉総行動が今年も北浦和公園を会場に開催された。市民団体、生協や埼商連、連合系・全労連系の労組などの諸団体のほか、1区から15区までの小選挙区ごとに結成された連絡会が集った。
 1枚目の写真は主催者あいさつに立つ小出重義氏、後援あいさつには埼玉弁護士会会長、連合埼玉事務局長、埼労連事務局長が立った。ゲストスピーチは元外務省国際情報局長の孫崎亨氏だった。
 どの発言者も安倍内閣の打倒を訴え、そのためには市民と立憲野党の連帯が必至であることを強調した。政党あいさつは立憲民主党・菅直人氏、共産党・田村智子氏、社民党・又市征治氏、国民民主党・小宮山泰子氏、自由党・松崎哲久氏がスピーチに立った。



 参加者は13500人と発表された。地域連絡会および市民女性団体・弁護士会等からの参加者は浦和駅コース、各団体・労組からの参加者は南与野コースの二手に分かれてパレードが行われた。「九条の会」ももちろん最後まで参加した。





2018年度「九条の会」総会のお知らせ

2018-05-27 17:39:18 | お知らせ


 事務局では賛同者名簿の整理をすすめています。ご案内あるいはお誘いの郵便物が届いたとき、総会に参加できない方は1口1000円目安の募金をしていただけると賛同者として次回からもご案内を差し上げます。

9条改憲NO!平和といのちと人権を5.3憲法集会

2018-05-05 13:51:53 | 活動報告


 5月3日、憲法集会参加のため有明・東京臨海広域防災公園へ出かけてきた。先週の天気予報ではGW後半は荒天とあった。カッパの着用を覚悟していたが、雨は朝のうちに上がり、暑くもなく、寒くもなくの天候となった。
 11時頃からイベントははじまっていたが、私は13:00の開会をめざして出かけた。有明駅に到着しても人出が多く、なかなか駅から出られない。ちょうど落合恵子氏のトークの最中にやっと会場入りが出来た。竹信三恵子、清末愛砂、山内敏弘氏らによるトークⅠのあと、立憲野党による政党あいさつ、プラカードアピール、おしどりマコ・ケンさんによるスピーチ、トークⅡ、全国統一署名報告というように進行した。
 立憲野党によるあいさつでは立憲民主党から枝野幸男代表、民進党から大塚公平代表、日本共産党から志位和夫委員長、社民党から又市征治党首があいさつし、自由党の小沢一郎代表がメッセージをよせた。希望の党にもよびかけはしたが参加はなかったという。
 プラカードアピールとは入り口で配られた3種類のカードを掲げてのコール。トークⅡでは沖縄平和運動センター議長の山城博治さんや福島原発告訴団団長の武藤類子さんら8名が登壇、さまざまな市民運動の先頭に立っている方々らしく、力強いスピーチが続いた。
 プラカードコンクールというのは参加者が持ち寄ったプラカードを、落合さんらが審査員になって優秀作品を表彰するという企画であるらしい。会場を回っていると、



 何本もの釣り竿の先に紙に描いた魚が折からの風の中ではためいているのがみえた。



 釣り竿の持ち主たちの足下をみると「渓流9条の会」というポスターが……。同好の仲間内の、たぶんそれほど大きくはない集まりなのだろうけれど、かえって運動のすそ野の広さとユーモア精神にも支えられたたくましさを感じさせた。
   ※
 参加者は6万人と発表された。昨年10月の衆院選で自民党は改憲4項目を公約にかかげて284議席を獲得し、政権与党の公明党をあわせて3分の2を維持した。国会では隠蔽や捏造、虚偽答弁を繰り返し、いまや窮地にたつ自民党ではあるが、憲法が危機に直面している状況には変わらない。
 改憲派は今年も公開憲法フォーラム(美しい日本の憲法をつくる国民の会・民間憲法臨調共催、会場は砂防会館)し、昨年に引き続き安倍首相は「この1年間で改憲の議論は大いに活性化し、具体化した」とするビデオメッセージをよせたという。
 帰宅後、TVのニュース番組をみていると、かなりの割合を改憲派の集会の報道にあてており、「改憲は多数の声」などとする参加者の声を拾い上げていた。安倍首相のビデオメッセージも改憲派の集会参加者の発言も「嘘ばっかり」であることは分かっていることだが、政権がいよいよ改憲に乗り出すときはマスコミも総動員して攻勢をかけてくるに違いない。その攻撃に負けないためにも今日のような集会を成功させ、確信を深めていくことが大切だと思った。

4.14国会前緊急抗議集会

2018-04-16 00:51:33 | 活動報告


 4月14日、「森友学園公文書改ざん問題の真相解明を求める4.14国会前緊急抗議集会」に参加してきた。今年に入ってにわかに森友問題が再燃して以来、抗議行動は連日のようにおこなわれている。
 この日の行動は、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」「未来のための公共」「Stand For Truth」の3団体が初めて合同して呼びかけて開催された。掲げられたスローガンは、「安倍政権は退陣を!あたりまえの政治市民の手で!0414国会前大行動」である。
 14:00から「総がかり行動実行委員会」による集会、その後に「未来のための公共」「Stand For Truth」による集会が17:00まで続き、18:00から 澤地久枝さんの提案によるキャンドル・デモが催された。
 少し早めにと思って永田町駅に着いたのが13:30頃だった。議員会館側の出口はスムースに出られたが、国会図書館前を進んでいくと憲政記念館の公園前はすでにたくさんの人たちが詰めかけている。何とか国会正門前まで行こうとしたが交差点付近は参加者であふれかえっており、かつて所属していた埼高教の旗をみつけたが近寄ることも出来なかった。歩道の半分は通路として空けておくように警備の警官から声はかかるのだが、人数が多すぎて強制までは出来ない様子だったので、そのまま縁石付近にポジションを取ることにした。やがてその通路側も参加者でいっぱいになった。
 普通に考えればこれだけの不祥事をかかえた内閣はとっくに総辞職していなければならない。それが、日本会議に「改憲」を約束したので止めるに止められないのか、「どうしてこんなことになったのか分からない、真相を究明してウミを出し切りたい」とか、「私は誠意をもって答弁している」とか、まるで他人事のように言い逃れを続ける安倍首相をみていると、このまま「逃げ切り」を許したら本当に日本は終わりになるという危機感からこれだけの人が集まったのだと思う。そして、それはきわめて正常なことだと思うのである。
 主催団体、政党、各団体のスピーチを聞きながら、何日か前の新聞で誰が書いていたのだったか、今起こっている事態がジョージ・オーウェルの『1984』に酷似している、というコラムを思い出していた。『1984』の主人公ウィンストン・スミスは、真理省の役人として日々歴史記録の改竄作業を行っていた、というのである。スピーチに立った金子勝氏がいう通り、政権のほしいままに文書の改ざんや隠蔽が許されるなら、「どんな巨悪な政策も、どんな不正や腐敗も正当化されてしまう」ことになる。それを許せば国民はもう「人間」でなくなってしまう、『1984』の登場人物たちのように。



 集会の開催にあたって主催者側は警察署に対し、警備のあり方について要望書を提出していたようだ。それは、数万人規模の集会が予想されるので、安全のためにもロープで連結した鉄柵を並べるといった交通規制を止めて欲しい、といった内容であったという。また、車道の一部を開放して欲しいということもあわせて要望している。しかし、歩道と車道間はいつものように鉄柵が張りめぐらされていた。先に書いたように歩道いっぱいに参加者あふれそうになるのにしたがってかなり窮屈になってきた。そんな中、警察の作業担当者がロープだけでは不足とみたのか鉄柵と鉄柵をバン線で連結しだしたのだ。ああ、これは何か起こりそうだな、という予感がしていた。



 その何かは参加者側から起こった。第Ⅰ部が終了する15:30頃、たぶん桜田門側の方まで犇めいていた参加者たちが「前へ、前へ」のコールにも促されて国会側に車道を歩き出し、それと同時に次々と鉄柵が押し倒され、みるみるうちに車道に参加者があふれ出たのだ。しまいにはアンプやスピーカーをかかえた楽団までもが車道の中央に陣取って演奏をはじめ、楽団を囲んでダンスを踊り出すというパフォーマンスまで始まったのだった。
 あとで知ったのだが、この間に制止しようとした警察官の胸を押したとかで一人の人が逮捕されたそうだ。だが、こうした結果になることを警察側もあらかじめ予想していたのか、あるいは大規模な衝突に発展するとかえってマイナスと判断したのか、それ以上の規制は断念したようだった。国会前は急遽護送車を並べてバリケードを構築していたが、桜田門側はあらかじめ準備されていたのか、交通規制用の柵を設置して車両の進入を規制していた。永田町駅はあきらめて桜田門駅に帰路をとった際に確かめたのである。
 15:30の時点で参加者は3万人と発表された。のべ5万人という記事もみえるが、先に書いたように日が暮れてからのキャンドル・デモまでを含んでの算出だろう。全国にまで視野を広げればもっとになる。
 ネットをみていると、参加者数を過大に発表しているというようないいがかりをつけている投稿も散見されるが、埼玉アリーナの収容人数が3万7千人、東京ドームが5万5千人というなら、確かに3万人の人が集まっていた。埼玉アリーナや東京ドームのように座席やベンチがあるでなし、まさに立錐の余地もない中で1時間半を立ち続けていた者の実感である。

3.11原発ゼロ☆国会前集会

2018-03-13 08:55:51 | 活動報告


 3月4日の日比谷野音集会に続いて反原連主催の国会前集会に出かけてきた。ミサオレッドウルフ氏のあいさつに続いての政党からのあいさつでは「原発ゼロ基本法案」を共同提出した立憲民主党、日本共産党、自由党、社民党に加え、民進党、希望の党の国会議員も登壇した。現時点で「原発ゼロ」をかかげるに至っていない政党内部でも賛同者が存在していることが鮮明になった。
 今年は立憲民主党の代表としてスピーチに立った菅直人氏は最近国会内で安倍首相と原発について話し合ったとき、「原発は安価である」「原発は環境によい」などと発言していたことを紹介し、その時代錯誤性を批判した。
 同行動は国会正門前と首相官邸前で行われた。参加者は5000人と発表された。昨年は8000人であったので、人数的には減ってしまったが、7年が経過しても福島第一原発は廃炉に向けての目途さえ立っていない。一方で原発の再稼働はなし崩し的に進められようとしている。この怒りの声を絶やしてはならないと改めて思



 一般紙ではほとんど報道されなかったし、またあまりに大きく取り上げるのもかえって彼らのねらい通りになってしまうのだろうが、この日の集会では右翼の妄動が際立っていた。街宣車だけでも5、6台は来ていたのではないだろうか? その街宣車も普通だと集会場から離れた箇所で警官隊に押さえ込まれているか、交通規制された外周をうろうろ回っているものなのだが、何台もが集会の目と鼻の先の道路に横付けし、大音量で軍歌などを流し続けてたり、脅迫めいた怒声をあげ続けている。そればかりでなく、人数にしたら7、8人もいただろうか、街宣車から降りて盛んに機動隊と口論している者や、中には集会に紛れ込もうとして警官たちに連れ出されている者までいた。いつもなら集会が始まるとほどなく立ち去っていくのに、1時間も居座り続けていたというのも常態とは異なっていた。
 反原連が用意した音響設備は優秀で音量的には負けていなかったし、ミサオレッドウルフ氏はじめ、登壇者も参加者もかえってファイトを燃やしていたのは心強かったとしても、暴力的に言論を封殺し、集会を妨害しようとする者たちと直面し続けるのは愉快ではなかった。
 なぜ、こんなに気負い立っているのだろうかと、二つほど理由を考えてみた。
 2月末に右翼団体構成員ならびに関係者二人が朝鮮総連本部に発砲するという事件を起こし逮捕されるという事件があった。その一人は行動右翼としてこれまで何度も警察に逮捕されている人物であるという。この事件が数ある右翼団体を刺激し、過激さを競うような風潮を生んでいるのではないだろうか? 発砲は門扉に対してだったというから児戯のようなものなのだが、どのようにして拳銃を入手したのかも含め、一般市民からすれば正常な市民生活を脅かしてあまりある蛮行である。ところが、それが右翼団体からするとあたかも先を越され、自分たちのメンツをかけて後に続かなくてはならない問題のように受けとめられるらしい。過去の事件でも同様だった。
 もう一つは森友問題に関連して、ついに財務省が文書の書き換え・改竄があった事実を認めるまで追い込まれたことだ。どこまで逃げ切りをはかるかはまだ不明だが、本来なら内閣総辞職に値する事件にまで発展している。
 過去の事例からも政権が危機に瀕しようとすると右翼の活動が活発になる。どうも反原発運動に対する敵対行動というより、政権に対する批判が高まることを少しでも削ごうという意図が働いているように思われるのである。それも各団体が自主的に立ち上がった、というより、どこかの指令によって動き始めたというのが真相に近いと思うのである。そうでなければ、複数の団体が一度に行動しはじめるわけがない。このような勢力によって守られる政権とは何だろうか? その醜悪さを思いながら帰路についた。