カラスの行水というフレーズはよく耳にするが、私はもの心ついてからこの方、そんなカラスにお目にかかったことがない。ところが、季節外れの高温が続いていた2週間あまり前、知り合いの家に向かう途中、スズメが道路の水たまりで遊んでいるところに出くわした。遠くから撮った写真なので写りは悪いが、ずいぶんと念入りに何度も水の中で羽をばたばたさせていた。以前、スズメが公園の噴水のしぶきを気持ちよさそうに浴びているのを見たことはあったが、車や人通りのある道路上の行水にはびっくり。
この日を境に、この地の気温は急激に下がった。今は、4月ころの天候に逆戻りしたかのように寒い。5月末に植えたトマトの苗、ビーンズの種などは寒さに震えいじけてしまった。唯一順調なのは春大根の葉っぱ。だが、大根ばかり大きくなっても始末に困る。一昨年のこと、大根おろしが消化にいいなどという俗説を信じて、辛いのを我慢して大量に食べたら胃腸がただれた。耳学問に頼らず、自分の味覚をほどほどに信じるべきだろう。味覚音痴の私の場合は、食す前に、食通、はなに伺いを立てることにしている。(2018.6.20)
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