黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

数日間の生活態度

2018年09月09日 23時31分09秒 | ファンタジー


6日未明の地震から数日が過ぎた。震源に近い被災地にいるわけではないのに、まだ完全には日常の生活に着地していない感じがする。また来るかもしれない、という恐怖感とはまったく違う。
何も当てはないのに、どこかへ行って何かやっておかなくてはならないといった、焦りに似た感覚がずっとつきまとう。
2日ぶりに電源が入ったテレビに映し出された被災地の甚大な被害を見て、軽い錯乱を起こした時点からまだ立ち上がれないからなのか。


大昔の暗闇を取り戻した2日間だった。はなは、蝋燭の赤い火に向かってグルルグルルと唸る。初めてユラユラした火の光りを見て興奮が収まらない様子。
冷蔵庫の温度がジワジワ上がり、食べ物が生々しく生き返っていく。食べられなくなる前にどんどん食う。はなの晩飯は好物の缶詰大盛りになった。食いきれなければ、避難所にいるヒトとネコたちのために炊き出しでもしようか。


私は何もすることがないので、酒飲みすぎ、つまみ食いすぎ。コンビニやスーパーマーケットに食料がないというのに、この家の住人だけは腹の皮を突っ張らせている。
ラジオはずっと地震の情報を流しているが、何だか実感がわかない。耳からの刺激に疲れて暗い屋外に出ると、ゴッホがイメージした満天の星空が広がっていた。その一部は被災地の空の方にも流れていた。(2018.9.9)

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