黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

ウッドストックのDVD

2016年10月11日 11時45分20秒 | ファンタジー

 数日前のこと。ふと、十代に一度だけ見た映画、ウッドストックフェスティバルの騒音の中にもう一度どっぷり浸かりたいと思った。ジャニス、コッカーの後ろにいたレオン・ラッセル、CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)、CSN(クロスビー・スティルス・ナッシュ)、ザフー、早世したジミー・ヘンドリックスなど、懐かしくて泣けてしまいそうな面々が浮かぶ。
 実は数年前から、断続的にその衝動がよみがえっている。その度に、DVDを手に入れたいと思うのだが、なかなか購入の決心がつかない。きっと、家のブルーレイデッキにかけたとたん、妻は耳障りだと怒り出し、はな は鼓膜が破れると大きな声で文句を言うだろう、と私の心がビビってしまうからなのか。ちなみにストーンズのライブ版DVDは持っている。
 ところで、家には元々、パイオニア製の古風なセパレート型ステレオ一式があったが、若いころ、音楽好きの独りよがりの趣味にまかせて、ソニー製のプリメーンアンプとそのころ流行だったダブルのテープデッキを買った。その数年後、スピーカーをダイアトーンの3ウェイに取り替えた。安物のテープデッキは早々に、そこそこの値段だったスピーカーも二十年くらい経つころには調子が悪くなった。今では家でほとんど音楽を聞かなくなったので、埃をかぶったスピーカーはつながったままでも支障はないが。二台目の東芝製ビデオ・DVDデッキは壊れたわけではないが、線を外されて置物になっている。
 今でもシャンとしているのは、ソニーのアンプとパイオニアのレコードプレーヤー、ラジオチューナー。十数年前ころ、レコードプレーヤーのターンテーブルを回すゴム輪が劣化したので、直接パイオニアに電話したら替えの製品をすぐ送ってくれた。パイオニアがリストラでゴタゴタしているのは残念だ。ナガオカのレコード針も替えを二本手に入れたが、使うことはもうないだろう。
 そんなわけで、若いころに興味のあったことがランダムにぶり返してきて、ジワジワと私の精神を侵食してきているような気がする。こういう気持ちは年寄りに共通するものなのか、この傾向に素直に従った方がいいのか、それとも、このままだと世にも迷惑なわがまま老人になってしまうのか、今のところ判断はつかない。(2016.10.11)


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