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釜山お墓参りをパクったブロガーに画像一覧をいたずらされ見られない記事がありますが発見次第修正していますのであしからず。

MRI検査が苦手な人へ、オープン型MRI装置を開発 「脳ドック」医新クリニック

2018年06月26日 | 医師・医療・健康



(6/26(火) 16:56 夕刊フジ)

不安感が増す騒音も小さくなった「オープン型MRI装置」



【どこまで分かる その検査】

 ある日、突然襲ってくる脳卒中。50歳以上で動脈硬化が進む生活習慣病をもっている場合、1度は「脳ドック」を受けてリスクを調べておいた方がいいと思っている人は多いはずだ。

 一般的にはMRI(磁気共鳴画像)装置を使って、脳の断面図(MRI)と脳の血管像(MRA)を撮影する検査が中心となる。しかし、実際にはこの検査が受けられない人が少なくない。普及する通常のMRI装置はトンネル型で、頭を狭い空間に囲まれる。「閉所恐怖症」の人だと気分が悪くなってしまうのだ。

 そんなMRI検査を苦手とする人に配慮して開発されたのが「オープン型MRI装置」だ。5年前に導入した「医新クリニック」(東京都板橋区大山町)の安尾信院長が説明する。

 「オープン型は装置の頭の入る部分が1本柱構造の『コの字型』で、頭の周囲320度は囲まれず開いています。それにトンネル型は検査中にものすごい大きな検査音が響きますが、その騒音もオープン型では10分の1以下です。検査時の圧迫感や威圧感はかなり抑えられています」

 同院には、ネットで調べて来たり、他院からの検査代行などでトンネル型MRIが苦手な人が多く訪れる。しかし、すべての人がオープン型MRIで検査が可能になるとは限らない。脳MRI検査では、どんな型の装置でも頭部に「コイル」という鳥カゴのような形をした器具を装着しなくてはいけない。その時点でダメな、重度の閉所恐怖症の人も2~3割はいるという。

 では、オープン型とトンネル型では、同じMRI装置でも何が違うのか。MRIは強力な磁石が作り出す磁場の働きを利用して、体内を描写する。それはどちらも同じだ。

 「使う磁石が違うのです。トンネル型は電流が輪になった導線の中を通り磁場を作る『超電導磁石』で、磁場の方向が水平なる。一方、オープン型は外部から電流を与える必要のない『永久磁石』を使っていて、磁場の方向が垂直になる。そのため装置の開口部が輪状でなくていいのです」

 一般のMRI検査で使われている磁場強度は、トンネル型が1・2~3・0T(テスラ)で、オープン型が0・2~0・4T。得られる情報量は磁場強度に比例するので、オープン型の方が画像の分解能力が若干落ちるが、それでも通常の診断にはほとんど影響はないという。同院のオープン型(0・4T)での脳MRI検査でかかる所要時間は、セッティングなどを含めトータル30分ほどだ。

 【検査費用は?】

 医新クリニックの脳ドック(MRIとMRA)は、1万8900円(税込み)。予約制で、結果は約2週間後に郵送される。


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