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釜山お墓参りをパクったブロガーに画像一覧をいたずらされ見られない記事がありますが発見次第修正していますのであしからず。

コロナ禍の「熱中症対策」に!上手な「換気」の方法とは?

2020年08月25日 | 医師・医療・健康

(8/25(火) 12:07 OurAge)

三宅 康史教授



毎年暑さがパワーアップしているように感じる夏!今年はうだるような暑さに加えて、新型コロナウイルス感染症対策のために換気も欠かせない。でも、窓を開けると冷房は逃げてしまうし、屋内での熱中症も心配…。今回は、「熱中症対策」と同時に「上手に換気」する方法についてご紹介。

帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長の三宅康史さんは、熱中症のエキスパート。熱中症の危険性は十分認知されているが、三宅先生からは「熱中症はもはや災害です」という言葉が!

過去のデータを見ても、6~9月のわずか4カ月の間に、猛暑だった2010年は全国で1,700人、梅雨が短く暑い夏が長かった2018年は1,500人もの方が熱中症で亡くなっている。

熱中症には2種類あり、スポーツや仕事などの活動中になる「労作性熱中症」と、日常生活の中でなる「非労作性熱中症」があるのだそう。以前は炎天下に屋外で活動しているときになるイメージがあったが、近年は室内での発症例も増えている。

「“労作性熱中症”は若年~中年男性に多く、屋外で活動しているときに数時間で急激になりますが、予後は比較的いいのです。一方、“非労作性熱中症”は高齢の男女に多く、屋内で数日かけて徐々に悪化してしまい、予後がよくないのが特徴です」(三宅先生)

もちろん、熱中症対策ではエアコンで室温を下げることも欠かせない。ダイキン工業の重政周之さんと野呂朋未さんが教えてくれた、「コロナ禍の『熱中症対策』と『換気』を上手に両立させるポイント」がこちら!

【1】24時間換気システムと窓開け換気が基本
まずは換気の基本から。
「ほとんどのエアコンは、室内の空気を循環させるだけで換気ができません。家のお風呂に浴室乾燥機がついている方は、そのパネルをチェックして”24時間換気”のボタンがあるかどうか見てみてください。24時間換気のシステムが備わっている場合はこれをオンに。また、このシステムがついていても、定期的な窓開け換気は必要です」と重政さん。

24時間換気の機能は、2003年以降の住宅には備わっているので、ついている場合はぜひ活用を。ちなみに、窓は対角線上にある離れた2カ所の窓を開けると換気がスムーズ。また、1時間に1回10分換気するより、30分に1回5分換気するほうが効果的だ。

【2】換気効果がアップする窓開けのポイント
換気は「入り口の窓を小さく、出口の窓を大きく開ける」がポイント



いざ換気をしよう、と思い立っても、今日は風が通らないなという時もあるし、そもそも風通しがよくない位置に窓がある、ということも。それでもしっかり換気できる方法がこちら。

◆入り口の窓を小さく、出口の窓を大きく開ける
細く開けた窓からは勢いよく風が入るので、室内の空気を力強く押す効果があり、部屋の空気が入れ替わりやすくなる。

◆窓が1つなら窓の外に向けて扇風機をオン
対角線上に窓がない、そもそも2つ窓がない…という場合には扇風機などを窓の外に向けて置こう。こうすると、室内の汚れた空気を外に出すことができ、換気につながる。

◆風が通らない場合はキッチンの換気扇を強に
家の中で一番換気能力がパワフルなのが、キッチンの換気扇。窓を開けても風が通ってないなと思ったら、換気扇を強運転すると換気のサポートに。

【3】換気しながら節電も!


とはいえ、こまめに窓を開けるとやっぱり電気代が上がるんじゃない?と心配に…。でも同じ換気をするのでも、工夫次第で電気代が抑えられる。

◆換気のときはエアコンはつけっ放しに
窓を開けると暑い空気が入ってくるので、暑さ対策のためにスイッチは切らないで。また、オンオフの際に一番電力を使うので、切らないことがかえって節電に。

◆室外機から離れたほうの扉を開ける
「エアコンの室外機からは熱い空気が出ているので、窓を開ける際に室外機から近い扉を開けると、熱気がエアコンに行き、負荷が上がってしまいます」と重政さん。負荷がかかれば消費電力が上がり電気代がかかるので、室外機から離れた方を開くのが大事なのだそう。

◆室外機の周りは整理整頓を
外気との熱交換をするのが室外機の役目。周りに物を置いて空気の流れが滞ると、熱をうまく逃がせず周辺温度が上がるし、消費電力が高くなってしまう。近くに物を置いてないかチェックしてみて。

◆フィルターは2週間に1回掃除する
1年間エアコンのフィルター掃除をしないと、2カ月に1度掃除をした場合と比べて、年間で約25%も電気代がアップするというデータも! 本体から外して掃除機でホコリを吸えば完了なので、やってみる価値アリ!


まだまだ家で過ごす時間が多くなりそうなこの夏。しっかり冷房も換気もしながら、おうち時間を楽しもう!

三宅 康史教授
帝京大学医学部附属病院
高度救命救急センター センター長
帝京大学医学部救急医学講座 教授
1985年 東京医科歯科大学医学部卒業 同年 東京大学医学部附属病院救急部入局、その後 公立昭和病院 脳外科、外科、救急部(ICU)、昭和大学医学部救急医学講座/救命救急センター、さいたま赤十字病院救命救急センターを経て、2003年より昭和大学医学部救急医学講座 准教授、2012年 同 教授、2016年より現職


◆資料提供/ダイキン工業
 





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