株と浮き世の話

身近な話題と終活の迷い道

河川の災害は理論的に必然性をもっている

2015-09-12 20:47:01 | 日々の生活
18号台風による水害は鬼怒川の決壊をはじめ多くの河川で被害が出てそれに対して様々な問題点が指摘されている。
誰も言わないのだが浸水した区域は概ね昔の遊水池だったところだ。元来の河川は洪水になると、途中の遊水池に水を滞留させながらバランスをとって流れ遊水池を含めて河川を形成していたが、今は土地の有効利用の為に堤防を築き河川改良(??)をしてきた。しかし河川と言うものは改良すればするほど流速が早くなり上流に降った雨の到達時間が早くなって結果的に流量が増すという宿命を持っている

被害者には気の毒だが、決壊した河川の下流ではそのために水害から救われた地域もあるのだ。河川とはそのようなメカニズムで成り立っていると考えたほうがいい。
災害の警報の伝達も大事だが、住民は昔の遊水池に住んでいると言う自覚が一番大事なことだ。m(_ _)m しかし本当の事を言うと、河川屋も政治家もクビが飛ぶので民主主義は難しい。 
昔の土木屋 <(_ _)>