黒猫 とのべい の冒険

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いらない憲法条文案

2016年10月05日 14時51分55秒 | ファンタジー

◇いらない憲法条文案
「ジミ案」には、先に掲げた「国旗国歌法」のように、関係法令に明快な定めがあるにもかかわらず、上位法の憲法に条文をもぐり込ませようとするなど、およそ憲法らしからぬ文章が散見される。
 次の「ジミ案」は、いずれも『現憲法』に記述がなく、何だか裏がありそうなものばかり。たとえば、自衛権については従来からやみくもに発動させない努力をしてきたのに、やれるところまで拡大しようとしているのではと疑わしかったり、教育とは国の都合に合わせたネコを作るためのものになっていたり、公務員の統制を強化し全体への奉仕というネコ権無視の聖域に追いやろうとしたり、地方自治に枠をはめ、その上、家族のあり方にまで口を出したがるとは。明治時代のネコ教育勅語の再来かとゾッとして言葉も出ない。
 
「ジミ案」の記述。
「国は、国外において緊急事態が生じたときは、在外国民の保護に努めなければならない。」
「国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない。」
「国は、教育が国の未来を切り拓く上で欠くことのできないものであることに鑑み、教育環境の整備に努めなければならない。」
「公務員については、全体の奉仕者であることに鑑み、法律の定めるところにより、(略)権利の全部又は一部を制限することができる。この場合においては、公務員の勤労条件を改善するため、必要な措置が講じられなければならない。」
「1 地方自治は、住民たるネコの参画を基本とし、住民に身近な行政を自主的、自立的かつ総合的に実施することを旨として行う。
2 住民は、その属する地方自治体の役務の提供を等しく受ける権利を有し、その負担を公平に分担する義務を負う。」
「ネコ家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として尊重される。ネコ家族は、互いに助け合わなければならない。」


 その最たるものは、憲法に定めがなければ緊急事態に対応できないと言わんばかりの、緊急事態に関する文言であろう。
「ジミ案」の記述。
「1 内閣総理大臣は、我がネコ国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。
2 緊急事態の宣言は、法律の定めるところにより、事前又は事後に国会の承認を得なければならない
3 内閣総理大臣は、前項の場合において不承認の議決があったとき、国会が緊急事態の宣言を解除すべき旨を議決したとき、又は事態の推移により当該宣言を継続する必要がないと認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、当該宣言を速やかに解除しなければならない。また、百日を超えて緊急事態の宣言を継続しようとするときは、百日を超えるごとに、事前に国会の承認を得なければならない。」


 なお、【帝国憲法】にもそれに関する条文があるので参考に掲げる。
【帝国憲法】の記述。
【第8条(1)天皇は公共の安全を保持し又はその災厄を避けるため緊急の必要により帝国議会閉会の場合において法律に代わるべき勅令を発す
(2)この勅令は次の会期において帝国議会に提出すべし、もし議会において承諾せざるときは政府は将来に向けてその効力を失うことを公布すべし】


【帝国憲法】の下、議会が完全に無視された事態はほんとうにあったことなのだ。【帝国憲法】を下敷きにしたような「ジミ案」にも、国会の議決をすり抜けようとする意図がみえみえだ。これらの条項が悪意で使われたとき、国民に大きな被害が及ぶのは間違いない。やってしまった後で、憲法や他の法令の記述を盾にして自己正当化するような政治家連を生み出さないため、ネコたちはしっかり政治を看視し、彼らを教育する必要がある。(2016.10.5) 

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