つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

HAPPY BIRTHDAY TO ME !!

2005-11-09 22:19:24 | つれづれ
私事ですが・・・
本日11月9日、誕生日を迎えました。
また1つ、年を取った。
誕生日といっても、もちろんいつもと何の変わりもない1日なのだけど、やはり今日は特別。年を取るのは嫌だなぁ、いつもはこの日だけすっ飛ばしてくれたらいいのに・・なんて思ってしまうのだが、本田美奈子さんの告別式の今日、考えが変わった。
誕生日は自分が1年、無事に生き長らえた証拠だ。それを忌み嫌うなんて間違っている、と。

「去年の今日、何をしていたか?」と問われても答えることなんてまず無理だろう。だが誕生日は違う。1年で一番特別な日だから結構覚えているものだ。
昨年は?
昨年は、自分にご褒美ということで「エリザベート」観劇。神々しい山口トートを見てうっとりしてたっけ。
その前の年は仕事だったなぁ。当時は付き合っていた人がいたけど「素直に祝っていいのかどうか・・・」と言われて凹んだなぁ。そんな高齢(?!)なわけでもないのに、彼は毎年そう言った。何で素直に「おめでとう」って言ってくれないのか不満に思ったものだ。
結婚まで考えた彼にはお花をもらったなぁ。「9日は家にいてよ」と念を押され、??と思いながら家で待機していたら、彼からお花が届いたのだ。
ある年は一人でショッピングして自分に指輪を買ったこともあったっけ。
嬉しい時も、寂しい時もあったけど、いい思い出。

今年も休みを取って、誕生日を一人ですごした。(家に家族はいるけど)
いつものように家でゆっくりするのがもったいなくて、映画とショッピングに出かけた。映画は三島由紀夫の「春の雪」。雅な三島文学色が色あせることなく見事に映像化されていて、いい時間を過ごすことが出来た。その後、本を買ったりショッピングしたりしたのだが、何だろう、いつもしていることと同じなのに、何か違うのだ。
やっぱり特別な日だからだろうか。

家に帰ると母がケーキを買ってきていて、ささやかなお祝いをしてもらった。食後、久しぶりに自分の小さい頃の写真が見たくなってアルバムを開いた。一杯ある生まれたての写真を見ると、これが私かぁ、なんて不思議に思ってしまう。私にもこんな時期があったのね。写真以外に、小さい頃に書いた絵が何枚も保存されていて懐かしいやら恥かしいやら。
ちなみに添付した写真もアルバムの中のもの。左上にある写真で私を抱いているのは母方の祖母。祖母はこの後少しして亡くなってしまったため、祖母の記憶は全くない。着物姿が時代を感じさせる・・・

今日、私は母が私を出産した年齢になった。
そして母が母(祖母)を失った年齢になった。
今の私には、当時病気の子供を抱えながら必死で私を産んだ母のような強さがあるだろうか?
誕生日の今日、私を産んでくれた母に心から感謝をしたいと思う。

※ちなみにプロフィール欄にも小さい頃(当時1歳)の写真をアップしました。どことなく「火垂の墓」の節子みたい。